2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 美学・宗教論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 石浜 弘道 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | W12C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 救いと癒しを求めて永遠なるものを追求する私たちの避けがたい営みは、端的に美的世界と 信仰的生き方をその対象にせざるを得ない。そこで美の普遍性と癒しの形態、宗教の世界の救いの現実性とそのあるべき姿を考察する。 この授業を通して、人間の力の生み出す崇高な世界と人智を超えた信の世界の豊かさを理解することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンライン授業を実施 |
履修条件 | 選択 文化教養サブメジャー・コース設置科目 教養教育科目、両コース共通 関連科目として「哲学」を受講することが望ましい |
授業計画
第1回 | 芸術・宗教と私たちとの関わり、及びそれらをどのように理解したらよいのかを基本的に考える 【事前学習】自分の身近にある芸術作品や宗教行事についていろいろ考えてみること(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
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第2回 | 美と芸術 美とは何か。美における真理性と虚偽性の問題および他の学問領域との比較から美の独自性を考察 【事前学習】 前回調べた芸術作品や宗教行事をさらにインターネットや図書館等で詳しく調べておくこと(120分) 【事後学習】「1章」の授業内容の中心テーマでもある「美の特徴」をノートで再確認すること(120分) |
第3回 | カントの主観主義的美学(1) 芸術の語源と分類を通しての芸術一般の概観をおこなう 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第4回 | カントの主観主義的美学(2) カントはいかにして美の普遍性を証明しようとしたか 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第5回 | ガダマーの存在論的美学のカントの主観主義的美学との違いとその特徴 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「1章」の授業内容全体の中の主要テーマである「存在論的美学と主観主義的美学それぞれの美に関する考え方の違い」をノートで再確認すること(120分) |
第6回 | シューペンハウワーの哲学は芸術的救済の可能性を語っているがその妥当性は? 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第7回 | 芸術と宗教の調和と対立(1) 芸術における慰めと救いを目指して、調和という観点からーシュライエルマッハー 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第8回 | 芸術と宗教の調和と対立(2) 芸術における慰めと救いを目指して、対立という観点からープロテスタントの立場 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「2章」の授業内容の主なテーマである「芸術と宗教は調和しているにもかかわらず両者の対立はなぜ起こるのか」をノートで再確認すること(120分) |
第9回 | キルケゴールの実存主義と芸術批判から宗教へーー生の三段階 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第10回 | 神の存在証明をめぐってーーカントの神の存在証明批判と道徳的証明の是非 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「テキスト4章」の授業内容の主要テーマである「カントの神の存在証明批判」をノートで再確認すること(120分) |
第11回 | 宗教的シンボル論ーー宗教の世界の解明する方法論として 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第12回 | 宗教的愛 キリスト教のアガペーを徹底して実践したイエスの姿を考える 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「テキスト6章」の授業内容の主要テーマである「イエスの愛と十字架の意味」をノートで再確認すること(120分) |
第13回 | 神秘主義の世界ーー癒しとエクスタシーを通しての私たちの生の極致を考える 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をノートで再確認し、不明な点は次回にメールで質問すること(120分) |
第14回 | 宗教の未来 宗教にかかわる私たちの能力として今日霊性というものが話題となっている。だがそれは「人間に固有のものなのかあるいは単なる幻か」の吟味を通して、宗教の新たな可能性を考える 【事前学習】当該の授業内容箇所の難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「8章」の授業内容の主要テーマである「宗教的能力としての霊性の可能性」についてノートで再確認すること(120分) |
第15回 | 授業全体に対する総括とレポート課題の解説 【事前学習】授業内容全体をノートで復習し、不明な点は参考書、辞書、ネット等で調べること(240分) 【事後学習】(0分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
石浜弘道 『芸術と宗教』 北樹出版 2012年 第一版
在庫数が少ないため、本の希望者はインターネットによる古本での購入も考えてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
緊急事態により対面授業が最後までできないので、平常試験・定期試験は行わずメディア授業で毎回行っている課題レポートのみによる総合評価とする。 |
質問への対応 | 即答できない場合はメールで回答 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス、ishihama.hiromichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
芸術や宗教の世界はその経験が重要となるので、授業で学んだことに種々の方法により直接触れ体験することが望ましい。 |