2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)化学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 三五 弘之 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X25A |
クラス | 全学科・全クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義は教職課程の履修生を対象とした科目であり,「高等学校における化学の講義を担当することができるようになる」ことを学習到達目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を参照しながら,板書を中心とした授業を行う. 理解を深めるために,演習問題を課すことがある. なお,新型コロナウイルス対策としてメデイア授業などに授業形態を変更することがある. |
履修条件 | 教職必修 |
授業計画
第1回 | 1. 化学とは 1) 高等学校「化学」の指導要領を理解する. 2) 原子論の歴史的変遷を学ぶ. キーワード:学習指導要領,元素,科学,化学 |
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第2回 | 2. 元素と周期律(1) テーマ:1)原子構造の解明過程を知る,2)原子を構成する基本的粒子の性質を理解する キーワード:原子核,陽子,中性子,電子,質量数 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第3回 | 2. 元素と周期律(2) テーマ:3)原子内の電子と量子数との関係を理解する,4) 量子数と軌道の関係,および軌道のエネルギー準位について理解する,5)軌道の形を知る キーワード:電子配置,構成原理 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第4回 | 2. 元素と周期律(3) テーマ:6)原子及びイオンの電子配置を自分でつくれるようになる,7)電子配置と周期表の関係を知る キーワード:パウリの排他律,フントの規則,sブロック元素,pブロック元素,dブロック元素,fブロック元素 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第5回 | 3. 化学量論 テーマ:1)アボガドロ定数とは何かを知る,2)モルの概念を学ぶ,3) 原子量および分子量の定義を学ぶ. キーワード:アボガドロ定数,原子量,分子量,質量数,同位体,原子質量単位 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第6回 | 4. 物質の構造と化学結合(イオン結合) テーマ:1) 化学結合に関与するエネルギー(イオン化エネルギー,電子親和力)を学ぶ,2) イオン結合とはどのような結合か? キーワード:イオン結合,イオン化エネルギー,電子親和力,陽イオン,陰イオン <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第7回 | 4. 物質の構造と化学結合(共有結合) テーマ:3) 共有結合における電子の関わり方,及びイオン結合との違いを理解する,4) 混成軌道と分子の構造を学ぶ. キーワード:共有結合,電気陰性度,価電子,不対電子,孤立電子対,共有電子対,混成軌道 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第8回 | 中間試験(レポート) テーマ:第1回から第7回までの講義に関する設問について解答し,レポート形式で提出する. <準備学習>(3時間) 第1回から第7回までのテーマおよびキーワードに関して,講義ノート,教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(1時間) 設問およびその関連事項について,不明な点を残さないように復習する. |
第9回 | 5. 物質の状態(1) テーマ:1) 物質の三態とは何か,2) 気体の性質と状態方程式を学ぶ. キーワード:物質の三態,ボイルの法則,シャルルの法則,気体の状態方程式,理想気体,実在気体 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第10回 | 5. 物質の状態(2) テーマ:3) 溶液の濃度の表し方にはどのようなものがあるか,4) 溶液の性質を溶媒の性質と比較して理解する. キーワード:容量モル濃度,質量モル濃度,蒸気圧,沸点上昇,凝固点降下,浸透圧 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第11回 | 5. 物質の状態(3) テーマ:5) 固体の構造に関し,結晶と非晶質固体を比較して理解する. キーワード:結晶,非晶質固体,結晶系,格子定数 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第12回 | 6. 化学平衡論 テーマ:1) 質量作用の法則とは何か?,2) 溶解平衡を例に「化学平衡」の概念を知る. キーワード:化学平衡,質量作用の法則,溶解度,溶解度積 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第13回 | 7. 化学反応 テーマ:1) 酸・塩基反応のしくみを知る,2) pHの求め方を理解する,について学ぶ. キーワード:酸,塩基,pH,中和反応,塩(えん) <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第14回 | 7. 化学反応 テーマ:3) 酸化還元反応とはどのような反応か?,4)酸化数の決め方について学ぶ. キーワード:酸化,還元,酸化還元反応,酸化数 <準備学習>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. |
第15回 | 最終試験(レポート) テーマ:第9回から第12回までの講義に関する設問について解答し,レポート形式で提出する. <準備学習>(3時間) 第9回から第14回までのテーマおよびキーワードに関して,講義ノート,教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(1時間) 設問およびその関連事項について,不明な点を残さないように復習する. |
その他
教科書 |
小林憲司・三五弘之・中村朝夫・南澤宏明・山口達明・渡部智博 編著 『化学の世界への招待(第2版)』 三共出版 2019年 第2版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
中間試験(レポート),最終試験(レポート),毎回の課題レポートおよび動画授業の視聴状況により評価する. |
質問への対応 | メールで対応する.(点数の問い合わせなど,成績に関する件は不可) |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館822研究室,sango.hiroyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
「教える人は,教わる人の何倍もの時間をかけて学修する必要がある」ことを意識して取り組んで下さい. |