2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)数学科教育法Ⅰ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 平田(河野) 典子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y15C |
クラス | 数学科の学生用クラス(新課程) |
概要
学修到達目標 | 学習指導要領に示された教育目標を達成するためには、教えることの内容の表面的な知識だけでは不十分であり、数学の諸分野に対しての深い知識が求められる。そのため、学問的背景にも留意しながら、学習内容の理解を深めていく。また、絶えず生徒を観察し、指導方法を工夫する姿勢を身につけるため、アクティブラーニング・情報機器教材の活用等、様々な学習指導理論をふまえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行い、指導案作成ができるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
学習指導要領の内容等に関する全体での講義、グループでの討論や指導案作成、模擬授業をとおして、上記の到達目標の達成を図る。 |
履修条件 | 教職科目の必修科目(新課程) |
授業計画
第1回 | シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 CST ポータルによる授業方法の説明。 この授業の到達目標と進め方。 学習指導要領全体の構成。 [事後学習] 学習指導要領解説を概観し構成を確認する。(120分) |
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第2回 | CST ポータルによる授業内容・課題提示。 教育課程の意義(「教科の目標」、 各学年の目標など) [事前学習] 中学指導要領解説第2章「数学科の目標」の概要を把握し、疑問点を明らかにしておく。(120分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第3回 | CST ポータルによる授業内容・課題提示。 指導計画の作成と内容の取扱い。 数学的活動と教師の役割 [事前学習] 中学指導要領解説第4章「指導計画の作成と内容の取扱い」の概要を把握し、疑問点を明らかにしておく。(120分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第4回 | この時点で出校禁止が続いていた場合、授業方法をCSTポータルで周知。 中学校の学習指導要領を熟読し、新課程との差分を考えた指導上の留意点を理解。高等学校の学習指導要領とその解説における新課程の骨子を併せて考察する。 [事前学習] 上記に関する指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第5回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の方針を踏まえた「簡単な指導案」作成の手順の説明。特に評価基準に関する説明を付与しながら、新課程との差分を考慮して、どのように学習指導細案を作るべきかを考えさせる。 [事前学習] 上記に関する指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第6回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の方針を踏まえた「簡単な指導案」作成の手順の説明を継続する。新課程との差分を考慮して、どのように学習指導細案を作るべきかを考えさせる。簡単な指導案を受講生に提案させることを予告する。 [事前学習] 学習指導細案を作成する単元を選んで要点を纏める。(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第7回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「学習指導細案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。新課程との差分を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせ、移行措置で重きをおかれている中学校の分野から開始。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(中学校1)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第8回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「学習指導細案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。新課程との差分を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせ、移行措置で重きをおかれている中学校の分野から開始。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(中学校2)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第9回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「学習指導細案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。新課程との差分を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせ、移行措置で重きをおかれている中学校の分野から開始。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(中学校3)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第10回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「簡単な指導案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。高等学校の新指導要領の指針を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせる。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(高等学校1)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第11回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「簡単な指導案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。高等学校の新指導要領の指針を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせる。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(高等学校2)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第12回 | オンラインリアルタイム授業。下記をMeetむけに修正した方法をとる。 中学校・高等学校の学習指導要領とその解説、また文部科学省による新指導要領の骨子を説明しながら「簡単な指導案」作成の手順を前回に続き説明して、指導案例の説明および実践を可能な限りMeetで試みる。高等学校の新指導要領の指針を踏まえてどのように学習指導細案を作るべきかを考えさせる。受講生を指名し実際に学習指導細案を作成してもらい、Meetで画面共有しながら討議して相互評価し合う。 [事前学習] 学習指導細案作成・紹介・相互検討・相互評価(高等学校3)(180分) [事後学習] 講義中に提起された問題について考察し纏める。(180分) |
第13回 | オンラインリアルタイム授業。 これまでに作成した指導案に基づいた相互検討・相互評価 総まとめ1。 数学的内容や表現に関する正確さについても点検する。 [事前学習] 学習指導細案の過去の紹介例を比較検討する。(120分) [事後学習] 本時の模擬授業についての評価、改善すべき点を纏める。(120分) |
第14回 | オンラインリアルタイム授業。 これまでに作成した指導案に基づいた相互検討・相互評価 総まとめ2。 数学的内容や表現に関する正確さについても点検する。 [事前学習] 学習指導細案の過去の紹介例を比較検討する。(120分) [事後学習] 本時の模擬授業についての評価、改善すべき点を纏める。(120分) |
第15回 | 平常試験とその解説(学習指導細案を提出) [事前学習] 第1回から14回までの内容を総復習する。(120分) [事後学習] 解説をもとに、平常試験の解答を検討する。(120分) |
その他
教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領解説(平成29年告示) 数学編 』 日本文教出版大阪 2018年
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説(平成30年告示)数学編 理数編』 学校図書株式会社 2019年
なお、『高等学校学習指導要領解説(平成30年告示)数学編』は2019年3月刊行予定であり、文部科学省ホームページよりダウンロード可能。
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参考書 |
資料は、必要に応じて配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
指導案最終版の内容等を問う平常試験すなわち「中学校と高等学校それぞれの数学の学習指導細案の提出状況と内容」60パーセントおよび「CST Portal IIによるレポート提出状況と内容」40パーセントによる総合評価とする。 |
質問への対応 | 授業時に随時 もしくはオフィスアワーに研究室にて |
研究室又は 連絡先 |
研究室はタワースコラ14階1407室、メールアドレスは初回授業で配付 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:40 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
数学の教員を目指すためには、数学をいかに分かりやすく、かつ正確に教えることが出来るかということが大切であり、そのための能力を磨くことは言うまでもなく必須です。楽しく明快な授業が出来るよう、一緒に考え、工夫しましょう。なお、受講者は数学科学生に限らせていただきます。 |