2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)理科教育法Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大久保 尚紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y26D |
クラス | 新課程 |
概要
学修到達目標 | 理科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書中心とした講義形式で行う。また、出席をかねて毎回レポート作成や小テスト等を行う。 |
履修条件 | ①H31(R1)年度入学生(編入生)からの新課程学生が対象。旧課程の学生は,駿河台では金曜日・前期・6限の同科目を受講すること。 ②第1回に授業を進める上で重要な事を説明するので必ず出席のこと ③教職の登録をし受講料を支払っている事。 ④公立高校受験問題程度(中学理科)に関しての基礎学力が無ければならない。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/理科教育法Ⅰの振り返り 【事前学習】理科教育法Ⅰでの配プリントを見直してくる(240分) 【課題】実験室での危険な箇所を考える |
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第2回 | 学習指導要領(中学理科)の内容について(化学・生物・地学の振り返りの上で、物理に 重点を置いて)/中学理科第一分野(主に物理)に関しての能力評価試験 【試験】次週,一次返却し誤解答した点に関して認識させる。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(240分) |
第3回 | 1wの課題の結果と採用試験の例から教員として注意する危険を考える 【事後学習】配布プリントに関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(240分) |
第4回 | 。能力評価試験の結果から学力実態を考える/ 学習指導要領(高校理科)の目標と全体構造等の概要について 【事後学習】配布プリントに関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(240分) |
第5回 | 自宅でもできる高校理科の実験について(説明)。講座後半の模擬授業の説明。 【事前学習】高校の学習指導要領と指導要領解説の理科の範囲に目を通す。特に物理基礎・物理の範囲に関して熟読して重要な点を把握しておくこと。(180分) 【事後学習】自宅に届いた実験キットを開けて,一覧でパーツの有無を確認をする。(60分) 【課題】課題はGoogleFormにて回答。次回,解説を行う。 |
第6回 | 自宅でもできる高校理科の実験1(電気抵抗率測定)を行い,グラフの取り扱いと併せてエクセルでの近似線の数式表示を利用して計算を確かめる。 【事前学習】届いた実験キットの下準備(導電性テープ・極細導線の整理)を行っておく。中学校の教科書を参考にしてオームの法則を復習しておく。(240分) |
第7回 | 自宅でもできる高校理科の実験2(等電位線)を行い,電流線の流れを想像する。また,静電シールドの実際を確かめる。 【事前学習】届いた実験キットの黒紙2枚に見本をまねして導電テープを貼っておく。(60分) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(180分) |
第8回 | 自宅でもできる高校理科の実験3(電気抵抗率の温度変化)を行い,金属的変化と半導体的変化がある事を知る。 【事前学習】第6回の実験の延長であり,高校では実験を行っている人が非常に少ない部分なので,その基礎となる第6回の実験の結果を整理してあること。高校教科書での取り扱いを確認しておく。(120分) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(120分) |
第9回 | 自宅でもできる高校理科の実験4(仕事当量(水の比熱)を求める)を行い,電気エネルギーが熱エネルギーに変換される上での関係を理解する。 【事前学習】通常の温度計では自宅で実験できない。これは整備されていない高校でも同様である。しかし第8回の実験で用いた半導体を用いることで実験が可能となる。その難しさを事前に調べておくこと。また,第8回の実験の結果をしっかり整理しておくこと。また,高校教科書での取り扱いを確認しておくこと。(120分) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(120分) |
第10回 | 自宅でもできる高校理科の実験5(光の干渉)を行い,簡単な道具で干渉を実演できるようにする。 【事前学習】様々な光の干渉に関する高校教科書での取り扱いを確認しておくこと。(120分) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(120分) |
第11回 | 第5回~第10回で行った実験をメディア授業の作成を行う為の構想をまとめる。 【事前学習】担当する実験の結果を整理する。(240分) |
第12回 | 担当となった模擬授業(メディア授業)を作成する 【事前学習】指導案を完成させてくる。(240分) |
第13回 | 模擬授業について相互に意見交換/指導案・動画改良 【事後学習】意見交換の内容を受けて指導案・動画を完成させる。(240分) |
第14回 | 指導案・動画提出/中学理科(主に物理)に関しての能力評価試験(再試験) 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(240分) |
第15回 | 総括/現在の教育関連問題を考える(小論文) 【事前学習】学習指導案を作成する為に必要な教科書等の情報を集める(240分) |
その他
教科書 |
適宜プリント等配付する。
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参考書 |
文部科学省「中学校学習指導要領」2017年3月
文部科学省「高等学校学習指導要領」2018年3月
文部科学省「中学校学習指導要領解説 理科編」2017年6月
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 理科編」2018年最新版
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成績評価の方法 及び基準 |
A.授業内課題(自宅でできる実験結果報告含む)(20%程度)・B.能力評価試験(20%程度)・C.模擬授業と振り返り(20%程度)・D.学習指導案(20%程度)・E.小論文(20%程度)の総合評価とするが、B.は7割, A.C.D.E.各々5割が最低基準であり、これらの中で1つでも基準に達しない評価がある場合は基本的には単位取得できない。 |
質問への対応 | オフィスアワーにて対応します。 ただし、会議などの場合もありますので、まずメールで連絡下さい。 |
研究室又は 連絡先 |
〒274-8501船橋市習志野台7-24-1日本大学理工学部一般物理 1号館1F 112,111B,125室 大久保尚紀nao@phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp ※メールタイトルには「教職」や「理科教育法」等のキーワードが入っていて適切なものであること ※駿河台校舎にいるときには,教職課程室とその隣室(S605,S606)にいる可能性が高い |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:00 ~ 17:30 教職課程室
水曜 船橋 12:30 ~ 14:00 112室,もしくは125室
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学生への メッセージ |
必要なものは配布します |