2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)生物学概論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 田畑 美幸 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y46A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 中学・高校での生物学教育に必要な内容を学ぶことができる。細胞、生体物質、代謝、遺伝、発生・分化、動物の恒常性、環境、進化、生物の多様性などについて基礎的知識を習得することができる。加えて、最新の生物学と、これに関連したトピックスや知見についても学習が可能である。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
プリント配布と、板書を中心とした講義形式でおこなう。毎回の授業終わりに、学習到達度確認のための小テストを実施する。 |
履修条件 | 予備知識として、化学の初歩的な知識も復習しておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス ・授業形態・履修条件の説明 生物学の概要 ・生物を構成する成分(アミノ酸・タンパク質・糖・脂質) 【事前学習】 シラバスを事前に確認しておくこと。参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
---|---|
第2回 | 細胞の構造とはたらき1 ・細胞の構造と機能(原核細胞、真核細胞) ・細胞を構成する物質(核、ミトコンドリア、葉緑体、リボソーム、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、細胞骨格、中心体、細胞壁、液胞) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第3回 | 細胞の構造とはたらき2 ・細胞と物質の出入り(生体膜、膜タンパク質、エンドサイトーシス、エキソサイトーシス、細胞間結合) ・細胞の活動とタンパク質(細胞周期、体細胞分裂) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第4回 | 代謝1 ・代謝と酵素のはたらき(酵素、反応速度、阻害、エネルギーの受け渡し) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第5回 | 代謝2 ・エネルギーの獲得とその流れ(発酵、呼吸、クエン酸回路、電子伝達系、呼吸商) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第6回 | 代謝3 ・異化、同化(光合成、炭酸同化、カルビン・ベンソン回路、窒素同化) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(60分)。 【事後学習】 次回の中間テストに備え、これまでの板書内容と授業内容と小テストを復習・整理しておくこと(180分)。 |
第7回 | 中間試験&生命の連続性1 ・遺伝情報の発現(DNA複製、転写、スプライシング、翻訳、遺伝暗号、セントラルドグマ、変異) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第8回 | 生命の連続性2 ・生殖と遺伝(染色体、遺伝子の組み合わせ、組換え、検定交雑、性決定、伴性遺伝、連鎖) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第9回 | 生命の連続性3 ・発生と分化(動物の配偶子形成、減数分裂、受精、卵割、発生、器官形成、原基分布図、誘導、細胞死) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第10回 | 生命の連続性4 ・生物の体内環境(内部環境、ホメオスタシス、生体防御、免疫) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第11回 | 恒常性の調節と維持1 ・動物の反応と行動(ニューロン、興奮、伝導、効果器、行動と学習) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第12回 | 恒常性の調節と維持2 ・植物の環境応答(屈性、傾性、植物ホルモン、光周性) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第13回 | 生物の集団1 ・生態と環境(個体群の成長曲線、生存曲線、個体群内の相互作用、個体群間の相互作用、生態系の構成、生態ピラミッド、生態系の物質収支) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
第14回 | 生物の集団2 ・生物の進化(多様性、攪乱、生命の起源、地質時代、動物の変遷、植物の変遷、自然選択) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(60分)。 【事後学習】 次回の期末テストに向けて、第7回~14回までの板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(180分)。 |
第15回 | 試験&生物の集団3 ・生物の分類と系統(ドメイン、界、種) 【事前学習】 参考書等を用いて授業内容を事前に確認して参加すること(90分)。 【事後学習】 板書内容と配布資料と小テストを復習し、学習内容について整理しておくこと(150分)。 |
その他
教科書 | |
---|---|
参考書 |
秋久俊博・長田洋子(編)「生体分子化学 第二版」共立出版 /
石川統・大森正之・嶋田正和(編)「生物学入門 第2版」東京化学同人 /
中学・高校の生物教科書(例:「中学教科書」大日本書籍、「Biology」東京書籍) /
高校の生物問題集(例:河合塾生物科(編)「らくらくマスター生物基礎・生物」河合出版、大森徹(著)「生物[要点]」文英堂) /
中学・高校採用試験問題集(例:「教員採用試験対策オープンセサミシリーズステップアップ問題集(5)専門教科[中学理科]・(6)専門教科[高校理科]」東京アカデミー)
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業時間内の小テスト(複数回)(小計で30%)と中間(第7回講義実施:30%)および期末(理解度確認期間中:40%)によって総合的に成績評価をおこなう。やむを得ない事情で授業を欠席する者は、後日、小テストを提出することができる。授業態度も考慮する。個別に添削した小テストを次週以降に返却し、全体に解説し、必要に応じて質問を受け付ける。 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先は初回授業でお知らせする。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
生物学概論は教職課程の一環として開講されるものの、教職試験のみならず広く一般教養として重要である。平易な言葉を用いて説明し、生物を履修したことがない学生の方々にも分かりやすく講義を進めていく。是非興味を持って聴講して頂きたい。 |