2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育の方法・技術論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 柴山・黒田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y63C |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・教育方法の歴史、学びや授業、教育評価などの基礎的事項について理解する。 ・教材研究の方法や授業の構成について、具体的なテーマに沿って提案することができる。 ・教育メディア、ICTの活用について、授業における具体的な活用方法を提案することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・本授業では、教育方法、学びや授業、教育評価に関する基本な考え方について理解し、ICTや教材の活用などを具体的な場面で構想できることをねらいとしている。また、具体的な事例を用いて検討し、教師に求められる、学びを読み取る力、授業を見る力について理解を深めていく。 ・原則、メディア授業(オンデマンド型)で実施する。 ※履修者の状況を把握した上で、双方向型授業や質問の時間を設定することがある。 |
履修条件 | ・教職課程の必修科目。 ・現代教職論を修得していることが望ましい。 ・教職に就く意欲と教育問題に対する関心を持っていること。 |
授業計画
第1回 | 「教育の方法・技術論」学習の目的と授業計画:「授業」について考える(柴山) 【事前学習】小中高の授業を振り返りながら、印象に残っている授業の特徴について考えてくること(80分) 【事後学習】自分が理想とする授業について、言葉や図絵などで表現しながら自覚すること(160分) |
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第2回 | 教育方法の歴史:学習指導、コメニウス、ペスタロッチ、ヘルバルト、デューイ(柴山) 【事前学習】配布資料を手がかりに教育方法の歴史について、考えてくること(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、教育方法の歴史についてまとめをしておくこと(160分) |
第3回 | 教育方法の基本原理:系統学習と問題解決学習(柴山) 【事前学習】系統学習と問題解決学習について、図書館等を活用しながら、予め整理しておくこと(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえて、系統学習と問題解決学習の違いについてまとめをしておくこと(160分) |
第4回 | 授業とは何か:教師・子ども・教材の関係性、授業におけるコミュニケーション(黒田) 【事前学習】授業ついて、配布資料などから疑問点を明らかにしてくること(60分) 【事後学習】配布資料や映像資料を踏まえ、ワークシートに取り組むこと(120分) |
第5回 | 授業の構成と展開:対話的・協働的な学びのための授業デザインと支援のあり方(黒田) 【事前学習】授業の在り方について、配布資料などから疑問点を明らかにしておくこと(60分) 【事後学習】配布資料や映像資料を踏まえ、ワークシートに取り組むこと(120分) |
第6回 | カリキュラムとは何か:カリキュラムと単元の構成(黒田) 【事前学習】カリキュラムについて、配布資料などから考えてくること(60分) 【事後学習】配布資料や映像資料を踏まえ、ワークシートに取り組むこと(120分) |
第7回 | 授業をデザインする:カリキュラムの構成、学習指導案の作り方(黒田) 【事前学習】カリキュラムについて、配布資料などから考えてくること(60分) 【事後学習】配布資料を参考に、学習指導案の作成について復習しておくこと(120分) |
第8回 | 教材研究と授業の構想:教材研究の意義と方法(柴山) 【事前学習】授業のマニュアル化について、配布資料などから考えてくること(80分) 【事後学習】自分で一つのテーマを選び、教材研究に取り組むこと(160分) |
第9回 | 授業と教育技術:授業運営の技術、発問・板書の技術、教育的タクト(柴山) 【事前学習】自分が話す様子を撮影し、表現者としての課題が何かを明らかにしておくこと(80分) 【事後学習】授業内で行ったワークについて、他の受講生とも取り組むこと(160分) |
第10回 | 教育メディアとICTの活用:電子黒板・タブレット端末等を活用した学習(柴山) 【事前学習】教育メディアやICTが授業でどのように活用されていたのか、予め整理しておくこと(80分) 【事後学習】ICTを活用した教育実践例を調査して、その特徴について考察すること(160分) |
第11回 | 教育情報の活用:情報活用能力、著作権、情報セキュリティ、情報モラル(柴山) 【事前学習】教育現場における著作権について調べて、疑問点を明らかにしておくこと(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえて、情報活用能力を育成するための指導法についてまとめをしておくこと(160分) |
第12回 | 教育評価:評価とは何か?パフォーマンス評価、ポートフォリオ評価、自己評価(黒田) 【事前学習】教師の力量形成について、配布資料などから考えてくること(120分) 【事後学習】評価とその特徴についてまとめておくこと(120分) |
第13回 | 授業の評価:テストによる評価、授業から子どもの学びを評価する(黒田) 【事前学習】評価に関する課題に取り組んでおくこと(360分) 【事後学習】配布資料等を踏まえ、評価に関するまとめをしておくこと(120分) |
第14回 | 教師の力量形成:授業研究の方法、学び続ける・学び合う教師(黒田) 【事前学習】教師の力量形成について、配布資料などから考えてくること(120分) 【事後学習】これまでの学習内容を復習しておくこと(240分) |
第15回 | これまでのまとめ:レポート作成(黒田・柴山) 【事前学習】これまでの学習内容を復習しておくこと(120分) 【事後学習】理解度確認試験で理解できていなかった部分を復習しておくこと(120分) |
その他
教科書 |
特に指定しない。毎回、資料を配布し、これをもとに授業を行う。
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参考書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領』 2018年
『教育の方法』 佐藤学 左右社 2010年
田中耕治他 『新しい時代の教育方法』 有斐閣 2012年
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成績評価の方法 及び基準 |
・毎回の授業に関する課題(55%)、小レポート、課題・最終レポート等(45%)で総合的に評価する。 |
質問への対応 | 原則、メールにて問い合わせてください。 また、掲示板やQ&Aなども活用してください。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス 柴山:shibayama.hideki at nihon-u.ac.jp ※atを@にして下さい 黒田:ikarashi.yuki at nihon-u.ac.jp ※atを@にして下さい |
オフィスアワー |
月曜 船橋 13:30 ~ 15:30 5号館538A研究室
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学生への メッセージ |
・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 |