2020年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 卒業研究 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 駒田 萩原 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E63R |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
機械工学・総合科学:三浦,可変形状トラス(VGT)の運動学 可変形状トラスとは,アクチュエータ部材により,目的に応じてその形状を変化させることができトラス構造である。展開型の宇宙構造物やマニプレータアーム,近未来型の建造物などに応用されている。ここでは,簡単な可変形状トラスをデザインし,その運動特性や力学特性についての評価を行う。 機械工学・総合科学:宮城,エネルギ変換技術(工業熱力学・熱工学・流体工学) エネルギ変換技術の理解を念頭に,以下のテーマから選択して実習を行う。・噴流の拡散制御に関する研究(流体計測)・太陽熱の有効利用に関する研究(熱流体計測)・小型手動発電機の試作(機構設計・ものづくり)・小型エアタービンの試作(ものづくり・流体計測) 機械工学:飯島,環境にやさしい自動車のエネルギー変換技術 環境にやさしい自動車用の開発に欠かせない,高効率でクリーンなエネルギー変換の研究を行います。具体的には,次のようなテーマを候補に,自分たちで設定した目標に向かって研究を進めていきます。[基本テーマ]①小型燃焼可視化エンジンの設計・開発②可視化エンジンを用いた高効率クリーンパワーユニットの研究など。後期の卒業研究では,前期に設計した可視化エンジンの製作や,燃焼実験を行い,高効率でクリーンなエネルギー変換の研究を行います。 機械工学:入江,ロボット入門 ロボットは工場での組み立て作業以外にも身近な場所で利用されるようになり,今後発展が期待される技術である。ロボットはセンサー,アクチュエータ,電子回路,コンピュータ,ソフトウェア―などの様々な分野を統合させたシステムである。それぞれの要素技術とその応用について学び,具体的なロボットの企画・試作を試みる。 電気電子工学・総合科学:海老原,電気・電子回路の解析と実験 電気・電子回路の解析は,電気・電子技術を学ぶ者には必須である。これらに関する論文や書籍などを調査したり実験を行ったのちレポートとしてまとめ,発表する。これらにより,座学として学習した電気回路に関する理解を深めるとともに,資料調査・報告書作成・成果の発表方法について学ぶことを目的とする。 電気電子工学・総合科学:小林,無線通信工学入門 各自,想定する無線通信システムにおける高周波部のブロック構成を考え,各高周波電子部(アクティブ部品とパッシブ部品)およびアンテナで必要となる特性に関して,目的と必要性を明らかにして,全体構成についてレポートにまとめる.更に,その内容を発表することで,無線通信システムに関する基本的な考え方を身につける.尚,一部,関連する分野に関しては,大学院電子工学専攻と電子工学科4・3年生と合同で行う場合がある. 情報科学・総合科学:金,Javaを用いた画像処理に関する研究 卒業研究では,主に①聞こえの不自由な方々への支援を目的とした研究,②小学校低学年のためのプログラミング教育用コンテンツ開発に関する研究,などを行って頂きます.昨年度の研究テーマは,・Kinectによる顔認証に関する研究,・ジェスチャーによるロボット制御,・Greenfootを利用した小学生用教育コンテンツ開発,でした. 情報科学・総合科学:駒田,アルゴリズム入門 ロボット「レゴマインドストーム」を用いて今までに学んできたプログラミングの総まとめを行い報告書も作成する。 情報科学:香取,応用情報工学に向けての発展的演習とソフトウェアシステムの構築 応用情報工学を志す者を対象に,授業での先生役とC言語を用いた小規模なソフトウェアシステムの構築を行う。アルゴリズムの知識と,道具としてのC言語を駆使し,構築したソフトウェアについての論文の執筆も行う。大学院情報科学専攻と応用情報工学科4・3年生と合同で行うことがある。 情報科学:松野,ソフトウエア開発とデータ分析 発展ゼミナールの内容を基礎として,自らデータ分析の課題(例:日本における貧困問題の分析)や,開発したいソフトウエア(Unityによるスマートフォンアプリケーション)を設定し,分析,開発を行い,卒業研究としてまとめる。 応用化学・総合科学:萩原・西村・赤澤,応用化学と生命科学に関する研究 前学期の発展ゼミナールに引き続き,テーマごとに調査,研究をおこなう。 ①調査した内容に基づいて合成を計画し,実験,結果の評価を繰り返してよりよい合成方法を探索する。 ②収集した事例の分析結果から事故の防止策を提案し,場合によっては事故状況を実験で再現して理解を深める。 ③化学教材の開発 ④分子の挙動シミュレーション ⑤-1)食品の成分と機能,食品の分類と特性及び加工などについて調査し,発表及び討論を行う。必要に応じて実験を計画し,実施する。 ⑤-2)微生物と人間の関わり,腸内細菌,腸における免疫などについて調査し,発表及び討論を行う。必要に応じて実験を計画し,実施する。 ⑥実際に植物を選択し,化合物の分離・精製,構造解析を行いそれらの技術を習得する。それら成分の有効性を簡易な試験法を用いて評価する。 ⑦実際に水耕栽培を行い,複数条件下での植物の生育を観察・研究を行う。また,生育する植物中の成分の変化についても実習を通じて研究する。 ⑧産業系副産物の有効利用 ⑨ナノメートルの世界が織りなす化学反応制御 いずれのテーマにおいても,卒業研究発表会に向けて結果をまとめ,「科学コミュニケーション」の技術を使った研究発表をおこなう。 物理学・総合科学:山田・前田,物理学とは何か─基礎概念を理解するために 前学期の発展ゼミナールに引き続き,グループごとに取り上げた具体的な物理現象について,グループ・ワークにより調査・研究を進める。各グループは,その成果について毎回資料を作成し,授業の際に報告するとともに討論を行う。あわせて,卒業研究発表会のためのポスターを作成していく。これらの経験を通じて,物理学の基本的な考え方とその定式化,そしてその応用の仕方について理解を深める。 数学・総合科学:眞中,関数解析の視点から見える世界 発展ゼミナールで定義した無限次元関数空間におけるFourier級数の意味するところを掘り下げ,Fourier級数の収束の意味を多方面から考察する。これらの結果の応用として,どんな問題を定式化して解決出来るだろうか。各自がそれぞれその応用や理論を調べて結果を報告・発表し,議論を重ねて一つの結論を導き出す。これらの卒業研究発表へ向けてプレゼン準備やポスター作成を行いながら,新しく捉え直した概念を各自が自分の感性と自分の言葉で発表する仕方も身に付ける。 数学・総合科学:山口,数理科学の方法とその応用 卒業研究では主に,素数の性質,合同式,その応用である公開鍵暗号について輪講形式で勉強していく。この素材は難しい計算は出てこないが,大学の数学で必要なものの考え方,数学的発想法を学ぶことのできるよい課題である。発展ゼミナールから引き続きその輪講と並行して,各自で数理科学関連のテーマを選び,それについて調べて成果を発表する。これは,資料調査・発表資料作成・発表方法などについて経験を積むことを目的としたものである。 |
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学修到達目標 | 登録している主専攻分野に属する研究テーマを選択し,担当教員の指導の下に研究する。 卒業研究を通じて,研究・開発手法,解析,報告書作成,プレゼンテーション等,社会で必要とされる基盤的能力を身に付けることができる。 |
授業形態及び 授業方法 |
テーマごとにグループに分かれ,専任教員の指導の下,輪講,資料調査,グループ討論,課題演習,実験,実習など,専門分野における学習・研究を進める。最終的にその成果をまとめ,口頭発表,ポスター発表の形式で発表する。 Zoom等を用いてオンラインのWeb研究ミーティングを実施する場合もある。 |
履修条件 | 専門教育科目/必修 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
(1) 授業及び研究課題等への取組状況80%,卒業研究発表の状況20%の割合で総合的に評価する。 (2) 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 (3) 授業開始から30分を経過した後に入室した場合は,原則として欠席扱いとする。 |
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質問への対応 | 各担当教員の研究室において,随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
三浦浩一:9号館1階916G号室,miura.kouichi@.nihon-u.ac.jp 宮城徳誠:9号館1階916B号室,miyagi.norimasa@nihon-u.ac.jp 飯島晃良:(駿)タワー・スコラS1704号室,iijima@mech.cst.nihon-u.ac.jp 入江寿弘:6号館1階613研究室,tirie@eme.cst.nihon-u.ac.jp 海老原正明:9号館1階916C号室,ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp 小林一彦:9号館1階916F号室,kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp 金 炯秀:9号館1階916A号室,kim.hyoung-soo@nihon-u.ac.jp 駒田智彦:9号館1階911A号室,komada.toshihiko@nihon-u.ac.jp 香取照臣:2号館1階211号室,katori.terumoi@nihon-u.ac.jp 松野裕:2号館4階243号室,matsuno.yutaka@nihon-u.ac.jp 西村克史:8号館3階836室,nishimura.katsushi@nihon-u. +ac.jp 萩原俊紀:8号館3階837号室,hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp 赤澤寛行:8号館3階835A室,akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp 山田賢治:9号館1階916E号室,yamada.kenji@nihon-u.ac.jp 前田知人:9号館1階911B号室,maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp 眞中裕子:9号館1階911C号室,manaka.hiroko@nihon-u.ac.jp 山口雄仁:9号館2階921A号室,eugene@gaea.jcn.nihon-u.ac.jp (@は半角文字) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:00 三浦,9号館1階916G号室
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 宮城,9号館1階916B号室
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 宮城,9号館1階916B号室
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 飯島,タワー・スコラS1704室
水曜 船橋 14:00 ~ 17:00 入江,6号館1階613研究室
木曜 船橋 10:30 ~ 12:00 入江,6号館1階613研究室
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 海老原,9号館1階916C号室
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 小林,9号館1階916F号室
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 金,9号館1階916A号室
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 駒田,9号館1階911A号室
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 駒田,9号館1階911A号室
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 香取,2号館1階211号室
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 香取,2号館1階211号室
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 松野,2号館4階243号室
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 松野,2号館4階243号室
月曜 船橋 15:00 ~ 16:30 西村,8号館3階836室
水曜 船橋 12:20 ~ 13:10 萩原,8号館3階837号室
金曜 船橋 12:20 ~ 13:10 萩原,8号館3階837号室
金曜 船橋 12:10 ~ 13:20 赤澤,8号館3階835A室
月曜 船橋 12:30 ~ 13:15 山田,9号館1階916E号室
木曜 船橋 12:30 ~ 13:15 山田,9号館1階916E号室
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 前田,9号館1階911B号室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 前田,9号館1階911B号室
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 眞中,9号館1階911C号室
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 眞中,9号館1階911C号室
火曜 船橋 12:30 ~ 13:15 山口,9号館2階921A号室
金曜 船橋 12:30 ~ 13:15 山口,9号館2階921A号室
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学生への メッセージ |
この科目は教員が黒板の前に立って教える授業ではない。あくまでも学びの”主体”は,学生諸君それぞれです。卒業研究を通して,これまでに学習した事柄をベースに自ら考え,実践し,未知を切り開く努力をして欲しい。またある時は学友と学びあって,ともに高みを目指す努力をして欲しい。そして,一人の人・技術者として大きく成長を遂げてゆくプロセスを実行してほしい。 躊躇せず,自ら一段高いレベルを目指し,新しいステージへ踏み出しましょう! 【令和元年度成績分布状況】履修者数58名 S:33人(56.9%),A:18人(31.03%),B:4人(6.9%),C:3人(5.17%),D:0人(0%),E:0人 |