エンジニアリングセンシング技術 (B42B)

学修到達目標	交通施設整備や交通調査の実務で用いられる主要なセンシング技術の原理とシステム構成を理解し，センサの基本操作とデータ処理をすることができることを目標とする。
授業形態及び授業方法	交通施設整備や交通調査の実務で用いられる主要なセンシング技術を対象として，原理とシステム構成を学習し，実験・実習を通じて技術の実際を学ぶ。道路空間計測で使用されるレーザスキャナの機構と取得される点群データの処理，地盤環境モニタリングの機構とプロファイリング処理，交通調査で使用されるセンサの利用法を学ぶ。 Zoomを用いた双方向型の授業を行う。
準備学習（予習・復習等）の内容・受講のための予備知識	測量学、空間情報工学、地盤力学、環境工学、交通工学に関する全般的な知識を習得していること。

第1回	空間センシング技術とレーザスキャナ（佐田）
第2回	レーザスキャナによる点群データの処理方法（佐田）
第3回	レーザスキャナによる地形計測実験（佐田）
第4回	点群データの処理と地形成果作成（佐田）
第5回	成果レポートの発表（佐田）
第6回	地盤環境工学とモニタリングセンシング技術（下辺）
第7回	土の物質移動・変形挙動を対象としたモニタリング‐プロファイリング手法（下辺）
第8回	模型土槽を用いた土の物質移動・変形挙動の動態観測実験（下辺）
第9回	データ解析とプロファイリング（下辺）
第10回	プロファイリング・レポートの発表（下辺）
第11回	交通調査に用いられるセンシング技術の概説（石坂）
第12回	センシング技術で得られた交通データの特性の分析（石坂）
第13回	センシング技術で得られた交通データから交通状態の予測（石坂）
第14回	センシング技術で得られた交通データから交通状態の予測（石坂）
第15回	センシング技術で得られた交通データから交通状態の予測・成果レポートの作成（石坂）

教科書	特になし
参考資料コメント及び資料（技術論文等）	『図解　航空レーザ計測　基礎から応用まで』日本測量調査技術協会 2008年嘉門雅史・大嶺　聖・勝見　武『地盤環境工学』共立出版 2010年電気学会・道路環境センシング調査専門委員会『ITS道路交通センシング』オーム社 2005年高速道路交通管制技術ハンドブック編集委員会『高速道路交通管制技術ハンドブック』電気書院 2017年
成績評価の方法及び基準	センシングデータ処理の成果レポートもしくは発表で評価する
質問への対応	担当教員へのメール連絡で対応
研究室又は連絡先	佐田達典　sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp 下辺　悟　shimobe.satoru@nihon-u.ac.jp 石坂哲宏　ishizaka.tetesuhiro@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	火曜船橋 12:20 ～ 13:10 石坂火曜船橋 12:20 ～ 13:10 佐田木曜船橋 12:20 ～ 12:50 下辺（後期）月曜船橋 12:20 ～ 13:10 石坂
学生へのメッセージ	交通システムはハード・ソフトの両面を有する包括的な内容を網羅していることから，学生諸君はこれらに関連した基本的かつ基礎的な修学蓄積を大いに身に付けるとともに，新しい分野にもどん欲に取り組んでほしいものである。

2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻