2020年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | まちづくり工学特別演習 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 天野・岡田 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E65A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 都市の中心部、郊外型住宅団地、都市の疲弊地区などの、停滞に陥っている地区、復興地区のまちづくりマネジメントの方法を学ぶ。具体には従来の空間マネジメントの拡充に加え、地域のつながり創出、価値創出、ソーシャルビジネスとの連携などの専門的知識、問題解決法及び計画技術等を学ぶ。 これにより次の目標に到達する。 ⑴都市再生・活性化、地域創生・復興などの要請に対応し、自ら新たな手法を開発できる。 ⑵論理的説明、科学技術的な客観的論拠をもって、自らの提案を立証できる。 ⑶関係の学会への研究発表、論文提出等ができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教員との緊密な打ち合わせの他、文献調査、現地調査、行政・有識者ヒアリング、研究プロジェクトへの参加などを行う。行政の見方についての説明にも努める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
地方創生、都市再生などの文献を読み、自分としての問題認識を整理しておくこと。また研究テーマについての資料の精査、知見、情報の収集に努めること。 |
授業計画
第1回 | 研究構想についてのヒアリング(1) 各自の研究計画(構想)の説明を受け、内容の共有化を行う。また指摘を行う。 【事前学習】自分の研究計画(構想)についてまとめておくこと(120分) 【事後学習】指導をもとに研究計画を練り直すこと(120分) |
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第2回 | 研究計画の精査(1) 研究テーマ 研究テーマの妥当性についてその意義、有効性、新規性などについて議論を深める。 【事前学習】自分なりの研究テーマの必要性、適切性についてまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業を踏まえ、研究テーマを再考・充実すること(120分) |
第3回 | 研究計画の精査(2) 研究テーマ 研究テーマの妥当性について利用できるデーター、関係機関の協力の見込み、既存研究との関連などの観点から議論を深める。 【事前学習】必要とされるデーターの確保見通し、調査方法の実現性についてまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業を踏まえ、研究テーマを再考・充実すること(120分) |
第4回 | 研究テーマに関連する既存文献・研究者に関する調査(1) 研究テーマに関連する文献のリストアップ、研究者・有識者のリストアップなどの情報収集の行い方について議論を深める。 【事前学習】自分でリストアップしてみること(120分) 【事後学習】授業での指導を踏まえ、リストアップの充実・変更を行う。 |
第5回 | 研究テーマに関連する既存文献・研究者に関する調査(2) 研究テーマに関連する文献のリストアップ、研究者・有識者のリストアップなどの情報収集の行い方についてさらに議論を深める。 【事前学習】自分でリストアップし直してみるとともにその実現性について考えておくこと(120分) 【事後学習】授業での指導を踏まえ、リストアップの充実・変更を行う。 |
第6回 | 情報収集(1) 必要な情報収集を進めるとともに、関係先にヒアリングを実施する。 【事前学習】情報収集に着手するとともに関係先を調べておくこと(120分) 【事後学習】ヒアリング先のアポイントを取るなどの段取りを進めること(120分) |
第7回 | 情報収集(2) さらに必要な情報収集を進めるとともに、関係先にヒアリングを実施する。 【事前学習】情報収集に着手するとともに関係先を調べておくこと(120分) 【事後学習】ヒアリング先のアポイントを取るなどの段取りを進めること(120分) |
第8回 | 情報収集(3) さらに必要な情報収集を進めるとともに、関係先にヒアリングを実施する。 【事前学習】情報収集に着手するとともに関係先を調べておくこと(120分) 【事後学習】ヒアリング先のアポイントを取るなどの段取りを進めること(120分) |
第9回 | 研究テーマと研究方法の再吟味(1) 情報収集結果をもとに改めて研究テーマの絞り込みと研究方法を素描する。 【事前学習】自分の考えを取りまとめておくこと(120分) 【事後学習】指導をもとに研究テーマを絞り込む(120分) |
第10回 | 研究テーマと研究方法の再吟味(2) 研究テーマを絞り込むとともに、研究方法の計画を立てる。 【事前学習】自分で研究テーマをさらに明晰化し研究方法の試案を作成しておくこと(120分) 【事後学習】指導をもとに研究テーマを決め(仮決め)、研究方法を再整理すること(120分) |
第11回 | 研究テーマに関連しての勉強(1) 研究テーマ・方法に関連し、まちづくり現場での取組みや考え方・課題を把握する。問題 認識、考え方などについては説明する。 【事前学習】事前に宿題を出すので調べておくこと(120分) 【事後学習】指導内容などをまとめておくこと(120分) |
第12回 | 研究テーマに関連しての勉強(2) 研究テーマ・方法に関連し、まちづくり現場での取組みや考え方・課題を把握する。問題 認識、考え方などについては説明する。 【事前学習】事前に宿題を出すので調べておくこと(120分) 【事後学習】指導内容などをまとめておくこと(120分) |
第13回 | 研究テーマに関連しての勉強(3) 研究テーマ・方法に関連し、まちづくり現場での取組みや考え方・課題を把握する。問題 認識、考え方などについては説明する。 【事前学習】事前に宿題を出すので調べておくこと(120分) 【事後学習】指導内容などをまとめておくこと(120分) |
第14回 | 研究計画の実施(1) 調査の実施とその結果について議論を深める。特に調査方法の適切性について吟味する。 【事前学習】調査の結果をまとめるとともにそこから導き出される知見を整理しておくこと(120分) 【事後学習】解析の仕方について工夫を試みること(120分) |
第15回 | 研究計画の実施(2) 調査の実施とその結果について議論を深める。そこから導き出される知見について議論する。 【事前学習】解析の仕方、補足的な調査の実施について検討しておくこと(120分) 【事後学習】議論の内容に応じた工夫・作業を行うこと(120分) |
第16回 | 研究計画の実施(3) 調査の実施とその結果について議論を深める。そこから導き出される知見について議論する。 【事前学習】解析の仕方、補足的な調査の実施について検討しておくこと(120分) 【事後学習】議論の内容に応じた工夫・作業を行うこと(120分) |
第17回 | 論文原稿作成(1) 論文を作成。これに基づき指導・助言を行う。これを17回~20回にかけて繰り返す。 【事前学習】論文を作成するとともに、助言を受けたい点を整理しておく(120分) 【事後学習】助言を受けた点を修正、工夫し論文に反映させること(120分) |
第18回 | 論文原稿作成(2) 論文を作成。これに基づき指導・助言を行う。これを17回~20回にかけて繰り返す。 【事前学習】論文を作成するとともに、助言を受けたい点を整理しておく(120分) 【事後学習】助言を受けた点を修正、工夫し論文に反映させること(120分) |
第19回 | 論文原稿作成(3) 論文を作成。これに基づき指導・助言を行う。これを17回~20回にかけて繰り返す。 【事前学習】論文を作成するとともに、助言を受けたい点を整理しておく(120分) 【事後学習】助言を受けた点を修正、工夫し論文に反映させること(120分) |
第20回 | 論文原稿の概成 論文を作成。これに基づき指導・助言を行う。これを17回~20回にかけて繰り返す。 【事前学習】論文を作成するとともに、助言を受けたい点を整理しておく(120分) 【事後学習】助言を受けた点を修正、工夫し論文を概成させること(120分) |
第21回 | 論文の推敲(1) 概成論文をもとに、詳細に精査を行い、完成度をあげていく。 【事前学習】事前に推敲してくること(120分) 【事後学習】指導をもとに修正、工夫を施し論文の完成度をあげる(120分) |
第22回 | 論文の推敲(2) 概成論文をもとに、詳細に精査を行い、完成度をあげていく。 【事前学習】事前に推敲してくること(120分) 【事後学習】指導をもとに修正、工夫を施し論文の完成度をあげる(120分) |
第23回 | 論文の推敲と完成 概成論文をもとに、詳細に精査を行い、完成度をあげていく。 【事前学習】事前に推敲してくること(120分) 【事後学習】指導をもとに修正、工夫を施し論文を完成させる(120分) |
第24回 | プレゼンテーションの準備(1) 論文の発表のためのプレゼンテーション資料を作成する。作成されたものに対し助言・指導を行う。 【事前学習】プレゼン資料を用意してくる(120分) 【事後学習】指導をもとに修正、工夫する(120分) |
第25回 | プレゼンテーションの準備(2) 修正されたプレゼンテーション資料をもとに助言・指導を行う。 【事前学習】プレゼン資料を用意してくる(120分) 【事後学習】指導をもとに修正、工夫する(120分) |
第26回 | プレゼンテーションの予行練習(1) プレゼンテーションの予行練習を行う。 【事前学習】自分で訓練をしてくること(120分) 【事後学習】指摘された点について改善を行うこと(120分) |
第27回 | プレゼンテーションの予行練習(2) プレゼンテーションの予行練習を行う。 【事前学習】自分で訓練をしてくること(120分) 【事後学習】指摘された点について改善を行うこと(120分) |
第28回 | 有識者との意見交換 プレゼンテーションに迫力をつけるため、有識者の意見をうかがう。 【事前学習】有識者に求める意見を整理しておくこと(120分) 【事後学習】意見にもとづく工夫・改善を行うこと(120分) |
第29回 | 論文内容に関連する知見の漏れについての吟味 最終の論文内容の漏れや不足点を確認し、それを踏まえたプレゼンテーションになるよう調整する。想定問答も用意しておく。 【事前学習】自分なりに精査を繰り返しておくこと(120分) 【事後学習】指導結果を反映させること(120分) |
第30回 | プレゼンテーションの実施 プレゼンテーションを行うとともに、コメントやアドバイスについて整理を行う。 【事前学習】プレゼンテーションの最終準備と確認(120分) 【事後学習】指摘された問題点や助言への対応を行うこと(120分) |
その他
教科書 |
適宜資料を配布する。また読み込んでおく文献等を指示する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
学会での発表の評価、論文の評価を基本に、研究テーマに対する理解度、掘り下げ度合い等により総合評価する。 |
質問への対応 | 研究室にて対応する |
研究室又は 連絡先 |
髙村研究室(takamura.yoshiharu@nihon-u.ac.jp) タワースコラ12階1211 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:00 ~ 12:50
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学生への メッセージ |
次の高度な専門的まちづくり人材として、実践性に富む効果的な手法開発を行うだけでなく、その有効性を論理的・客観的に立証できることも重要です。そのための能力とスキルを身に着けていただきたい。 |