2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 磁気物性工学特論 | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 塚本 新 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J16A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 磁気物性研究の一部を修得し、伝統ある日本の磁気物性研究の概略を理解するとともに、量子論の観点も含み、磁気工学とエレクトロニクス融合分野の概要を理解し説明できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
文献を利用した討論を含んだ講義 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし、電磁気学を修得していないと理解は難しい。 |
授業計画
第1回 | 磁気物性工学概観 |
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第2回 | 磁気工学の現象論(1):各種磁性体と磁気異方性 |
第3回 | 磁気工学の現象論(2):静磁気特性とナノ構造体の磁気特性 |
第4回 | 磁性の起源:スピン/軌道磁気モーメントと角運動量 |
第5回 | 電流磁気現象(1):スピントロニクス基礎 |
第6回 | 電流磁気現象(2):スピンオービトロニクス基礎 |
第7回 | 動的磁気物性(1):磁気共鳴、磁化歳差運動 |
第8回 | 動的磁気物性(2):超高速磁性 |
第9回 | 熱磁気物性(1):現象論と分子場近似理論 |
第10回 | 熱磁気物性(2):熱磁気記録、エネルギーアシスト磁気記録 |
第11回 | 熱磁気物性(3):スピンカロリトロニクス基礎 |
第12回 | 磁気光学物性(1):磁気光学効果と各種磁化評価方法 |
第13回 | 磁気光学物性(2):光スピントロニクス基礎 |
第14回 | 磁気光学物性(3):光誘起磁化反転現象と超高速磁気物性 |
第15回 | 磁気物性工学総論 |
その他
教科書 |
随時資料を配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
近角 聡信 『強磁性体の物理 (上)(下)』 裳華房
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成績評価の方法 及び基準 |
普段の各回課題の実績と報告書 |
質問への対応 | 原則として各回課題提出時に対応。 |
研究室又は 連絡先 |
4号館1階411号室 メールアドレス 塚本:tsukamoto.arata@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |
磁気記録等情報化社会で不可欠な大容量磁気記録デバイスは磁気物性とエレクトロニクスの知恵を駆使して実現され、今日のスピントロニクス分野形成に至っております。工学の観点に留意した磁気物性の理解を図ります。 |