2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 |
エネルギー資源化学特論
エネルギー環境問題 現状の課題と解決へのアプローチ
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高津 淑人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L15A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 大手製鉄会社で石油代替エネルギーの実用研究に携わった経験に基づき、以下の目標を達成するための授業を行う ・持続的発展に必要なエネルギー資源の必要性を議論できるようになる。 ・エネルギーの浪費を防ぐ意識を高めることができる。 ・エネルギーの浪費を防ぐための様々な実用技術を説明することができる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
(グループワークと講義)所属研究室単位で「エネルギー資源の将来」に対する課題を発掘・調査し、その結果をプレゼンテーションする。調査を進めるための参考情報として、教員がパワーポイントと板書を併用しながらの講義も実施する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
毎回の授業で教員が指示する事前学習等による予習と授業内容の振り返り等による復習で1時限分(90分)の授業に対して4時間超の自学自習が必要 |
授業計画
第1回 | 「教員と履修者のアイスブレーク」と「課題発掘」 ・アイスブレークの後に、履修者は個々で課題発掘に向けたショートレポートに取り組む。 |
---|---|
第2回 | 「発掘された課題の共有」と「チームメイキング」 ・個々で発掘した課題を履修者全員が共有した後に、教員がプレゼンテーションの対象課題を発表する。 ・チームの役割分担や名称を決めるとともに、課題解決のアプローチを議論する。 |
第3回 | 「調査対象課題の紹介」と「講義その1」 ・各チームが課題解決のアプローチを発表する ・教員が対象課題に関する講義を行う。 |
第4回 | 「プレゼンテーションのルール説明」と「グループワーク」 ・プレゼンテーションの仕上げを目指して、グループワークに取り組む。 |
第5回 | 「プレゼンテーションその1(前半)」 ・半分のチームが、所定の時間で発表し、質疑に臨む。 ・発表チームに対して履修者個々がルーブリックに基づいて採点する。 |
第6回 | 「プレゼンテーションその1(後半)」 ・半分のチームが、所定の時間で発表し、質疑に臨む。 ・発表チームに対して履修者個々がルーブリックに基づいて採点する。 |
第7回 | 「結果発表・講評」と「講義その2」 ・講義では、再生可能エネルギーの現状と課題を概説する。 ・履修者は、講義後の授業内で振り返りのショートレポートを作成する。 |
第8回 | 「講義その3」 ・講義前に教員が前回授業のショートレポートを解説する。 ・未利用エネルギーの現状と課題を概説する。 ・履修者は、講義後の授業内で振り返りのショートレポートを作成する。 |
第9回 | 「講義その4」 ・講義前に教員が前回授業のショートレポートを解説する。 ・省エネルギー技術の現状と課題を概説する。 ・履修者は、講義後の授業内で振り返りのショートレポートを作成する。 |
第10回 | 「講義その5」 ・講義前に教員が前回授業のショートレポートを解説する。 ・廃棄物エネルギー利用の現状と課題を概説する。 ・履修者は、講義後の授業内で振り返りのショートレポートを作成する。 |
第11回 | 「プレゼンテーションその2に向けた説明とグループワーク」 ・講義前に教員が前回授業のショートレポートを解説する。 ・調査対象の課題を履修者へ発表し、グループワークによって課題解決のアプローチを議論、選定する。 |
第12回 | 「プレゼンテーションその2に向けたグループワーク」 ・各チームが課題解決のアプローチを発表する。 ・教員が課題解決策の一例をプレゼンテーションする。 ・プレゼンテーションに仕上げに向けたグループワークに取り組む。 |
第13回 | 「プレゼンテーションその2(前半)」 ・半分のチームが、所定の時間で発表し、質疑に臨む。 ・発表チームに対して履修者個々がルーブリックに基づいて採点する。 |
第14回 | 「プレゼンテーションその2(後半)」 ・半分のチームが、所定の時間で発表し、質疑に臨む。 ・発表チームに対して履修者個々がルーブリックに基づいて採点する。 |
第15回 | 「プレゼンテーションその2結果発表と理解度向上に向けた総合解説」 |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、オリジナルの講義用資料を配布します。
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『新・有機資源化学』 平野勝巳、古川茂樹、菅野元行、真下清、鈴木庸一、山口達明 三共出版 2011年 第1版
インターネットで無料閲覧できる「エネルギー白書(経済産業省)」も重要な授業用資料です。アドレスは授業にてお知らせします。
|
成績評価の方法 及び基準 |
ショートレポートの提出と出来栄え(50点)とプレゼンテーションに対する履修者間相互評価(25点×2)を合計し、授業成績を決定する。 |
質問への対応 | 授業後30分以内は講師控室で質問に対応します。前述の時間以外では、メールにより対応します |
研究室又は 連絡先 |
東京都市大学理工学部エネルギー化学科(mkozu@tcu.ac.jp) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
エネルギー資源の知識は、工業技術者に欠かせません。本科目で学んだ内容がみなさんの研究活動・将来の業務に活きることを願います。 |