2022年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通現象解析Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 小早川・藤井 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1・2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B21G |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラムの位置づけは、交通計画・交通工学に関する調査・企画技術・改善計画の提案方法について専門的な応用技術を習得することです。 本学科の専門科目における特徴的な科目であり、他校には類をみないものです。 特に、調査計画を企画し、現地調査によって収集したデータを解析することで交通現象を捉え、都市・地域社会を交通の視点からデザインする交通改善計画を提案すると共に、交通管理についての知識を得、さらに、グループ内で合意形成を図りながら現地調査の準備、実施、解析、提案能力を修得させます。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」・E「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」・I「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に重要な科目です。また、F「生涯自己学習能力」・G「デザイン・総合力」の達成にも関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 船橋駅北口周辺を対象フィールドとして、実道路上での交通流現象の観測調査、調査データの解析、グループディスカッションを通して、交通改善に向けたプレゼンテーションを行う。 一部の授業で現地での実測調査を実施します。 |
履修条件 | 選択、専門教育科目、両コース、交通計画系群 交通流理論、道路工学および交通現象解析Ⅰを受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス・対象地域の交通状況に関する講義 【事前学習】シラバスの内容を確認しておくこと。船橋市の都市計画マスタープランについて調べておくこと(120分) 【事後学習】講義の内容をよく理解しておくこと(120分) |
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第2回 | 車両番号照合調査に関する講義 【事前学習】教科書の車両番号照合調査について予習しておくこと(120分) 【事後学習】講義の内容をよく理解しておくこと(120分) |
第3回 | 交通実態調査に関する講義 【事前学習】教科書の交通量調査・飽和交通流率の計測方法・経路調査について確認しておくこと(120分) 【事後調査】講義の内容をよく理解しておくこと(120分) |
第4回 | 交通実態調査(現地調査) 【事前学習】調査箇所や周辺の状況について航空写真等で確認しておくこと(120分) 【事後学習】現地確認の結果を整理しておくこと(120分) |
第5回 | 交通実態調査(現地調査) 【事前学習】調査箇所や周辺の状況について航空写真等で確認しておくこと(120分) 【事後学習】現地確認の結果を整理しておくこと(120分) |
第6回 | 調査データの集計・解析の講義 【事前学習】教科書の車両番号照合調査について確認しておくこと(120分) 【事後学習】講義の内容を復習して理解しておくこと(120分) |
第7回 | 調査データの入力 【事後学習】各自の担当箇所のデータを整理しておくこと(240分) |
第8回 | 調査データの解析(1) 【事後学習】各自が解析したデータを整理しておくこと(240分) |
第9回 | 調査データの解析(2) 【事後学習】各自が解析したデータを整理しておくこと(240分) |
第10回 | 調査データの解析(3) 【事後学習】各自が解析したデータを整理しておくこと(240分) |
第11回 | 中間報告 【事前学習】解析データを中間報告用の資料として取りまとめておくこと(120分) 【事後学習】中間報告における指摘事項を踏まえて修正等の対応をすること(120分) |
第12回 | 成果の取りまとめ(1) 【事後学習】各グループでの議論を踏まえ、最終成果発表用の資料作成を進めること(240分) |
第13回 | 成果の取りまとめ(2) 【事後学習】各グループでの議論を踏まえ、最終成果発表用の資料作成を進めること(240分) |
第14回 | 成果の取りまとめ(3) 【事後学習】各グループでの議論を踏まえ、最終成果発表用の資料作成を進めること(240分) |
第15回 | 最終成果発表 【事前学習】最終成果発表のプレゼンの準備をしておくこと(120分) 【事後学習】最終成果発表の指摘事項を踏まえて資料の修正等の対応をすること(120分) |
その他
教科書 |
(一社)交通工学研究会 『交通調査実務の手引き』 丸善出版 2019年
(一社)交通工学研究会 『平面交差の計画と設計 基礎編』 丸善出版 2018年
交通現象解析Ⅰで使用した教科書を引き続き使用します。
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参考書 |
『道路構造令の解説と運用』 2015年
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成績評価の方法 及び基準 |
グループでの成果発表(中間報告・最終成果発表)により評価する。 ・出席が80%以下の場合は、原則として最終評価の対象としない。なお、正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可することがある。 |
質問への対応 | メールにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
伊東:7号館3階738室(交通環境研)ito.hideyuki@nihon-u.ac.jp 小早川:7号館2階7211室(交通計画研)kobayakawa.satoru@nihon-u.ac.jp 藤井:7号館3階738室(交通環境研)fujii.takahiro@nihon-u.ac.jp 吉岡:7号館4階745A室(道路マネジメント研)yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 吉岡
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
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学生への メッセージ |
交通調査を自分たちで企画、調査、解析したり、各種交通調査の結果を用いて交通計画を行うなど、交通調査の方法論をしっかり学ぶ場です。特に、交通現象解析のプレゼンテーション能力をグループ発表により高めてもらいます。 |