2022年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 統計学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 牟田 聡子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E12P |
クラス |
概要
学修到達目標 | 基本的な統計的手法・考え方を理解し、まちづくりに関連する調査あるいは種々の実験で得られるデータを適切に処理・解析する方法が理解できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
原則「対面授業」とする。 講義と演習を中心とした授業とする。 具体的には、講義にて統計学の基礎や統計処理の方法について学ぶ。 さらに、講義で得た知識をもとに、演習としてパソコンを使用し実際に数値を統計し、得られたデータを分析し、その要因を読み解くことを学ぶ。 したがって、第1回を除くすべての授業でパソコンの持参が求められます。 ※COVID-19の感染拡大状況によっては、授業形態及び授業方法が変更になる場合があります。 |
履修条件 | 平均値や標準偏差等、基礎的な統計量についての知識があることが望ましい。 また、授業内及び授業毎に出される課題においてExcelやRを使用した演習を実施するため、ノートパソコンを持参できることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 統計学の基礎、平均・分散・標準偏差:統計学の目的と基本概念について説明し、その必要性や留意点について学ぶ。さらに、分散、代表値(平均値等)、標準偏差について、計算の方法とその意味について学ぶ。 【事前学習】これまで学んだ平均値や標準偏差等、基礎的な統計に関する事項について再度復習しまとめておく(120分) 【事後学習】標準偏差の計算を行う(120分) |
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第2回 | 統計処理の選択方法:「統計処理」と一言で言ってもその手法は多様である。多様な手法の中から、データに合わせた統計手法の選択方法について学ぶ。 【事前学習】「統計処理」にはどのような手法があるのか、整理し、それぞれの手法の概略について把握しておく(120分) 【事後学習】復習課題として提示されたさまざまなデータについて、データに合わせた適切な統計手法を選択できるようにする(120分) |
第3回 | データの整理、グラフと表①:統計処理の事前準備としてデータの整理がある。統計をする上で、どのようにデータを整理したら良いかを学ぶ。さらに、基本的なグラフや表の作成方法を学ぶ。 【事前学習】インターネットから入手可能なデータについて、どのようなデータがあるか、整理しておく(120分) 【事後学習】日本の人口統計を整理する。(120分) |
第4回 | データの整理、グラフと表②:日本の人口統計を基に人口ピラミッドを作成し、時代による人口構成の変化について分析、考察を行う。 【事前学習】グラフや表の種類について整理し、その特徴について把握する。(120分) 【事後学習】自身の住む自治体の人口統計を整理し、人口ピラミッドを作成し、考察する。(120分) |
第5回 | 正規分布①:正規分布や標準正規分布の基礎、分析時の留意点について学ぶ。 【事前学習】正規分布とはどのような状態を示すのか、その意味について整理しておく。(120分) 【事後学習】インターネット上にある正規分布を用いて、分析し考察を行う。(120分) |
第6回 | 正規分布②:正規分布や標準正規分布の作成方法について学ぶ。 【事前学習】分散、代表値(平均値等)、標準偏差の計算の方法を復習しておく。(120分) 【事後学習】前回授業で作成した日本及び自身の住む自治体の人口統計から正規分布を作成する。(120分) |
第7回 | 二変量間にある関係①:散布図、相関係数、カイ二乗検定の基礎ついて学ぶ。さらに、散布図の作成方法について学ぶ。 【事前学習】散布図、相関係数とは何を示しているのか調べてくる(120分) 【事後学習】様々な散布図を作成し、考察を行う(120分) |
第8回 | 二変量間にある関係②:相関係数、カイ二乗検定の計算方法について学ぶ。 【事前学習】相関関係によって得られた値は何を示すのか、カイ二乗検定の必要性について復習する(120分) 【事後学習】様々なデータから相関係数を算出し、二変量間にある関係について考察する(120分) |
第9回 | 二項目間の関連:クロス集計と独立性の検定の実施方法及び分析方法について学ぶ。 【事前学習】クロス集計とは何か、独立性の検定とは何か、を調べてくる(120分) 【事後学習】様々なデータをもとにクロス集計及び独立性の検定を実施し、考察を行う(120分) |
第10回 | 多変量解析①:Rを使用した重回帰分析の実施方法について学ぶ。 【事前学習】重回帰分析とはどのような分析か調べてくる(120分) 【事後学習】様々なデータから重回帰分析を行い考察する(120分) |
第11回 | 多変量解析②:Rを使用した判別分析の実施方法について学ぶ。 【事前学習】判別分析とはどのような分析か調べてくる(120分) 【事後学習】様々なデータから判別分析を行い考察する(120分) |
第12回 | 多変量解析③:Rを使用した主成分分析の実施方法について学ぶ。 【事前学習】主成分分析とはどのような分析か調べてくる(120分) 【事後学習】様々なデータから主成分分析を行い考察する(120分) |
第13回 | 多変量解析④:Rを使用した因子分析の実施方法について学ぶ。 【事前学習】因子分析とはどのような分析か調べてくる(120分) 【事後学習】様々なデータから因子分析を行い考察する(120分) |
第14回 | 最終課題の実施 【事前学習】これまで学んだことをノートなどに整理しておく(120分) 【事後学習】最終課題について、自己採点を行なう(120分) |
第15回 | 講義のまとめと最終課題の解説 【事前学習】これまでの講義でわからなかったことについてまとめてくる(120分) 【事後学習】理解できなかったことがないかどうか確認する(120分) |
その他
教科書 |
工学系のための基礎的な統計学の教科書です.
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参考書 |
さまざまな参考書を使用し、授業を進めるため、授業毎に紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の課題実施(50%)と最終課題(50%)で評価する |
質問への対応 | 質問等は授業中、もしくはその後に受け付ける。 それが難しい場合は、E-mailにより受付け、授業中に回答する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎 タワースコラ12階 1217 E-mail 牟田 muta.satokoアットマークnihon-u.ac.jp アットマークを @(半角文字)に置き換えてください。 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |