2022年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 不動産概論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 橋本 樹宜 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E31O |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人の生活や文化、社会基盤をなす環境を創造するまちづくりにおいては、直接的には、多くの場合に不動産を取り扱うことになります。まちづくりに携わるには、不動産に関する素養が求められます。講義では、これまでの不動産業界から現在を伝え、人々が不動産とどのようにかかわってきたか、および、現在不動産はわれわれのくらしにどのようにかかわっているのかを理解し、将来の不動産とのかかわりを自ら考えることができるようになるための基礎知識と思考方法を身につけることを目標とします。不動産を学ぶことは、まちづくりに関連する社会経済、法制度、科学技術などを横断的かつ体系的に理解することであり、社会の中で工学の立場からの役割を担う場合にも、不動産を社会経済的に捉え、あるいは不動産に関する制度がいかなるものとなっているかを理解しておくことは、必須です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義形式(座学)を中心として、授業を行います。パワーポイントを中心にして、補助的に資料を提供しながら、講義をします。ただ一方的な方向で情報を提供するのではなく、できる限り、討議や意見の発表の機会をもち多様な意見を受け止め、持論が養えることを期待しています。 |
履修条件 | 特にありません。 |
授業計画
第1回 | Ⅰ不動産総論1 不動産概論を学ぶための視点と考え方 全講義の流れを確認していただきながら当該講義の意義性を理解し、不動産業全体の把握するための意義性を把握する。 【事前学習(2時間)】不動産に関する新聞記事を検索し、興味のある記事を精読すること。 【事後学習(2時間)】1回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
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第2回 | Ⅰ不動産総論2 不動産業からまちづくりに貢献した人の歴史 たった一人が成し遂げた不動産業が日本のまちづくりにどのような影響を及ぼしたかを理解することにより、不動産業のダイナミックさと可能性を理解する。 【事前学習(2時間)】小林一三の人物史をあらかじめ文献などで理解しておく。 【事後学習(2時間)】沿線開発や都市開発についてまとめておくこと。 |
第3回 | Ⅰ不動産総論3 不動産業からまちづくりに貢献した企業の歴史 一企業の歴史から我が国のまちづくりを俯瞰する。 【事前学習(2時間)】不動産業者が我が国の発展にどのような貢献をしてきたかを予め理解しておく。 【事後学習(2時間)】】3回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第4回 | Ⅱ不動産業とは 不動産業には、どんな歴史過程を経て、どんな種類の仕事があるかを理解し、その幅広さと深みを把握することで、不動産業の深みを考える 【事前学習(2時間)】身近な不動産業を類型化し、その仕事を自分なりに分類すること。 【事後学習(2時間)】】4回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第5回 | Ⅱ不動産の価値1 価格の意味・不動産鑑定 不動産価格に関する基礎知識、不動産鑑定の仕組み、不動産鑑定評価基準 【事前学習(2時間)】不動産鑑定に関する資料を精読すること。 【事後学習(2時間)】】5回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第6回 | Ⅲ不動産の価値2 鑑定評価手法から評価を考える 具体的な評価の仕方を理解し、評価してみる 【事前学習(2時間)】鑑定評価手法とはどんな側面があるかを理解しておく 【事後学習(2時間)】自己の身近な不動産を評価する。 |
第7回 | Ⅱ不動産の価値3 不動産を所有する意味 不動産を所有することとは、どんな権利と義務があるかを理解する 【事前学習(2時間)】不動産登記の意味を事前に理解しておくこと。 【事後学習(2時間)】不動産登記の意味を理解することで権利と義務がどんなところにあるかを発表できるようにすること。 |
第8回 | Ⅱ不動産の価値4 不動産を利用するとは 不動産を利用することによる意義性を具体的な事例から理解する 【事前学習(2時間)】インカムゲインとはどんな可能性と留意すべき点があるかを社会ニュースから予め整理しておくく。 【事後学習(2時間)】8回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第9回 | Ⅱ不動産業の価値5 不動産管理業とは 不動産業を管理することの意義性と価値を理解する 【事前学習(2時間)】ストック社会における不動産業の将来展望を意見できるようにすること。 【事後学習(2時間)】9回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第10回 | Ⅱ不動産の価値6 不動産の税金とは 不動産の税金にはどんな種類と特徴があるかを理解する。 【事前学習(2時間)】不動産の税金にはどんなものがあるかを資料などで把握する。 【事後学習(2時間)】10回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにしておくこと。 |
第11回 | Ⅱ不動産業の価値6 不動産業のマーケティングとは マーケティングの基礎を理解し、不動産商品の創造性を養う 【事前学習(2時間)】マーケティングとはどんなものであるかの資料を精読すること。 【事後学習(2時間)】11回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第12回 | Ⅲ不動産業1とは 不動産業界の今を考える 時代の求める新たな価値観による仕組み(消費者保護、個人情報、反社会的勢力の排除など) 【事前学習(2時間)】不動産取引に関する資料を精読すること。 【事後学習(2時間)】13回目講義の内容をノートにまとめ、疑問箇所を発表できるようにすること。 |
第13回 | Ⅲ不動産業2 不動産業界の未来を考える コロナ禍における社会変動を留意し、今後の不動産業界の在り方をセッションする 【事前学習(2時間)】不動産業界を別にその在り方を第3者に伝えられるようまとめておくこと。 【事後学習(2時間)】他人の発表からどんな知見が得られたかをまとめる発表できるようにしておくこと。 |
第14回 | Ⅲ不動産業2 不動産業界の未来を考える2 コロナ禍における社会変動を留意し、今後の不動産業界の在り方をセッションする 【事前学習(2時間)】不動産業界を別にその在り方を第3者に伝えられるようまとめておくこと。 【事後学習(2時間)】他人の発表からどんな知見が得られたかをまとめる発表できるようにしておくこと。 |
第15回 | Ⅲ不動産業3 不動産業界の未来を考える コロナ禍における社会変動を留意し、今後の不動産業界の在り方をセッションする 【事前学習(2時間)】不動産業界を別にその在り方を第3者に伝えられるようまとめておくこと。 【事後学習(2時間)】他人の発表からどんな知見が得られたかをまとめる発表できるようにしておくこと。 |
その他
教科書 |
授業中に提示するPPと事前資料が全てです。
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参考書 |
授業時に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の出席した感想や意見(30%)と効果測定(30%)、レポート&発表等(40%)を総合評価とする。7割以上出席していない者は、特別な理由がない限り、単位認定にはならない。 |
質問への対応 | 質問等は授業前後に常時受け付け回答する。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で伝達する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
不動産業のあり方を本気で一緒に考えて、まちづくりに不可欠な不動産知識をまちづくりの在り方に生かしてほしい。 授業以外は、会社経営者のため仕事をしています。 |