2022年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)理科教育法Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大久保 尚紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y26D |
クラス | 教職中高理科 |
概要
学修到達目標 | 理科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
基本的には対面授業だが、社会事情等によりオンデマンドで一部行うことがある。 理科教育法としての講義と並行して,動画授業作成も取り組む。 また,動画を相互に評価し合うことでピア学習を進める。 |
履修条件 | ①第1回に授業を進める上で重要な事を説明するので必ず受講すること ②教職の登録をし受講料を支払っている事。 ③公立高校受験問題程度(中学理科)に関しての基礎学力が無ければならない。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/理科教育法Ⅰの振り返り 【事前学習】理科教育法Ⅰの内容を見直してくる(4時間) 【課題】実験室での危険な箇所を考える |
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第2回 | 学習指導要領(中学理科)の内容について(化学・生物・地学の振り返りの上で、物理に 重点を置いて)/中学理科第一分野に関しての能力評価試験 【試験】次週,一時返却し誤解答した点に関して認識させる。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第3回 | 1wの課題の結果と採用試験の例から教員として注意する危険を考える 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第4回 | 能力評価試験の結果から学力実態を考える/ 学習指導要領(高校理科)の目標と全体構造等の概要について 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第5回 | コロナ禍でも自宅でもできる高校理科の実験(含む応用)について学修する。 【事前学習】高校の学習指導要領と指導要領解説の理科の範囲に目を通す。特に物理基礎・物理の範囲に関して熟読して重要な点を把握しておくこと。基礎物理学実験で行った実験を振り返って比較できるようにしておく。(3時間) 【事後学習】実験キットを開けて,一覧でパーツの有無を確認をする。(1時間) |
第6回 | 自宅でもできる高校物理基礎の実験1(バネを用いた弾性力測定から浮力実験による密度測定)を行い,グラフの取り扱いと併せてエクセルでの近似線の数式表示を利用して計算を確かめる。 【事前学習】中学校高校の教科書を参考にして「弾性力」「浮力」「密度」など本実験のキーワードを確認しておく。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第7回 | 自宅でもできる高校物理の実験2(光の干渉)を行い,簡単な道具で干渉を実演できるようにする。 【事前学習】様々な光の干渉に関する高校教科書での取り扱いを確認しておくこと。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第8回 | 自宅でもできる物理応用の実験3(ヤング率の測定)を行う。ヤング率という物理量は高校理科の範疇からは外れるが,測定原理は光てこであり高校理科における光学の範疇であるので,応用的な実験として扱う。 【事前学習】ヤング率の定義を事前に調べると共に,光学における実験の取り扱いを確認しておくこと。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第9回 | 【事前学修】指導役としての説明ポイントを整理しておく(2時間) 実験1~3の実験の指導者役と生徒役の実践 【事後学修】生徒役として感じたことをまとめておく(2時間) |
第10回 | 【事前学修】指導案を各々考えてくる(2時間) 上記実験に関連する部分の指導案を班で作成し、50分の授業を組み立てる 【事後学修】担当する授業に関して板書練習する(2時間) |
第11回 | 50分の模擬授業を動画撮影する。 【事後学習】動画編集を行い50分程度にした物を提出する(4時間) |
第12回 | 【事前学修】可能な限り配布された動画を見ておく(4時間) 他班の動画を2つ見てコメントを記入する |
第13回 | 模擬授業について相互に意見交換に基づいて指導案改良 【事後学習】意見交換の内容を受けて指導案を完成させる。(4時間) |
第14回 | 指導案・動画提出/中学理科(主に物理)に関しての能力評価試験(再試験) 【試験】試験結果を質疑応答する。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第15回 | 総括/現在の教育関連問題を考える(小論文) 【事前学習】学習指導案を作成する為に必要な教科書等の情報を集める(4時間) |
その他
教科書 |
適宜資料等配付する。
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参考書 |
文部科学省「中学校学習指導要領」2017年3月
文部科学省「高等学校学習指導要領」2018年3月
文部科学省「中学校学習指導要領解説 理科編」2017年6月
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 理科編」2018年最新版
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成績評価の方法 及び基準 |
A.授業内課題(自宅でできる実験結果報告含む)(20%程度)・B.能力評価試験(20%程度)・C.模擬授業と振り返り(20%程度)・D.学習指導案(20%程度)・E.小論文(20%程度)の総合評価とするが、B.は7割, A.C.D.E.各々5割が最低基準であり、これらの中で1つでも基準に達しない評価がある場合は基本的には単位取得できない。 |
質問への対応 | オフィスアワーにて対応します。 ただし、会議などの場合もありますので、まずメールで連絡下さい。 |
研究室又は 連絡先 |
〒274-8501船橋市習志野台7-24-1日本大学理工学部一般物理 1号館1F 112,111B,125室 大久保尚紀ohkubo.naoki[アットマークに変更]nihon-u.ac.jp ※メールタイトルには「教職」や「理科教育法」等のキーワードが入っていること ※駿河台校舎にいるときには,教職課程室とその隣室(S605,S606)にいる可能性が高い |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 17:00 ~ 17:30 教職課程室
水曜 船橋 12:30 ~ 14:00 112室,もしくは125室
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学生への メッセージ |
必要なものは配布します |