2022年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)数学科教育法Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 岸谷 正彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y36C |
クラス | 数学科以外の学生用クラス |
概要
学修到達目標 | 数学科教育法Iに引き続き、学習指導要領に示されている指導内容についての知識・理解を、学問的背景に留意しながら、深めていく。本講義では、主に高校の数学の学習指導要領を扱うが、 指導案作り等を通し、具体的な授業場面を想定した授業設計ができる力量を高める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
学習指導要領の内容等に関する講義, 指導実践例など。さらに, 学習指導案の作成の仕方を学ぶ。なお, 授業形態は, オンデマンド型授業とする。ただし, 新型コロナウイルス感染症の流行状況に応じて、授業形態及び授業内容を変更することがある。 |
履修条件 | 教職科目の必修科目 この授業は, 数学科以外の学生の設置科目である。 |
授業計画
第1回 | この授業の到達目標と進め方について。 高等学校学習指導要領全体の構成について 「事後学習」指導要領解説で「数学科の目標及び内容」に関する部分をまとめる(120分) |
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第2回 | 指導計画の作成と内容の取り扱い。 「事前学習」高校指導要領解説第3章第1、2の概要を把握し、疑問点を明らかにしておく。(120分) 「事後学習」講義中に提起された問題について考察しノートにまとめる。(150分) |
第3回 | 評価の必要性とその方法。 「事前学習」配布した資料の概要を把握し、疑問点を明らかにしておく。(120分) 「事後学習」講義中に提起された問題について考察しノートにまとめる。(150分) |
第4回 | 代数的分野(数と式,一次不等式,二次方程式,整式の除法,分数式,等式と不等式の証明など代数的分野に関する指導の留意点の理解。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第5回 | 整数の性質(数学A・初等整数論的分野に関する導入目的とその指導上の留意点を理解する。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(120分) |
第6回 | 関数の意味,2次関数,2次不等式 (2次関数が現れる様々な例を紹介し,関数の意味を理解させる.2次不等式と2次不等式を関連させた指導等に留意する。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第7回 | 三角比・三角関数(三角比から出発し三角関数へ導いていく流れを把握し,三角関数の定義の理解し諸公式の活用ができるための指導法を学ぶ。) (7,8,9回を通じ, ソフトウエアーGeogebla等による関数のグラフの作図を含む。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第8回 | 指数関数(指数法則から出発し指数関数へ導いていく流れ,関数の捉え方などを把握し,その指導法を学ぶ。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める(120分)。 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第9回 | 対数関数(対数の発見と対数関数の捉え方などを把握し,その指導法を学ぶ。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める(120分)。 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第10回 | 複素数(2次方程式の解との関連での複素数の導入法と,実数の拡張としての意味を理解させための指導方法,さらに複素数の諸性質と応用に関する指導例を学ぶ。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第11回 | 微分の定義とその意味(速度,加速度,接線といった問題を通し,微分の導入の指導法を学ぶ。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第12回 | 積分の定義とその意味(求積法の問題を通し,定積分の定義,微分積分学の基本定理などを理解させるための指導法を学ぶ。) 「事前学習」上記分野に関した指導要領の部分を調べ要点を纏める。(120分) 「事後学習」 講義で扱った数学の問題、定理等について板書案を作成する。(150分) |
第13回 | 指導案に基づく授業と検討I 「事前学習」 指導案を作成する。教材内容について教科書の扱いを調べる。(120分) 「事後学習」 本時の指導案についての評価、改善すべき点を纏める。(120分) |
第14回 | 指導案に基づく授業と検討Ⅱ 「事前学習」 指導案を作成する。教材内容について教科書の扱いを調べる。(120分) 「事後学習」 本時の指導案についての評価、改善すべき点を纏める。(120分) |
第15回 | これまで検討•修正された指導案の提出。最終課題とその解説。 「事前学習」 第1回からの内容を総復習する(120分) 「事後学習」 解説をもとに、自らの課題を検討する。(120分) |
その他
教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領解説(H29年告示) 数学編』 日本文教出版 2018年
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説(H30年告示) 数学編 』 学校図書株式会社 2019年
学校用教科書として、『未来にひろがる数学1・2・3』 啓林館と『数学I・A・II・B・III』 数研出版 を使用します。初回の授業で, 説明します。
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参考書 |
資料は, 適時配布します。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート・課題、平常試験 、模擬授業により総合的に評価する。 課題の提出(70%) 学習指導案の作成(20%) 最終課題(10%) |
質問への対応 | 授業終了後に対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で伝達する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
数学を表面的に知っているだけでは、教えることはできません。 自身が粘り強く考え、より理解を深める必要があります。 受け身ではない、積極的な態度が要求されます。 |