2022年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 卒業研究 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 金・小林(一) 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E64R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
機械工学・総合科学:宮城,エネルギ変換技術(工業熱力学・熱工学・流体工学) エネルギ変換技術の理解を念頭に,以下のテーマから選択して実習を行う。・噴流の拡散制御に関する研究(流体計測)・太陽熱の有効利用に関する研究(熱流体計測)・小型手動発電機の試作(機構設計・ものづくり)・小型エアタービンの試作(ものづくり・流体計測) 機械工学:飯島,自動車のカーボンニュートラル化に向けたエネルギー技術 車のカーボンニュートラル化に資する技術を想定し,自分たちで設定した目標に向かって研究を進めていきます。 [基本テーマ] (1)小型燃焼可視化エンジンの設計・製作 (2)発電パワーユニットの設計・製作 (3)カーボンニュートラル燃料の燃焼研究 など 機械工学:小林伸彰,深層学習を利用した脳波信号処理とディジタル回路実装および機械制御 人間の脳の状態は,行動を反映するため,これを利用してコンピュータや機械を制御するインタフェースをBMI(ブレイン・マシン・インタフェース)と呼びます.これらを応用すると,身の回りの家電製品や機械,ロボット等を手足を使わずに脳だけで制御することが可能になります.本テーマでは脳波等の生体信号を深層学習により分類し,機械の制御を実現するBMIの構築を目指します.後期の卒研では,前期に構築した脳波を分類するための深層学習モデルを半導体大規模集積回路(LSI)に実装し,機械を制御するデバイスの構築を行います.制御対象はロボットやドローンなどを予定しています. 電気電子工学・総合科学:小林・呉,無線通信システムとそれを支える半導体デバイス入門 ・無線通信システムの調査研究(小林) 発展ゼミナールで得た知識をもとに,各自,興味がある無線通信システムを調査選択し,そのシステムに関して,詳細内容(システム構成等)を調査研究し,将来に向けた新しい無線システムの提案を目指す.更に,その内容を発表することで,無線通信システムに関する基本的な考え方を身につける.尚,一部,関連する分野に関しては,大学院電子工学専攻と電子工学科4年生と合同で行う場合がある. ・半導体デバイス調査研究(呉) 下記テーマ別に調査、シミュレーターや実デバイスによる実験を行い、発表を行う.関連する分野にて、大学院電子工学専攻と電子工学科の学生と合同で行う場合がある. ①PN接合ダイオード半導体デバイスの理想と実デバイスについて ②MOSFET半導体デバイスの理想と実デバイスについて ③環境発電半導体デバイスの理想と実デバイスについて 情報科学・総合科学:金,JavaやPythonを用いた画像処理に関する研究 卒業研究では,主に①聞こえの不自由な方々への支援を目的とした研究,②小学校低学年のためのプログラミング教育用コンテンツ開発に関する研究,などを行って頂きます. 情報科学・総合科学:駒田,アルゴリズム入門 ロボット「レゴマインドストーム」を用いて今までに学んできたプログラミングの総まとめを行い報告書も作成する。 情報科学:香取,応用情報工学に向けての発展的演習とソフトウェアシステムの構築 応用情報工学を志す者を対象に,授業での先生役とC言語を用いた小規模なソフトウェアシステムの構築を行う。アルゴリズムの知識と,道具としてのC言語を駆使し,構築したソフトウェアについての論文の執筆も行う。大学院情報科学専攻と応用情報工学科4・3年生と合同で行うことがある。 情報科学:松野,ソフトウエア開発とデータ分析 Unityを用いたソフトウェア・アプリケーションをゼミ生で協力して開発する。アジャイル手法を用い、短いサイクルでお互いよくコミュニケーションを取りながら進める。前年度では2DRPGゲーム風の短大紹介アプリケーションを開発した。本年度では、これを発展させたアプリケーション、もしくはゼミ生の新規のアイデアによるソフトウェア開発を実践する。 応用化学・総合科学:萩原・西村・赤澤・米田・大宅,応用化学と生命科学に関する研究 前学期の発展ゼミナールに引き続き,テーマごとに調査,研究をおこなう。 ①-1)調査,探索した内容に基づいて実際に有用物質を合成し,その合成方法の安全性や利用価値について検証する。①-2)収集した事例の分析結果から事故の防止策を提案し,場合によっては事故状況を実験で再現して理解を深める。 ②-1)食品の成分と機能,食品の分類と特性及び加工,オートファジーと健康等について調査・発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。②-2)ウイルスとPCR,微生物と人間の関わり,腸内細菌,腸における免疫,バクテリアセルロース等について調査・発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。 ③色素の性質をあきらかにするために,pHとの関係性, 金属イオンとの反応, タンパク質との吸着具合を各種スペクトル方法などを用いた実験を行い, その結果から色素の新しい利用方法について検討する。 ④触媒に関する調査内容を踏まえ,SDGsが取り沙汰される現代社会において,低環境負荷に貢献する触媒作成の指針やその応用方法を検討し,発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。 ⑤無機材料を扱う産業(ガラス,セメント,陶磁器など)での地球温暖化対策について,資源の有効活用という面から発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。 いずれのテーマにおいても,卒業研究発表会に向けて結果をまとめ,「科学コミュニケーション」の技術を使った研究発表をおこなう。 物理学・総合科学:前田,理論物理学・総合科学の探求 前学期の発展ゼミナールに引き続き,グループごとに取り上げた具体的なテーマについて,共同で研究活動を進める。毎回,研究の進捗状況について資料を作成のうえ内容を報告し,グループ討議を行う。最終的な成果は,卒業研究発表会で発表するほか,一人ひとりが卒業論文の形にまとめる。 数学・総合科学:眞中,関数解析の視点から見える世界 発展ゼミナールで定義した無限次元関数空間におけるFourier級数の意味するところを掘り下げ,Fourier級数の収束の意味を多方面から考察する。これらの結果の応用として,どんな問題を定式化して解決出来るだろうか。各自がそれぞれその応用や理論を調べて結果を報告・発表し,議論を重ねて一つの結論を導き出す。これらの卒業研究発表へ向けてプレゼン準備やポスター作成を行いながら,新しく捉え直した概念を各自が自分の感性と自分の言葉で発表する仕方も身に付ける。 本授業科目はDP4及びCP4に該当しています。 科目ナンバリング:MNN-305 |
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学修到達目標 | 在学中の学修成果の集大成として,主専攻分野に属する研究テーマを選択し,担当教員の指導の下で研究を行う。卒業研究の活動全体を通じて,卒業の認定に関する方針に示した汎用的能力に関する達成度を確認するとともに,社会で必要とされる基盤的能力を身に付けることができる。 |
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」で行う。テーマごとにグループに分かれ,輪講,資料調査,グループ討論,課題演習,実験,実習など,専門分野における学習・研究を進める。最終的にその成果をまとめ,口頭発表,ポスター発表の形式で発表する。各回の事前・事後学習は下記の要領で行うこと。 【事前学習】該当回の資料を確認し,輪講,資料調査,発表,討論,実習等への準備をすること。(3時間) 【事後学習】授業の実施内容を振り返り,学生同士で議論すること。(1時間) |
履修条件 | 専門教育科目/必修 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
(1) 授業及び研究課題(卒業論文を含む)等への取組状況80%,卒業研究発表の状況20%の割合で総合的に評価する。 (2) 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 |
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質問への対応 | 対面授業の前後の時間のほか,原則としてオフィスアワーの時間帯(下記参照)に遠隔で対応する。事前にメールで連絡すること。対応方法(メール,電話,Zoom等)は担当教員の指示による。 |
研究室又は 連絡先 |
宮城徳誠:9号館1階916B号室,miyagi.norimasa@nihon-u.ac.jp 飯島晃良:(駿)タワー・スコラS1704号室,iijima@mech.cst.nihon-u.ac.jp 小林伸彰:6号館2階623室,kobayashi.nobuaki@nihon-u.ac.jp 小林一彦:9号館1階916F号室,kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp 呉 研:4号館2階425号室,wu.yan@nihon-u.ac.jp 金 炯秀:9号館1階916A号室,kim.hyoung-soo@nihon-u.ac.jp 駒田智彦:9号館1階911A号室,komada.toshihiko@nihon-u.ac.jp 香取照臣:2号館1階211号室,katori.terumoi@nihon-u.ac.jp 松野裕:2号館4階243号室,matsuno.yutaka@nihon-u.ac.jp 西村克史:8号館3階836室,nishimura.katsushi@nihon-u. +ac.jp 萩原俊紀:8号館3階837号室,hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp 赤澤寛行:8号館3階835A室,akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp 米田哲也:8号館1階812室,yoneda.tetsuya@nihon-u.ac.jp 大宅淳一:8号館1階814室,ooya.junnichi@nihon-u.ac.jp 前田知人:9号館1階911B号室,maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp 眞中裕子:9号館1階911C号室,manaka.hiroko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(宮城)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(宮城)
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 個別質問対応時間(飯島)
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 個別質問対応時間(小林伸彰)
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 個別質問対応時間(小林)
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 個別質問対応時間(呉)
火曜 船橋 10:40 ~ 12:10 個別質問対応時間(金)
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(駒田)
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(駒田)
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(香取)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(松野)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(松野)
月曜 船橋 15:00 ~ 16:00 個別質問対応時間(西村)
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10 個別質問対応時間(萩原)
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(赤澤)
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(米田)
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(大宅)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(前田)
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(前田)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(眞中)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(眞中)
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学生への メッセージ |
【令和3年度成績分布状況】履修者数:71名 S:43人(60.56%),A:23人(32.39%),B:4人(5.63%),C:1人(1.41%),D:0人(0%),E:0人 |