2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木材料特論Ⅰ
コンクリート材料の特性
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 梅村・佐藤 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A14A |
クラス |
概要
学修到達目標 | この授業は,コンクリート構造物に関しての性能規定型設計の考え方とコンクリートの材料特性(キャラクリゼーション)を考慮した性能規定型材料設計の考え方,キャラクタリゼーションのための分析技術,維持管理の基本となる材料の耐久性に関する性能照査方法についての理解を深めることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態は対面で行う。 授業方法は,パワーポイント,黒板,参考資料を使用して対面講義形式で行う。 講義資料は,適宜pdfファイルにて配布。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置科目「コンクリート工学」の内容を基礎として発展させた内容にするため,予め「コンクリート工学」を履修していること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 学習目標,授業方法,授業計画 コンクリート構造物の性能規定型設計の考え方その1 ・仕様設計と性能規定型設計 |
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第2回 | コンクリート構造物を性能規定型設計の考え方その2 ・材料の特性(キャラクタリゼーション)を考慮した材料性能規定型設計 ・材料のキャラクタリゼーション |
第3回 | コンクリート構造物を構成する材料の特性(キャラクタリゼーション)その1 ・材料のキャラクタリゼーションのための分析技術 ・セメントの化学的性質と水和反応と水和生成物 |
第4回 | コンクリート構造物を構成する材料の特性(キャラクタリゼーション)その2 ・混和剤の種類と特性(AE剤,AE減水剤,高性能(AE)減水剤,収縮低減剤など) |
第5回 | コンクリート構造物を構成する材料の特性(キャラクタリゼーション)その3 ・混和材の種類と特性(高炉スラグ,フライアッシュ,シリカフュームなど) |
第6回 | コンクリート構造物を構成する材料の特性(キャラクタリゼーション)その4 ・骨材の種類と性質 |
第7回 | フレッシュコンクリートの性質 ・コンクリートのワーカビリティー,コンシステンシー,プラスティシティー |
第8回 | 硬化コンクリートの性質 ・コンクリートの強度,弾性係数,乾燥収縮,クリープ,水密性 |
第9回 | コンクリート構造物の施工 ・コンクリートの製造,鉄筋組立,型枠支保工組立 |
第10回 | コンクリート構造物の施工 ・コンクリートの運搬,打設,締固め,表面仕上げ,養生,打継ぎ |
第11回 | コンクリート構造物の施工 ・基礎から本体構造物までの施工方法と施工管理 |
第12回 | コンクリート構造物の維持管理 ・コンクリートの変状の種類と原因 |
第13回 | コンクリートの劣化機構 |
第14回 | コンクリートの劣化診断 |
第15回 | 総括 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
最終レポート |
質問への対応 | 授業中とオフィスアワー。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ10階S1032号室 材料工学(梅村)研究室 E-mail:umemura.yasuhiro@nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 駿河台校舎タワー・スコラ10階S1025号室 コンクリート(佐藤)研究室 E-mail:sat.masaki@nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0654 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 梅村研究室
金曜 駿河台 14:50 ~ 16:30 佐藤研究室
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学生への メッセージ |
社会基盤を成すコンクリート構造物の維持管理は益々重要になってきます。講義はコンクリート主任技士の試験レベルに目標をおいて行います。 |