2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木計画学特論Ⅲ
費用便益分析とインフラ整備政策
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 福田・家田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A31A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 土木計画学の中で、インフラ整備計画の評価の代表的方法として利用される費用便益分析の理論を理解し、実際に費用便益を実施する能力を身に着ける。さらに、これまで行われてきたインフラ整備計画を題材に特別講義を行い、その背景、目的、具体的取組を理解し、土木計画学の本質を見抜く能力を身に着ける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
駿河台校舎で対面で講義を実施する。 資料を使った講義およびその演習を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
ミクロ経済学の基礎 |
授業計画
第1回 | 交通インフラの整備と費用便益分析、効果の定義と分類1; 貨幣価値化の意味、直接効果と間接効果、 |
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第2回 | 効果の定義と分類2; 市場内効果と市場外効果、その他の効果 |
第3回 | 便益の計測1; ミクロ経済学と均衡分析、効用の定義、2財モデルにおける効用水準、無差別曲線の導出、所得と価格の関係 |
第4回 | 便益の計測2; マーシャルの消費者余剰、2財モデルからの導出 |
第5回 | 便益の計測3; 補償変分、等価変分 |
第6回 | 利用者便益の推定1; 交通需要推計と利用者便益、旅行時間節約便益、走行費用減少便益 |
第7回 | 利用者便益の推定2; 交通事故、環境影響、開発利益、ヘドニックアプローチ |
第8回 | 費用の算定; 各種の費用を算定、費用便益分析の考え方; 費用便益費、経済的純現在価値、経済的内部収益率、感度分析 |
第9回 | 費用便益分析;ケーススタディー |
第10回 | インフラ整備に関する特別講義(1) |
第11回 | インフラ整備に関する特別講義(2) |
第12回 | インフラ整備に関する特別講義(3) |
第13回 | インフラ整備に関する特別講義(4) |
第14回 | 総合評価の方法;多基準分析、 |
第15回 | 総合評価の方法;AHPによる分析 |
その他
教科書 |
プリントおよびCDを配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
ミクロ経済学(伊藤 元重)など、一般的なミクロ経済学の教科書
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成績評価の方法 及び基準 |
費用便益分析の演習課題に対する評価(40%)、多基準分析のレポートに対する評価(20%)と特別講義に対するレポート評価(40%)の合計点で評価する。 |
質問への対応 | メール |
研究室又は 連絡先 |
fukuda.atsushi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 10:30 ~ 10:40
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学生への メッセージ |
土木工学専攻、交通システム工学専攻併設の講義です。出席が70%以下の場合は、採点の対象としません。 |