2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木構造学特論Ⅲ
(耐震設計法)
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田中 努 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A34A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ・社会に出て、実務として耐震設計を行う場合に、重要となる「不確定な地震動や地盤の評価,ハード面とソフト面の対策,地震時挙動の本質を理解したアレンジ,そしてプロジェクトマネジメント」等について,全体イメージと要点が理解できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・日本語で講義する。 ・教室でモニタにパワーポイントを写した「対面授業」を基本とするが、「オンデマンド配信」の回もある。 ・講義内容は大きく3テーマで構成し,テーマ毎の最終日に,理解度確認テストの状況と受講者の苦手な箇所と疑問を解説する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
・予習は、前回の講義資料と自分のメモ書きを見直して思い出し、今回の講義に臨むこと。(120分) ・復習は、原則毎回、理解度確認テストを宿題として出すので、復習しながら回答して、メールで提出する。(120分) ・学部で、鉄筋コンクリート工学・地盤工学・地震工学などを受講していると,理解が容易になる。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/耐震設計とは?のイメージ ※担当教員は,東京湾アクアラインや首都高の多摩川・川崎航路トンネル,大阪港咲州トンネルなどの耐震設計を行った建設コンサルタントのベテラン技術者。技術士・土木学会特別上級土木技術者・博士(工学)の技術者資格を持つ。 |
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第2回 | <テーマ1:地震と耐震設計> 1)地震の発生メカニズム/地震動/地震による不都合な影響 |
第3回 | <テーマ1:地震と耐震設計> 2)地上構造物に作用する力/地下構造物に作用する力 |
第4回 | <テーマ1:地震と耐震設計> 3)地震の大きさ/材料の非線形性/レベル1とレベル2/ハードとソフトの対策 |
第5回 | <テーマ1:地震と耐震設計> 4)理解度確認テストの状況と受講者の苦手な箇所と疑問への解説 |
第6回 | <テーマ2:耐震設計技術> 1)地上構造物の耐震設計法① |
第7回 | <テーマ2:耐震設計技術> 2)地上構造物の耐震設計法② |
第8回 | <テーマ2:耐震設計技術> 3)地下構造物の耐震設計法① |
第9回 | <テーマ2:耐震設計技術> 4)地下構造物の耐震設計法② |
第10回 | <テーマ2:耐震設計技術> 5)土砂崩れや津波に対する耐震設計法 |
第11回 | <テーマ2:耐震設計技術> 6)理解度確認テストの状況と受講者の苦手な箇所と疑問への解説 |
第12回 | <テーマ3:実業務での配慮事項> 1)設計の流れ/技術基準の位置づけ/性能設計と仕様設計/既存不適格/補修・補強 |
第13回 | <テーマ3:実業務での配慮事項> 2)国・自治体の発注者と受注側の技術者の立場・心構え/プロポーザルの設計と指名競争入札の設計/施工への引継ぎ/地震時対応・維持管理への情報提供 |
第14回 | <テーマ3:実業務での配慮事項> 3)プロジェクトマネジメントの要求 |
第15回 | <テーマ3:実業務での配慮事項> 4)理解度確認テストの状況と受講者の苦手な箇所と疑問への解説 |
その他
教科書 |
市販の書籍は使わない。毎回,講義資料のpdfファイルを事前配付。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
必要に応じて,授業中に紹介。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の質疑・議論の内容と理解度確認テスト。 |
質問への対応 | 授業時間外は,下記のアドレスにメールで質問。 質問の内容によっては,日時調整の上、WEB面談で回答。 |
研究室又は 連絡先 |
メールで連絡(t.tanaka@metro-ec.co.jp)。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
事前配布の講義資料をPCやタブレットにダウンロード,またはプリントして出席すること。 |