2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木材料特論Ⅱ
(老朽化した社会基盤施設の現状、維持管理とマネジメント)
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 深田 和志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A44B |
クラス |
概要
学修到達目標 | この授業は、高度経済成長期につくられたトンネルや橋等の社会基盤施設がかなり老朽化し、トンネルの天井崩落以外にも各種事故発生が懸念されることを踏まえて、老朽化したコンクリート構造物の現状と維持管理(点検・検査、劣化機構の推定・予測、対策技術等)について理解することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンライン会議システム「Zoom」を利用して、同時双方向形式で行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
事前に配布した講義資料(15回分)を毎回予習しておくこと。 「土木材料特論Ⅰ」を修得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) ガイダンス、維持管理の概説 学習目標/授業方法・計画/成績評価基準等の説明/社会基盤施設の維持管理の概説 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
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第2回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 社会基盤施設の維持管理 維持管理の基礎/維持管理の重要性/維持管理の診断/維持管理の対策 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 社会基盤施設の維持管理の現状と課題 社会基盤施設のストックの現状と課題/維持管理の現状と課題/構造物の老朽化の事例 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 老朽化した社会基盤施設の事故事例 トンネルの天井崩落事故の概要/トンネルの構造概要/トンネル天井の崩落事故の原因 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 構造物の劣化の種類とその要因 コンクリート構造物の耐久性/コンクリート構造物の劣化の現象(塩害、アルカリ骨材反応、中性化) 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 構造物の劣化の種類とその要因 コンクリート構造物の劣化の現象(化学的浸食、凍害、内部欠陥、摩耗、すり減り、疲労、たわみ、特殊環境) 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 構造物の劣化の種類とその要因 その他のコンクリート構造物の劣化の現象(ひび割れ、溶出、変色、浮き、ジャンカ、コールドジョイント等) 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 構造物の非破壊検査 診断で活用する各種試験方法/各種非破壊検査 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 構造物の破壊、部破壊検査 各種非破壊検査/破壊検査/微破壊検査 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) PC構造物の維持管理 PC構造物の維持保全の流れ/PC構造物の点検/PC構造物の診断 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) PC構造物の維持管理の事例 PC構造物の補修技術の施工事例/PC構造物の補強技術の施工事例 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) リニューアル技術 各種構造物に対するリニューアル技術 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) ニューアル技術 各種構造物に対するリニューアル技術/リニューアル事例 【事後学習】次回講義の討議に向けて、内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) アセットマネジメントの考え方と事例 アセットマネジメントの考え方/公共構造物の事例 【事後学習】次回講義の討議に向けて、これまでの内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 【事前学習】事前配布資料を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 総括、学生間で討議し発表する。 【事後学習】レポート作成に向けて、これまでの内容を復習しておくこと。レポートのフィードバックはメールで対応する。 |
その他
教科書 |
『社会インフラ メンテナンス学』 公益社団法人 土木学会 公益社団法人 土木学会 2015年
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『鉄筋コンクリートの材料と施工』 加藤佳孝、伊与田岳史、渡部正、梅村靖弘 鹿島出版会
土木学会コンクリート委員会 『土木学会コンクリート標準示方書』 コンクリート標準示方書改訂小委員会編 公益社団法人 土木学会 2020年 第2版
学会誌、雑誌なども参考にすること。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートの課題を出し、それを評価(100%)する。 |
質問への対応 | 授業中またはメールにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
深田和志 E-mail:k175099fukata@dream.jp TEL 090-3225-9527 ※履修生は、学期が始まったら深田にメールを入れること。 梅村研究室:駿河台校舎3号館335号室 E-mail:umemura.yasuhiro@nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 佐藤研究室:駿河台校舎4号館434A号室 TEL/FAX:03-3259-0654 E-mail:satou.masaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
身近にある社会基盤施設(道路、首都高速・鉄道の高架橋、橋、河川、地下鉄など)を観察し、老朽化の現状、維持管理対策の実施状況などを理解すること。 |