2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 | 交通環境工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊東 英幸 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 交通システムと環境問題との係わり、道路事業における戦略的環境アセスメント、道路建設とライフサイクルアセスメント(LCA)、自然や生態系に配慮した道路計画(道路生態学)、自動車から排出される大気汚染物質の拡散などを含めた総合評価などについて学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は対面講義で実施します。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
道路工学、環境工学、交通工学、交通計画、経済学、保全生態学の各視点から、環境アセスメント制度や道路事業におけるミティゲーション、ライフサイクルアセスメント、自動車排出ガスの拡散などについて学習するので、これらの工学分野の基礎知識を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ◎ガイダンス ◎道路事業と交通環境問題 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
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第2回 | ◎交通事業と交通環境問題の課題発表(1) ・交通事業と交通環境問題の課題発表に向けたデータ収集と資料作成等を行う。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | ◎交通事業と交通環境問題の課題発表(2) ・交通事業と交通環境問題の課題発表に向けたデータ収集と資料作成等を行う。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第4回 | ◎道路事業と戦略的環境アセスメント(1) ・日米の環境アセスメント制度の比較 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第5回 | ◎道路事業と戦略的環境アセスメント(2) ・日米の環境アセスメントの事例の比較 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第6回 | ◎道路事業と戦略的環境アセスメント(3) ・諸外国と我が国の環境アセスメントの事例の比較 ・我が国の環境アセスメント制度に関する課題 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第7回 | ◎道路事業と戦略的環境アセスメント(4) ・諸外国と我が国の環境アセスメントの事例の比較 ・我が国の環境アセスメント制度に関する課題 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第8回 | ◎道路事業と生物多様性オフセット ・米国と日本の道路事業と生物多様性オフセットの事例紹介 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第9回 | ◎道路生態学(1) ・ロードキルの発生要因と対策 ・米国におけるロードキル対策 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | ◎道路生態学(2) ・ロードキルの発生要因と対策 ・米国におけるロードキル対策 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | ◎道路生態学(3) ・ロードキルの発生要因と対策 ・米国におけるロードキル対策 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | ◎交通事業と交通環境問題の課題発表(3) ・交通事業と交通環境問題の課題発表に向けた資料作成等を行う。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | ◎道路事業とLCA ・道路事業におけるLCAの評価方法を解説する。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | ◎交通事業と交通環境問題の課題発表 ・交通事業と交通環境問題の課題発表を通じて理解を深める。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | ◎交通事業と交通環境問題の課題発表 ・交通事業と交通環境問題の課題発表を通じて理解を深める。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
特になし。適宜、講義資料を配付する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
辻靖三、足立義雄、大西博文、桐越信 『新版・道路環境』 Ⅲ海堂 2002年 第1版
竹林征三、石川悌二 『実務者のための建設環境技術』 山海堂 1995年 第1版
松梨順三郎 『環境流体汚染』 森北出版 1993年 第1版
近藤純正 『水環境の気象学-地表面の水収支・熱収支』 朝倉書店 1994年 第1版
石川公敏、柳憲一郎、本間勝 『環境アセスメント学の基礎』 恒星社厚生閣 2013年 第1版
Rodney van der Ree, Daniel J. Smith, Clara Grilo 『Handbook of Road Ecology』 John Wiley and Sons Ltd 2015年 第5版
伊坪徳宏、稲葉敦 『LIME2―意思決定を支援する環境影響評価手法』 産業環境管理協会 2010年
「新版・道路環境」は道路環境問題とその対策等について、広範囲にかつ適切に記述された図書である。また、「実務者のための建設環境技術」道路環境問題対策等について丁寧に書かれている。いずれも絶版図書であるが、図書館に収蔵されているので、適宜参考にされたい。さらに講義の理解を深める参考書を適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題発表を基にGPA制度の基準に従つて総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義時およびオフィスアワー時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
交通環境研究室(738)。 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
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学生への メッセージ |
交通環境に対して、市民が快適な生活環境を望んでいる自動車交通由来の沿道大気問題、また自然や生態系に配慮した道路計画、道路の戦略的環境アセスメントなどについて理解することが、それら問題の解決の端緒となります。絶えず考えながら講義に臨んで下さい。 |