2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 海洋建築工学専攻
設置情報
科目名 |
沿岸防災計画特論
沿岸防災計画論および実提案の解説および各自提案
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設置学科 | 海洋建築工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小林・山本 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D32A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 沿岸地域における、防災(安全)と環境(自然・景観・産業)は、建築と土木の融合で達成されることを理解し、その計画手法を修得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は、原則として対面式の授業形態とし、前半の授業において、計画提案を行う前の基礎知識として防災計画について学修することにより、蓋然性を備えた現実的な計画手法を身につけることができる。さらに後半の授業では、事例および計画提案の内容を提供し、その内容を発展させた各自の研究項目を輪講形式で行なう。3.11直後から現在に至るまで実際に行なってきた防災提案(行政・被災住民)を説明し、そこから独自(各自)の意見さらなる提案を発表する。後半の授業は対面とメディアを主とした「ハイブリット型授業」とする. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
事例および計画提案の内容を提供し、その内容を発展させた各自の研究項目を輪講形式で行なう為の準備が必要。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 授業内容及び成績評価の説明、沿岸防災計画の概念説明 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(240分) |
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第2回 | 総論1:わが国の災害外力~沿岸域の自然災害(1)~ 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第3回 | 総論2:わが国の災害外力~沿岸域の自然災害(2)~ 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第4回 | 地域防災計画論(1) 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第5回 | 地域防災計画論(2) 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第6回 | 防災リスクマネジメント 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第7回 | 地域防災計画(対策)の具体的事例 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第8回 | 東京都広域防災拠点施設体験学修 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第9回 | 輪講形式:発表および討論 岩手県宮古市田老町復興計画案と現状と将来について 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第10回 | 輪講形式:発表および討論 宮城県気仙沼市復興計画案と現状と将来について 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | 輪講形式:発表および討論 福島県富岡町の放射線災害における復興計画案と現状と将来について 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第12回 | 輪講形式:発表および討論 東南海トラフ地震による津波災害想定地における事前対策計画案について 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 輪講形式:発表および討論 3.11復興後に被災者が戻って来ない現状とその対策について 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 輪講形式:発表および討論 普段使いの避難計画:ユニバーサルデザインとレジリエンスな街づくりについて 【事前学習】体験学修の意図をよく理解して、施設整備の目的や意義及び施設概要などについて、出来るだけ詳細に調べておくこと。(120分) 【事後学習】見学した施設について理解を深め、疑問に思ったことや課題点・問題点を抽出して次回の授業で質問できるようにしておくこと。(120分) |
第15回 | 総括:テーマ・海洋建築工学科(在学生・卒業生・教員)として沿岸防災と環境確保の両立において一般社会に対して何を貢献できるのかを自身で考える.レポート提出. |
その他
教科書 |
各自輪講形式で行なう発表の中で、各自の参考文献情報を授業内で水平展開する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
3.11復興計画提案書(学会発表)および東南海トラフ津波想定被災地提案(下田・高知)を参考資料として提供する。
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成績評価の方法 及び基準 |
各自の研究項目を輪講形式で行なった発表の成果(レポート・基本概念コンセプト図)で評価する。 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合,質問内容を整理し授業終了後に質問すること。 |
研究室又は 連絡先 |
1346 小林直明 研究室 連絡用Email:kobayashi.naoaki@nihon-u.ac.jp ❐山本和清 ➢研究室:山本研究室(沿岸地域計画学研究室)13号館6階1362室 ➢E-mail:yamamoto.kazukiyo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 15:00 ~ 17:00 小林(直)研究室
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 山本研究室
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学生への メッセージ |
授業内容とその成果の延長上で、3.11復興デザイン計画提案および東南海津波被災想定地域における実提案を行なうことで社会貢献できる機会が得られる。沿岸防災計画のノウハウは海洋建築工学専攻にとって必須のスキルと言える. |