2022年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 都市・地域解析特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大沢・小木曽 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E12A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 国土・地域・都市に関連する計画を立案する上で基本となる客観的根拠からのアプローチについて学び、そして関連する統計を実際について、過去を踏まえ、そして国土・地域・都市に現在を考え、未来のあり方について解説する。それによって、都市と地域の総合性を理解し、政策提案を客観的に行えるような技術力を身に着けることを目標とする。また、都市及び住宅の実務経験をもとに、都市及び地域について授業を行う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面講義で授業をする。なお、コロナの感染状況等により,zoomをもちいたオンライン授業に切り替える。その時は、授業時もしくはCSTー VOICEを通じて連絡する。なお統計データを用いて各自作業を行いその成果を発表しその場で討議するという方式の回もある。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
選択科目(受け身ではなく、自ら計画を立案する技術者として、講義で示された統計データ等を踏まえ、自分で課題を設定し復習を行うことが重要である) なお、演習時にはノート型パソコンを持参することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 講義の進め方の解説と意見交換 国土・地域・都市とは何か、改めて考える 客観的根拠からのアプローチと問題意識からのアプローチの重要性 都市と交通の相互連携の必要性と可能性 (まちづくり技術者が対象とする分野、まちづくり技術者が求められる役割を再考する) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(240分) |
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第2回 | 我が国の近代都市計画150年をレビューする(1)明治-終戦 (過去を解析する能力を育む) 【事前学習】都市計画史に関する書籍を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(120分) |
第3回 | 我が国の近代都市計画150年をレビューする(2)戦後から現在 (過去を解析する能力を育む) 【事前学習】都市計画史に関する書籍を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(120分) |
第4回 | 都市・地域に関する計画体系とそれを支えるデータ (現在を解析する能力を育む) 指定統計(国勢調査)、 都市計画基礎調査、パーソントリップ調査 【事前学習】都市計画に関する書籍を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(120分) |
第5回 | 都市計画基礎調査から現在の自分の住まいを解析する 課題に対する発表 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第6回 | 国勢調査から現在の国土を解析する 講義+演習 (データを分析し課題を設定する) 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第7回 | 国勢調査から現在の国土を解析する 演習 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第8回 | 国勢調査から現在の都市を解析する 自ら設定した課題に対する発表 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第9回 | パーソントリップ調査から人の動きを解析する (全国PTと都市圏PT) 講義+演習(データを分析し課題を設定する) 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第10回 | パーソントリップ調査から人の動きを解析する (全国PTと都市圏PT) 自ら設定した課題に対する発表 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第11回 | パーソントリップ調査から人の動きを解析する (全国PTと都市圏PT) 自ら設定した課題に対する発表 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第12回 | 都市空間形成プロセスを再考する(1) (プロジェクトを踏まえ空間形成を解析する能力を育む) 【事前学習】団地再生に関する書籍を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(120分) |
第13回 | 都市空間形成プロセスを再考する(2) (プロジェクトを踏まえ空間形成を解析する能力を育む) 【事前学習】団地再生に関する書籍を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を振り返り得られた知見を取りまとめること。(120分) |
第14回 | 物資流動調査から物の動きを解析する 講義+演習 (データを分析し課題を設定する) 【事前学習】課題発表に向け資料の準備を行うこと。(120分) 【事後学習】発表と討議を踏まえ資料について再考すること。(120分) |
第15回 | 物資流動調査から物の動きを解析する 課題に対する発表 データ解析から未来を予測する 【事前学習】教科書第章を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
なし(必要な資料は配布する)
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
予習として必要な文献は、ガイダンス時に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の演習(30%)及び発表レポート(70%)にて総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義終了後またはメールにて対応する |
研究室又は 連絡先 |
大沢:タワー・スコラ10階S1004室 e-mail oosawa.masaharu@nihon-u.ac.jp 小木曽:タワー・スコラ12階S1206室 e-mail kogiso.yutaka37@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:15 ~ 13:15 大沢(S1004)
火曜 駿河台 12:15 ~ 13:15 小木曽(S1206)
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学生への メッセージ |
実務の世界でまちを考える上で、客観的根拠からのアプローチと問題意識からのアプローチの2つが最も大切です。この講義では、客観的根拠からのアプローチについて学びます。データからまちをあらためて考えてみましょう。 |