2022年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 観光まちづくり特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 押田 佳子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E32A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本特論では,「観光まちづくり」による新たな地域活性化システムを学ぶにあたり,地域計画論や都市計画学の知見をもとに,空間整備をはじめとするハード面とサービスや産業などの諸活動や交流,教育などのソフト面,双方からのアプローチより捉え,具体的な地域の諸問題を解決する方法論について学習し,理解を深める. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 なお,新型感染症の拡大状況に応じ,適宜オンライン実施も取り入れる. 上記を用い,実例を踏まえたグループワーク,ディスカッションをする. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
都市・地域計画および観光まちづくりなどに関心が高い受講生が望まれる. |
授業計画
第1回 | はじめに:授業のねらい,授業の流れ,受講ルール等について説明する. 【事前学習】わが国の観光動向についてニュースや観光庁HPを参照しておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
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第2回 | わが国の観光動向 【事前学習】わが国の観光動向についてニュースや観光庁HPを参照しておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第3回 | 東京,首都圏の観光動向 【事前学習】観光地や公園等にある外国人向けのパンフレットを参照する(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第4回 | 観光の地方格差を考える 【事前学習】地方の観光都市について調べておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第5回 | レクリエーション空間計画論 【事前学習】観光地の施設や公共空間設計の実例について調べておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第6回 | コンテンツツーリズムによる観光まちづくり 【事前学習】コンテンツツーリズムの実例について調べておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第7回 | 事例①:歴史的観光地―鎌倉を対象として 【事前学習】鎌倉のまちや観光の実態について調べておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) 【レポート課題】自分のまちの観光計画に目を通し,「➀観光の特徴」「➁観光の課題」「➂➁の解決策として考えられること」をまとめる |
第8回 | 事例②:都市近郊におけるエコツーリズム 【事前学習】エコツーリズムの実例について調べておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(120分) |
第9回 | 事例③:インバウンド促進とオーバーツーリズム―京都・鎌倉を対象として 【事前学習】世界遺産,キャリング・キャパシティの実例について調べておく(2時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(2時間) |
第10回 | 事例④:わが国における観光危機管理―伊豆大島と熊本を対象として 【事前学習】】内閣府の「観光危機管理計画」HPに目を通しておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(2時間) |
第11回 | 事例⑤:アフターコロナの観光を考える 【事前学習】観光庁の「白書」HPに目を通しておく(120分) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習する(120分) |
第12回 | グループワーク①:観光まちづくりの課題を抽出(特に観光容量に着目して) 【事前学習】予め提示された自然観光地の現状と課題について抽出しておく(120分) 【事後学習】ディスカッションを通じて,議論の振り返りをする(120分) |
第13回 | グループワーク②:観光まちづくり課題の解決策を検討 【事前学習】振り返りをもとに,対象地の今後のあり方を調べ,考える(120分) 【事後学習】ディスカッションを通じて,議論の振り返りをする(120分) |
第14回 | グループワーク③:成果発表 【事前学習】振り返りをもとに,プレゼンテーションを完成させる(120分) 【事後学習】ディスカッションを通じて,議論の振り返りをする(120分) |
第15回 | 観光まちづくりのこれから:ディスカッション,レポート課題の主旨および解説 【事前学習】これまでに本講義で配布したレジュメを読み返し,取りまとめる(120分) 【事後学習】レポート課題への解説より,理解が難しい箇所を再確認する(120分) |
その他
教科書 |
必要な資料を適宜CST-VOICEにアップする.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
必要な資料を適宜配布する.
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成績評価の方法 及び基準 |
講義内レポート20%,最終課題レポート30%,およびディスカッションの結果50%で評価する. なお,11回以上出席していない場合は採点しません. |
質問への対応 | 随時受け付けます,メールでアポイントを取ることが望ましい. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:タワースコラ12階1205室(押田研究室) Mail:oshida.keiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 タワースコラ12階1205室(押田研究室)
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学生への メッセージ |
観光は地域における消費の増加や新たな雇用の創出など幅広い経済効果や地域の方々が誇りと愛着を持つことができる活力に満ちた地域社会の実現をもたらすことから,近年推進されていますが,現実的には地域づくりに観光を有効的に活かしている地域が未だ多くない状況にあります.地域における観光開発に求められる諸知識を身につけ,地域を観光により活性化する手法を考察,提案できるようになることを目的とします. |