2022年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 市街地整備特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田中・小木曽 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 土曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E52A E63A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本特論では、市街地における先進的なまちづくりを景観、福祉、安全安心、都市再生、環境緑化,参加・協働、ダイバーシティ、被災地復興など様々なキーワードを手掛かりに概観することでまちづくりのボキャブラリーを増やすことを目指す。市街地整備のあるべき姿を検討し発表・討議を通して、市街地整備について関わる知識・技術の定着を図る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 設計業務やコンサルタント業務経験をもとに、市街地を取り巻く課題の抽出方法と基本計画の立案方法について、事例を踏まえて解説する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
与えられたテーマについて既往研究や専門書籍を丁寧に読むこと。なお、参考にした研究や文献についても発表してもらう。 |
授業計画
第1回 | 講義の進め方の解説と意見交換 (まちづくり技術者が対象とする分野の中で、市街地整備に関してまちづくりの技術者が求められる役割を再考する) 【事前学習】市街地整備特論を受講するにあたり,様々な市街地整備・事業の事例を事前に確認し,好事例のポイントや課題を抽出しておくこと。(120分) 【事後学習】講義を受け,様々な市街地整備・事業に関して再度整理を行い,まちづくり技術者に求められる役割を現時点で整理を行う。(120分) |
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第2回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する① (集合住宅地の建替・再生手法及び環境緑化についてのケースメソッド) 【事前学習】市街地整備における集合住宅地の建替・再生手法及び環境緑化について事前に調べて整理を行う。(120分) 【事後学習】武蔵野緑町団地建替事業の成功した理由や課題を整理を行う。(120分) |
第3回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する② (集合住宅地の建替・再生手法及び環境緑化についてのケースメソッド) 【事前学習】市街地整備における集合住宅地の建替・再生手法及び環境緑化について事前に調べて整理を行う。(120分) 【事後学習】多摩平団地建替事業の成功した理由や課題を整理を行う。(120分) |
第4回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する③ (集合住宅地の建替と住民参加・協働をケースメソッド) 【事前学習】市街地整備における集合住宅地の建替と住民参加・協働について事前に調べて整理を行う。(120分) 【事後学習】武蔵野緑町団地建替事業,多摩平団地建替事業事業の住民参加・協働についてのポイントを整理し技術者のあるべき姿を整理する。(120分) |
第5回 | 市街地整備の視点で集合住宅地の建替と再生を再考する④ (①②③をまとめ、ソクラティックメソッドで発表・討議) 【事前学習】①②③のまとめに対し講義内に発表及び討議ができるように準備を行う。(120分) 【事後学習】自分の発表で指摘された事に関して再確認すると共に他の発表者に対してのポイントを整理し自身の第2・3回講義を含め、他の事業を比較しながら技術者のあるべき姿を考察する。(120分) |
第6回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する① (区画整理事業手法をケースメソッド) 【事前学習】市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ),環境緑化について,区画整理事業手法を事前に調べて整理を行う。(120分) 【事後学習】武蔵野緑町団地建替事業,多摩平団地建替事業事業の成功した理由や環境緑化等の課題を整理を行う。(120分) |
第7回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する② (ニュータウン事業手法をケースメソッド) 【事前学習】ニュータウン事業手法の屋外空間(ランドスケープ),環境緑化についてに調べて整理を行う。(120分) 【事後学習】港北ニュータウン・多摩ニュータウン等についての事業手法と環境緑化の課題を整理を行う。(120分) |
第8回 | 市街地整備の視点で建築物と屋外空間(ランドスケープ)の関係を再考する③ (①②をまとめ、ソクラティックメソッドで発表・討議) 【事前学習】第6・7回のまとめに対し講義内に発表及び討議ができるように準備を行う。(120分) 【事後学習】自分の発表で指摘された事に関して再確認すると共に他の発表者に対してのポイントを整理し自身の第6・7回講義を含め、他の事業を比較しながら技術者のあるべき姿を考察する。 (120分) |
第9回 | アイスブレイク・SDGs視点の市街地整備を考える。 【事前学習】地方創生のSDGsについて配布資料を精読してくること。(120分) 【事後学習】各自で採り上げたまちについてSDGsの視点で考えをまとめてくること(SDGsイシューマップの制作)。教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第10回 | 現代に至るまでの市街地整備について考える。 【事前学習】「地方消滅」(増田寛也 編著)などの指定する書籍・配布資料を通して、郊外の衰退について考えてくること。(120分) 【事後学習】配布資料「東京計画1960(丹下健三)」について考えてくること。教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | 市街地整備の企画提案を検討する(課題1)。市街地整備の検討の進め方の解説。 【事前学習】事前配布資料を精読し、企画提案書を作成する。(120分) 【事後学習】作成した企画提案書を教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第12回 | 市街地整備の企画提案の発表および討議(課題1)。 【事前学習】事前配布資料を精読し、企画提案書を作成する。(120分) 【事後学習】作成した企画提案書を教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 市街地整備の企画提案を検討する(課題2)。市街地整備の検討の進め方の解説。 【事前学習】事前配布資料を精読し、企画提案書を作成する。(120分) 【事後学習】作成した企画提案書を教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 市街地整備の企画提案の発表および討議(課題2)。 【事前学習】事前配布資料を精読し、企画提案書を作成する。(120分) 【事後学習】作成した企画提案書を教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。(120分) |
第15回 | 本特論から得られた知識・能力を今後のまちづくりのどのように活かしていくか議論を行う。 【事前学習】本講義で興味を持ったまちづくりのキーワードとその解説をまとめてくること。(120分) 【事後学習】本特論からの学びの内容を将来の仕事に、どのように活かしていくかをレポートにまとめて提出すること。(120分) |
その他
教科書 |
特にない。随時資料を配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
特にない。随時紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
70%以上の出席が必須である。 70%以上出席した場合の成績は次の①~③により採点する。 ①討議への参加姿勢(意見発表の頻度や内容)(30%)、②各回の中間成果発表の内容(30%)、③最終的に提出されたレポートおよび発表の内容(40%) |
質問への対応 | 授業前後に教室で受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
小木曽:kogiso.yutaka37@nihon-u.ac.jp 田中 :tanaka.yasushi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 まちづくり工学科・田中研究室
木曜 駿河台 12:15 ~ 13:15 まちづくり工学科・小木曽研究室
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学生への メッセージ |