2022年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 治水とまちづくり特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 後藤 浩 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E56A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 地球規模の水の流れ(循環)を理解し,近年,多く発生する異質な降雨(ゲリラ豪雨など)からまちを守るための対策を練るための基礎知識を修得し,その内容を説明することができるようになる. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 主として,資料を配布しスライドで内容を説明し,理解を深めるために輪講を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
多少,水理学の知識が必要です.なお,本科目は「社会人大学院生用」です.社会人のみ受講可です.社会人以外の方は,後期・木・3限の講義を受けてください. |
授業計画
第1回 | ガイダンスを実施し,授業の内容を説明します.水文学とは何か説明いたします. (事前学習:水文学をキーワードにWEB等で情報収集をしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
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第2回 | 水文学的な水の循環の概要について説明します.また,水文量の算定の重要性について説明します. (事前学習:水文量をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第3回 | 地球系エネルギーについて説明をします.また,地球全体を対象にした水資源の現状について説明します. (事前学習:地球系エネルギーをキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第4回 | 降水現象について説明いたします. (事前学習:降水をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第5回 | 降雪現象について説明いたします. (事前学習:降雪をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第6回 | 海,川,湖沼からの水の蒸発現象の仕組み,推算式,実際を説明いたします.また,樹木からの水分の放出(発散現象)について説明いたします. (事前学習:蒸発・蒸散をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第7回 | 土の中への水の浸透現象について説明いたします.また,降水が,河川等へ流れ込んだり,蒸発する前にとどまる貯留現象について説明いたします.さらに,降水が地上まで到達しない遮断現象について説明いたします. (事前学習:浸透・貯留・遮断をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第8回 | 地下水の特性について説明いたします. (事前学習:地下水をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第9回 | 流出解析その1として,河川の流量の特徴を表すハイドログラフの性質について説明いたします. (事前学習:ハイドログラフをキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第10回 | 流出解析その2として,小規模流域を対象にした降雨の河川への流出過程と計算方法について説明いたします. (事前学習:流出解析をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第11回 | 流出解析その3として,中規模流域を対象にした降雨の河川への流出過程と計算方法について説明いたします. (事前学習:流出解析をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第12回 | 流出解析その4として,流出解析法のまとめをいたします. (事前学習:流出解析をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第13回 | 水資源の開発と管理の方法について説明いたします. (事前学習:水資源をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第14回 | 水文学的に考えた地球水資源の問題点について説明いたします. (事前学習:水資源をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
第15回 | 今までの授業を総括いたします. (事前学習:水文学をキーワードにWEB等で情報収集をし,輪講ができるようにしておくこと(120分),事後学習:授業で配布された資料を基に振り返りをしておくこと(120分)) |
その他
教科書 |
特にありません
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
水文学と名のついた本は複数あります.図書館等で各自工夫して探してみてください.
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の授業の参加の姿勢(40%)と輪講および作成した資料の状況(60%)で判断します. |
質問への対応 | 適宜対応します.すれ違うとお互い不幸なので,メールでアポイントメントを取ってください. |
研究室又は 連絡先 |
研究室→駿河台校舎タワースコラ12階1210室,メール:gotou.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 駿河台校舎タワースコラ12階S1210室
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学生への メッセージ |
水理学の知識が少しだけ必要ですが,ほとんどなくても理解ができるように易しく話したいと思います.「まち」に降る雨の洪水対策を考える上では,必要な基礎知識を得られる学問「水文学」をもとにお話ししますので是非聞いてください. |