2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 宇宙機工学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 松永 三郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | H13A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 宇宙機工学に関する基礎的かつ実践的な知識を、講義、演習、討論を通して身に付ける。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
宇宙機工学に関するトピックスを受講者の希望を取り入れ選択する。必要な参考資料を随時提供しながら講義を進める。例えば、姿勢表現、軌道・姿勢の動力学、推定法、または宇宙機の挙動評価の基礎となるマルチボディダイナミクスの原理と定式化、などについて理解することを目標とする。また、受講者が希望すれば衛星設計コンテストやKIBO-RPC、宇宙機制御コンテストなどを題材にし、実際に参加して作品を提出することも可能である。 原則として全部の授業回について対面でのみ行う対面授業を実施する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
宇宙工学の基礎を身に付けていることが望ましいが、なによりも宇宙工学に関して興味を持っていることが大事である。 |
授業計画
第1回 | 序論(講義の狙いを説明します。下記は一例であり、実際は参加学生と相談して決定します。) |
---|---|
第2回 | 姿勢表現の基礎(ベクトル、ダイアディクス、座標) |
第3回 | 方向余弦行列、座標変換、オイラーの定理、角速度 |
第4回 | 姿勢角表現、オイラー角、クォータニオン、修正ロドリゲス、キネマティクス方程式 |
第5回 | 剛体の運動方程式、外乱トルクと安定性 |
第6回 | 衛星の姿勢制御方式と具体例 |
第7回 | 動力学原理序論(一般化座標、自由度、ダランベール原理、仮想仕事の原理) |
第8回 | 拘束条件と拘束力 |
第9回 | 動力学原理(ラグランジュ、ケーン、ジョルダン、ガウス) |
第10回 | 姿勢制御問題/衛星設計コンテスト作品 |
第11回 | 検討会1 |
第12回 | 作品中間発表 |
第13回 | 検討会2 |
第14回 | 作品最終発表 |
第15回 | まとめ、総評 |
その他
教科書 |
狼義彰、冨田信之、中須賀真一、松永三郎 『宇宙ステーション入門、第2版補訂版』 東京大学出版 2014年
茂原正道、鳥山芳夫 『衛星設計入門』 培風館 2002年
宮崎 康行 『人工衛星をつくる-設計から打ち上げまで-』 オーム社 2011年
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
大学宇宙工学コンソーシアム 『CanSat―超小型模擬人工衛星―』 オーム社 2014年
関連資料は講義時やe-mail等を通じて配布する。
|
成績評価の方法 及び基準 |
レポート、作品の内容を主とする。 |
質問への対応 | e-mailで対応 |
研究室又は 連絡先 |
東京工業大学・松永研究室 授業中に提示 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
宇宙工学への熱い思いのある学生さんへ、楽しくやりましょう。 |