2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 高速気体力学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石川 芳男 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義が取り扱う流れは,解離や電離をしていない,いわゆる電気的に中性な圧縮性かつ非粘性流体の流れである.主流のマッハ数Mを指標として用いることにより,流れ場は①亜音速流(M<0.8),②遷音速流(0.8<M<1.2),③超音速流(1.2<M<5.0),④極超音速流(M>5.0)に分類される.このうち,本講義が対象とするのは,高亜音速流から超音速流までの範囲である.すなわち,圧縮性の効果が現れない低亜音速流と化学変化(解離・電離)が本質的となる極超音速流は,本講義からは除外する. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心に授業を行う.関連する最新の情報や論文を配布し,その紹介および解説を行う. 原則として全部の授業回について対面でのみ行う対面授業を実施する. やむを得ない場合には、ICT支援室を通じての「同時双方向型授業」および「オンデマンド型授業」を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
講義のあったその日のうちに,基本公式などの重要事項について十分に復習するとともに,理解できなかった点を整理し,質問の準備をする.予備知識については,特に問わない. |
授業計画
第1回 | 授業科目内容の説明 |
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第2回 | 1-1:圧縮性流れの特性 |
第3回 | 1-2:圧縮性流れの特性(つづき) |
第4回 | 2-1:熱力学の基礎概念と諸法則 |
第5回 | 2-2:熱力学の基礎概念と諸法則(つづき) |
第6回 | 3-1:1次元圧縮性流れの基礎式 |
第7回 | 3-2:1次元圧縮性流れの基礎式(つづき) |
第8回 | 4-1:1次元等エントロピー流れとその応用 |
第9回 | 4-2:1次元等エントロピー流れとその応用(つづき) |
第10回 | 5-1:垂直衝撃波 |
第11回 | 5-2:垂直衝撃波(つづき) |
第12回 | 6-1:1次元の波動 |
第13回 | 6-2:1次元の波動(つづき) |
第14回 | 6-3:1次元の波動(つづき) |
第15回 | 7-1:斜め衝撃波と超音速流の圧縮 |
第16回 | 7-2:斜め衝撃波と超音速流の圧縮(つづき) |
第17回 | 7-3:斜め衝撃波と超音速流の圧縮(つづき) |
第18回 | 8-1:膨張波および衝撃波ー膨張波理論の応用 |
第19回 | 8-2:膨張波および衝撃波ー膨張波理論の応用(つづき) |
第20回 | 9-1:2次元圧縮性流れの基礎式 |
第21回 | 9-2:2次元圧縮性流れの基礎式(つづき) |
第22回 | 9-3:2次元圧縮性流れの基礎式(つづき) |
第23回 | 10-1:微小変動理論と翼まわりの亜音速流 |
第24回 | 10-2:微小変動理論と翼まわりの亜音速流(つづき) |
第25回 | 10-3:微小変動理論と翼まわりの亜音速流(つづき) |
第26回 | 11-1:超音速薄翼理論と翼まわりの超音速流れ |
第27回 | 11-2:超音速薄翼理論と翼まわりの超音速流れ(つづき) |
第28回 | 11-3:超音速薄翼理論と翼まわりの超音速流れ(つづき) |
第29回 | 12-1:極超音速流れ |
第30回 | 12-2:極超音速流れ(つづき) |
その他
教科書 |
杉山 弘 「圧縮性流体力学」 森北出版 2014年 第一版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
課題の提出,授業中の質問回数やその内容などを総合的に勘案する. 新型コロナウイルスの影響に伴い変更の可能性がある.変更の場合は授業時に伝達する. |
質問への対応 | 授業中の積極的な質問を歓迎する. |
研究室又は 連絡先 |
y.ishikawa65@outlook.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |