2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 宇宙科学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 阿部 新助 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H52A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 宇宙科学とは,天文学,惑星科学,宇宙工学,宇宙生物学,太陽地球系物理学の総称とされており,近年は各分野の枠組を越え,さらに細分化されて発展を続けている.本授業では.古典天文学から最新の宇宙科学までの知見を網羅的に学び,宇宙科学の幅広い知識を身につけ,航空宇宙理工学へ役立てることが目標である. |
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授業形態及び 授業方法 |
・対面授業で実施します. ・Google Classroomを利用する予定です. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
宇宙科学・天文学に興味があること. |
授業計画
第1回 | 『科目概要説明』 宇宙科学全般についての基礎知識の確認と授業の進め方の説明. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
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第2回 | 『電磁波』 電波,赤外線,可視光,紫外線,X線,ガンマ線の特徴と観測手法について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第3回 | 『天体観測1;時刻・座標系』 天体観測に必要な時刻系と座標系について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第4回 | 『天体観測2;望遠鏡の使い方』 望遠鏡の種類と反射望遠鏡,屈折望遠鏡の使い方について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第5回 | 『宇宙論』 ビックバン,インフレーション,宇宙マイクロ波背景放射などの宇宙史と重力波について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第6回 | 『惑星形成論』 太陽系形の形成理論と原始太陽系円盤の観測成果について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第7回 | 『太陽系外惑星』 太陽系外惑星の発見状況と第二の地球探査について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第8回 | 『宇宙生物学』 広く宇宙生物学に関する観測,実験,理論的研究について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第9回 | 『プレゼンテーション』 特定の課題レポートの提出とショート・プレゼンテーションを行う. 【事前学習】課題レポートおよびプレゼンテーションの準備をしておくこと.(360分) 【事後学習】発表で質問・指摘された事項を調査して理解を深めること.(120分) |
第10回 | 『銀河と恒星』 恒星・主系列星の核融合反応・質量・寿命,超新星,ブラックホール,渦巻き構造,銀河の分類,階層構造について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第11回 | 『宇宙プラズマ』 太陽プラズマ,惑星間プラズマ(太陽風),降着円盤,地球磁気圏について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第12回 | 『太陽系1;太陽系外縁天体』 冥王星,エッジワース・カイパーベルト天体および探査について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第13回 | 『太陽系2;彗星と小惑星』 彗星と小惑星および探査機による最新成果について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第14回 | 『太陽系3;地球・月衝突天体と流星』 地球・月衝突天体,メテオロイドの惑星大気突入について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
第15回 | 『次世代宇宙探査』 超小型衛星・超小型探査機の現状や次世代宇宙探査について学ぶ. 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること.(120分) |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
大谷栄治・長谷川昭・花輪公雄 編集,佐々木晶・土`山明・笠羽康正・大竹真紀子 著(阿部は第3章を執筆) 『太陽・惑星系と地球(現代地球科学入門シリーズ 全16巻【1】巻)』 共立出版 2019年 第1版
『シリーズ現代の天文学(第1巻ー第17巻)』 日本評論社 2018年 第2版
天文学・惑星科学全般について網羅的に学ぶことができます.
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成績評価の方法 及び基準 |
課題提出による平常点により成績を決定します. ※理解度確認テストは実施しません. |
質問への対応 | 授業中と研究室にて随時対応します. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎3号館331B室 abe.shinsuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 10:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
宇宙は,人類にとって最も古い学問の対象であり,常にフロンティアでもあり,そして誰の頭上にも自由に広がる研究対象です。是非,身近な天文現象にも目を留めて,自然科学から学ぶことの意味を考えて見てください。Are we alone? If it's just us, it's a terrible waste of space. カールセーガン「コンタクト(原作)」より |