2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 電気工学専攻
設置情報
科目名 | 画像処理特論 | ||
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設置学科 | 電気工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 門馬 英一郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I34A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 画像処理の概要および基礎として,画像の生成,基本的な画像処理,時系列・空間情報処理などについて習得する。更に応用として機械学習などを用いたコンピュータビジョン分野について理解し,問題の設定能力や,解決力を養う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面講義を実施する。スライドを用いた講義の他,Python言語を使用したプログラミングによる実習,論文・文献を用いた討論形式などで講義を進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置の「画像処理」を履修していることが望ましい |
授業計画
第1回 | Introduction: 内容に該当する教科書の内容を予習する(2時間)。画像処理および機械学習の概要について理解し,復習する(2時間) |
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第2回 | 画像の生成・取得: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。カメラモデルおよび様々な画像入出力装置について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第3回 | 基本的な画像処理: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。Pixel-wiseな処理,空間フィルタリング,空間周波数ドメインについて理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第4回 | 画像復元: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。復元が必要な画像、spatial filteringによる修正、周波数領域での補正、手ぶれ・ぼけの補正、濃淡補正、Parallel-Beam projectionsについて理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第5回 | 動画像処理: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。映像信号の概要、走査、NTSC video signal、ビデオ信号に関する用語、動画像処理の考え方、フレームごとの動画像処理、背景差分法、オプティカルフローについて理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第6回 | 空間情報の取得と利用: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。画像と空間の幾何学的関係、ステレオビジョン、アクティブなデプス情報の取得、Point Cloud、3次元復元について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第7回 | 機械学習: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。機械学習の概要,SVM, 決定木, Neural Network等の手法の概要,次元削減手法について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第8回 | 領域特徴と領域分割・パターン認識(1): 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。領域分割処理や領域でのテクスチャ特徴, 特徴空間を元にした分割手法(Clustering, mean shift, snakes, graph cuts等)について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第9回 | 領域特徴と領域分割・パターン認識(2): 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。特徴量を元にしたマッチング,高速探索法,SIFT, ORB等の特徴量について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第10回 | コンピュータビジョン分野と深層学習(1): 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。深層学習のベースとなるMLPの概要,勾配消失問題,畳込みやプーリング,データ拡張,物体検出手法,FCNやヒトに特化した手法,GAN等の概要について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第11回 | コンピュータビジョン分野と深層学習(2)と実習: 内容に該当する教科書・講義資料の内容を予習する(2時間)。深層学習とGPUとの関係,深層学習フレームワークや開発環境等について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第12回 | コンピュータビジョン分野における最新あるいはstate-of-the-artの論文を用いた発表と討論(1): 容に該当する論文の内容を予習する(2時間)。発表資料を元に当該論文について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第13回 | コンピュータビジョン分野における最新あるいはstate-of-the-artの論文を用いた発表と討論(2): 容に該当する論文の内容を予習する(2時間)。発表資料を元に当該論文について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第14回 | コンピュータビジョン分野における最新あるいはstate-of-the-artの論文を用いた発表と討論(3): 容に該当する論文の内容を予習する(2時間)。発表資料を元に当該論文について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
第15回 | コンピュータビジョン分野における最新あるいはstate-of-the-artの論文を用いた発表と討論(4): 容に該当する論文の内容を予習する(2時間)。発表資料を元に当該論文について理解し,復習する(2時間)。課題についての解説は講義内で行う. |
その他
教科書 |
『ディジタル画像処理[改訂第二版]』 CG-ARTS協会 2020年 第2版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
逐次配布
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成績評価の方法 及び基準 |
通常授業における質疑,実習・課題レポートおよびプレゼンテーション |
質問への対応 | 随時・Zoom |
研究室又は 連絡先 |
momma.eiichiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:00 ~ 13:00 Zoom
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学生への メッセージ |
画像を始めとする多次元データは様々な分野で当たり前のように利用されています。基本的なデータの取得方法から,機械学習への適用までの概観の後に,Pythonを用いた実践と,コンピュータビジョン分野における最新あるいはstate-of-the-artな論文をベースにした発表と討論により,理解を深めます。 |