2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 有機機能材料特論 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大内 秋比古 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L13B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 有機化合物による光の吸収と分子内・分子間のエネルギーの移動及びその結果起こる化学反応について理解し,それらがどのように利用されているのかを学ぶことにより、光エネルギーの特徴、及び現在用いられている光プロセスの原理を理解し、自分で光を用いるプロセスを開発できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義資料とプロジェクターを用いた対面授業を行う。講義資料は事前にCST-VOICEにアップロードする。授業中のプロジェクターで行う講義を聞いて、講義資料に必要事項を記入して考え方を理解し身に付けること。研究所での研究開発の経験をもとに,研究開発を行っていくうえで必要な基礎知識と幅広い知識を中心とした授業を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
CST-VOICEに事前にアップロードする講義資料(パスワード:OrgFM )に目を通し質問事項を整理し授業に臨むこと。重要な点は自分で資料に書き込むこと。 講義のあったその日のうちに授業内容の復習をし、毎回の講義内容を理解した上で次の講義に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | 有機機能材料と光。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(01)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(01)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
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第2回 | 原子・分子の電子状態。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(02)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(02)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第3回 | 光の吸収。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(03)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(03)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第4回 | 光を吸収した分子の挙動:分子内過程。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(04)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(04)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第5回 | 光を吸収した分子の挙動:分子間過程。色について。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(05)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(05)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第6回 | 実施例1:綿布とパルプの光漂白の開発と関連研究 事前学習(2時間):実施例1についての事前に配布する資料は有りませんが、「有機機能材料特論(01)-資料」~「有機機能材料特論(05)-資料」を読み、実施例の内容が理解できるようにした上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):実施例1で理解できなかったところを「有機機能材料特論(01)-資料」~「有機機能材料特論(05)-資料」で復習をすること。 |
第7回 | 中間まとめ、理解度確認試験 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(01-05)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べた上で理解度確認試験に臨むこと。 事後学習(2時間):理解度確認試験でできなかったところを「有機機能材料特論(01-05)-資料」および参考書で復習をすること。 |
第8回 | 理解度確認試験解説。有機光化学反応1(光化学反応の特徴・法則・種類、ラジカル反応)。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(08)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(08)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第9回 | 有機光化学反応2(カルベン・ナイトレン、光異性化)。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(09)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(09)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第10回 | 有機光化学反応3(ペリ環状反応1)。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(10)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(10)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第11回 | 有機光化学反応4(ペリ環状反応2)。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(11)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(11)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第12回 | 有機光化学反応5(フォトクロミズム、一重項酸素)。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(12)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べ、理解できたことと、できなかったことをはっきりさせた上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):授業中に「有機機能材料特論(12)-資料」に書き込んだ内容を見ながら復習をすること。 |
第13回 | 実施例2:難染色性繊維の光反応による染色性改善-ポリエステルの常圧染色法の開発 事前学習(2時間):実施例2についての事前に配布する資料は有りませんが、「有機機能材料特論(01)-資料」~「有機機能材料特論(12)-資料」を読み、実施例2の内容が理解できるようにした上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):実施例2で理解できなかったところを「有機機能材料特論(01)-資料」~「有機機能材料特論(12)-資料」で復習をすること。 |
第14回 | 実施例3:開発が当初の方針でうまくいかなかった場合にどうするか-混紡分離 事前学習(2時間):実施例3についての事前に配布する資料は有りませんが、実施例1と2で説明した研究開発の進め方についてよく復習した上で講義に臨むこと。 事後学習(2時間):実施例3で説明した研究開発の進め方についてよく復習すること。 |
第15回 | 平常試験とその解説。 事前学習(2時間):「有機機能材料特論(01-12)-資料」を読み、必要に応じ参考書で内容を調べた上で平常試験に臨むこと。 事後学習(2時間):平常試験でできなかったところを「有機機能材料特論(01-12)-資料」および参考書で復習をすること。 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
伊澤康司 『やさしい有機光化学』 名古屋大学出版会 2004年
杉森彰 『有機光化学』 裳華房 1994年
村田滋 『光化学-基礎と応用-』 東京化学同人 2013年
長村利彦・川井秀記 『光化学』 講談社 2014年
杉森彰・時田澄男 『光化学』 裳華房 2012年
N. J. Turro, V. Ramamurthy, C. S. Scaiano (井上春夫・伊藤攻 監訳) 『分子光化学の原理』 丸善出版 2013年
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験(40点満点,30%)と平常試験(100点満点,70%)を100点満点に換算し、60点以上を合格とする。試験の点数は採点後に各自に連絡する。 |
質問への対応 | 授業終了後、およびオフィスアワー。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台2号館231B室 ouchi.akihiko@nihon-u.ac.jp メールは大学より配布されたメールアドレスを用い、件名欄に授業科目、学生番号、および氏名を記入すること |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:00 ~ 16:00
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学生への メッセージ |
この授業は、受講者が有機化学と物理化学の基本を理解していることを前提にして進めます。学部で学んだ内容を十分に復習した上で授業に臨んでください。 |