有機物質化学特論 (L26A)

日本大学理工学部

2022年大学院理工学研究科シラバス - 物質応用化学専攻

設置情報

科目名	有機物質化学特論
設置学科	物質応用化学専攻	学年	1年
担当者	大月　穣	履修期	前期
単位	2	曜日時限	火曜6
校舎	駿河台	時間割CD	L26A
クラス

概要

学修到達目標	分子に関する基本的な化学として，量子化学に基づく電子の振る舞い，光との相互作用などを理解する．
授業形態及び授業方法	板書による対面講義
準備学習（予習・復習等）の内容・受講のための予備知識	配布プリント（もしくはアップロードした資料）の該当箇所を読み，疑問点をまとめておくこと．

授業計画

第1回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．量子力学の考え方が理解できる．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第2回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．シュレディンガー方程式：原子核と電子の振る舞いはシュレディンガ―方程式で記述されることが理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第3回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素原子．水素原子についてのシュレディンガ―方程式の解である1s軌道がどんなものか理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第4回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素原子．水素原子についてのシュレディンガ―方程式の解である1s軌道以外の軌道がとんなものか理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第5回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．角運動量．s軌道とp軌道の違いは，角運動量の違いであることが理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第6回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．変分法．真の解に最も近い解を見つける方法である変分法が理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第7回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．ヘリウム．変分法を用いて，ヘリウムの電子の波動関数を求めることができる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第8回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素，ヘリウムイオン，ヘリウムの違いを考え，理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第9回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素分子イオン．変分法を用いて水素分子イオンの電子の波動関数を求められる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第10回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素ーヘリウム分子イオン．変分法を用いて水素分子イオンの電子の波動関数を求められる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第11回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．パウリの排他律とスレーター行列．パウリの排他律を満たす軌道を表すスレーター行列が理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第12回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．水素分子．パウリの排他律とスレーター行列を用いて水素分子の電子の波動関数を求めることができる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第13回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．多電子分子の分子軌道．交換相互作用とクーロン相互作用があることが理解できる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第14回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．フッ化水素．フッ化水素の分子軌道を求められる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．
第15回	事前学習（120分）配布プリントの該当箇所を読み，疑問点をまとめておく．分子軌道法．多電子分子の分子軌道を求める計算ができる．平常試験およびその解説．事後学習（120分）講義内容を確認し，疑問点を質問としてまとめる．

その他

教科書
参考資料コメント及び資料（技術論文等）	P. W. Atkins, Molecular Quantum Mechanics, Oxford University Press, 1983, 2 edition Attila Szabo & Neil S. Ostlund, Modern Quantum Chemistry, McGrawHill, 1982, 1 edition
成績評価の方法及び基準	毎回の平常試験，毎回の講義で解説し，採点結果を通知する．
質問への対応	授業中に積極的にどうぞ．
研究室又は連絡先	ホームページ参照（http://www.chem.cst.nihon-u.ac.jp/~otsuki/otsuki.html）． otsuki.joe@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜駿河台 10:00 ～ 10:30
学生へのメッセージ	量子力学はすべての物質が従う，根本的な法則をまとめた科学です．様々な化学の現象を理解する基になります．

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