2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 物理化学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 須川 晃資 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L54A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 材料の性質や形成の担い手は電子であり,物質の物性を電子的特性から見つめることは非常に重要である.本講義では,物性を学ぶうえで重要となる基礎的事項から,エネルギーバンド・フェルミ準位など固体の電子物性の基礎を学び,電気伝導・半導体デバイスの基本原理を学ぶ. 物質の電子物性をエネルギーバンド図から理解し,電子デバイスの駆動機構を電子の動きの観点から理解できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
全部の授業回について対面でのみ行う「対面授業」形式で進める. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理化学系の基礎知識を必要とする. |
授業計画
第1回 | 物性の成り立ち:電子のエネルギー,原子間結合など 予習【2時間以上】:物理化学の基礎を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
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第2回 | 結晶構造:空間格子,結晶構造 予習【2時間以上】:無機化学系科目の結晶の部分を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第3回 | 結晶構造:単結晶・多結晶と欠陥 予習【2時間以上】:無機化学系科目の結晶の部分を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第4回 | 固体中の自由電子の振る舞い,周期ポテンシャルとエネルギーギャップ 予習【2時間以上】:学部で学んだ物理化学系科目を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第5回 | 固体のエネルギーバンド,フェルミ準位,状態密度 予習【2時間以上】:学部で学んだ物理化学系科目を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第6回 | 固体の熱現象 予習【2時間以上】:学部で学んだ物理化学系科目を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第7回 | 金属の電気伝導,金属・半導体・絶縁体の違い 予習【2時間以上】:学部で学んだ物理化学系科目を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第8回 | 半導体のエネルギーバンド図と有効質量 予習【2時間以上】:第4回・5回のエネルギーバンドの基礎を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第9回 | 不純物半導体,キャリア密度と移動度 予習【2時間以上】:第4回・5回のエネルギーバンドの基礎,第8回講義内容を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第10回 | 固体間の接触電位差と半導体デバイス 予習【2時間以上】:第4回・5回のエネルギーバンドの基礎,第8,9回講義内容を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第11回 | 半導体デバイスの駆動原理 予習【2時間以上】:第8,9,10回講義内容を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第12回 | 磁性と誘電体 予習【2時間以上】:無機化学系科目の磁性の部分を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第13回 | 超伝導と光物性 予習【2時間以上】:固体の電子物性部分を復習しておく 復習【2時間以上】:講義内容の導出を自ら行えるようにする |
第14回 | 講義のまとめと課題 予習【2時間以上】:研究室における研究課題を良く理解しておくこと 復習【2時間以上】:電子物性の知識と考え方を総括できるようにする |
第15回 | 講義のまとめと課題 予習【2時間以上】:研究室における研究課題を良く理解しておくこと 復習【2時間以上】:電子物性の知識と考え方を総括できるようにする |
その他
教科書 |
志村史夫 『したしむ電子物性』 朝倉書店
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
出席および討論とレポート提出で評価 |
質問への対応 | 授業中、および授業後に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
超分子化学研究室(駿河台校舎2号館206B室) 電話:03-3259-0833 e-mail:sugawa.kosuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 11:00 ~ 12:00 研究室にて対応します.
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学生への メッセージ |