2022年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 統計物理学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 糸井 千岳 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M23C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 量子スピン系についての講義を行う。 また、同じ技術で扱える異なった現象も題材に選ぶことがある。 |
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授業形態及び 授業方法 |
可能であれば「対面」で板書を中心とした講義を行う予定であるが、オンデマンドとなる可能性がある。 数回のレポート課題を出題する。Google classroomから講義ノートをダウンロードすること。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部物理学科の量子力学および統計物理学の知識 |
授業計画
第1回 | 量子力学における角運動量 課題レポートの作成に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
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第2回 | 角運動量の合成 課題レポートの作成に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第3回 | 量子スピン系の対称性と秩序変数について 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第4回 | 量子系の磁化率の高温展開とCurie-Weiss則 課題レポートの作成に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第5回 | Perron-Frobeniusの定理 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第6回 | Marshall-Lieb-Mattisの定理 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第7回 | スペクトル表示 課題レポートの作成に60分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第8回 | Duhamel積 課題レポートの作成に60分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第9回 | Bogoliubov 不等式 課題レポートの作成に60分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第10回 | Harris不等式とFalk-Bruch不等式 課題レポートの作成に60分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第11回 | 自発的対称性の破れと長距離秩序 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第12回 | Mermin-Wagnerの定理 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第13回 | ランダム量子スピン系 復習に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第14回 | 自由エネルギー密度の試料期待値の無限体積極限と自己平均性 復習に60分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
第15回 | ランダム量子スピン系におけるRSBの存在定理 課題レポートの作成に30分 事前学習:授業内容の予習を行う(2時間) 事後学習:授業内容の復習を行う(1.5時間) |
その他
教科書 |
なし
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義ノート中の参考文献
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートを2回に1回程度提出させ,それによって評価する。 |
質問への対応 | メール連絡して質問すること |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 833G室 E-mail; itoi.chigakuアットマークnihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
量子スピン系の性質は直感の効かない非自明なことが起こります。そのような不思議な現象を楽しんで欲しいです。 |