2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 地震工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 鈴村・仲村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A12M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 我国は世界でも特異な地震国であり,構造設計にあたっては耐震性を確保することが肝要である.被害概要を把握し,耐震設計の基本的な考え方を理解する. 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義のほか,理解を深めるために演習を適宜行う. |
履修条件 | 専門選択 線形代数,微分方程式を習得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 学習内容:ガイダンスおよび地震現象概説 授業の目的・構成・他教科との関連,成績評価法等について説明する. 地震現象について概説する. 事後学習:過去に発生した地震について調べておくこと.(240分) |
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第2回 | 事前学習:定係数同次線形微分方程式の解法について復習しておくこと.(120分) 学習内容:振動学(その1) 1自由度系の自由振動とその解について,講義と演習を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第3回 | 事前学習:定係数非同次線形微分方程式の解法について復習しておくこと.(120分) 学習内容:振動学(その2) 1自由度系の調和外力による強制振動とその解について,講義と演習を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第4回 | 事前学習:三角関数の直交性について復習しておくこと.(120分) 学習内容:振動学(その3) 1自由度系の不規則振動による挙動について,講義と演習を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第5回 | 事前学習:前回までの講義内容を復習しておくこと.(120分) 学習内容:振動学(その4) 1自由度系の自由振動に関する演習と解説を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第6回 | 事前学習:前回までの講義内容を復習しておくこと.(120分) 学習内容:振動学(その5) 1自由度系の強制振動に関する演習と解説を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第7回 | 事前学習:三角関数による関数近似について予習しておくこと.(120分) 学習内容:構造物の揺れ方(その1) 応答スペクトルについて,講義と演習を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第8回 | 事前学習:曲げ破壊,せん断破壊について予習しておくこと.(120分) 学習内容:構造物の揺れ方(その2) 保有水平耐力について,講義と演習を行う. 事後学習:配布する演習問題を解き,講義内容の理解を深める.また解答をレポートとして 提出すること.解答の概説は次回に行う.(120分) |
第9回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,地震被害例について整理しておくこと.(120分) 学習内容:地震被害概説 過去の地震被害について概説する. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第10回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,地震時の地盤の揺れについて整理しておくこと. (120分) 学習内容:地震現象概説 地盤の震動について講義と演習を行う. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第11回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,地震時の地盤の揺れについて整理しておくこと. (120分) 学習内容:構造物の耐震設計(その1) 地盤の震動,設計地震動について講義と演習を行う. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第12回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,構造物の耐震設計例について整理しておくこと. (120分) 学習内容:構造物の耐震設計(その2) 構造物の耐震設計について講義する. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第13回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,国の防災対策について整理しておくこと.(120分) 学習内容:地震防災(その1) 各地で実施されている地震防災に関する取り組みを紹介,解説する. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第14回 | 事前学習:各種の資料等を参考にして,自身の出身地域で取り組まれている防災活動について 整理しておくこと.(120分) 学習内容:地震防災(その2) 今後の地震防災のあり方について講義する. 事後学習:配布資料を参考にして授業内容をまとめ,演習課題レポートに取り組むこと. 解答の概説は次回に行う.(120分) |
第15回 | 事前学習:前回までの講義内容を復習しておくこと.(180分) 学習内容:理解度確認のため,平常試験およびその解説を行う. 事後学習:試験結果をもとに不十分と判断された箇所を復習すること.(60分) |
その他
教科書 |
適宜,プリントと講義ノートを配付する.
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参考書 |
『実践耐震工学 [ ISBN:978-4320074125 ]』 大塚久哲 共立出版 2004年 第1版
土木学会地震工学委員会 『土木構造物の耐震設計入門 [ISBN : 978-4810604290]』 丸善 2001年 第1版
『入門 建設振動学 [ISBN : 978-4627462809]』 小坪清真 森北出版 1996年
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成績評価の方法 及び基準 |
課題演習 40 %,理解度確認の平常試験 60 % として評価する. |
質問への対応 | 授業時間内およびオフィスアワーで対応する. |
研究室又は 連絡先 |
仲村:タワースコラ S1213 研究室 鈴村:タワースコラ 2 階 講師室 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 16:40 ~ 18:10 タワースコラ 2 階 講師室 担当:鈴村
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:00 タワースコラ S1213 研究室 担当:仲村
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学生への メッセージ |
振動学,地震工学,地震防災の基本的な知識と考え方を修得して欲しいと思います.分からない所をそのままにせず,積極的に質問してください. |