2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 景観・デザイン | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 関・大沢 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A23N A24R |
クラス | 2年全クラス | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人々の生活をとりまく施設の大半は土木事業や技術による施設である。施設をつくる側の土木分野ではデザインは何か特別な行為であるという認識が未だ一般的となっており、つくる側と利用する側に大きな乖離が生じている。世界標準で,土木のものづくりを眺めると測量・力学・材料等と同様にデザインを修得することが求められる。この科目では、土木施設の計画・設計のための、景観・デザインの基礎知識を学び、土木施設のデザインの考え方、デザインスキルの修得を目標とする。本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
景観・デザインに係る基礎知識を修得するために、設計の基礎概念(空間、造形、色彩、視知覚現象など)を学び、計画系デザインの考え方、構造系デザインの考え方の3つを学ぶ。なお、対面形式で実施する。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | 景観・デザインを学ぶ意義 講義の進め方/土木デザイン史とデザイン 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
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第2回 | 土木構造物と造形論 陰影と造形/図の相互作用/大地の造形/構造物の造形/造形発想/造形原理 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 土木構造物と空間論 景観の定義/景観の類型/視点と視点場/空間の構成/空間の連結/空間の関係 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 視知覚現象と色彩,形とスケール(図と地/プロポーション/肌理/様々なスケール) 視野/視距離/仰角・俯角/錯視/明度・彩度・色相/同系調和/色彩バランス 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 橋梁の合理的デザイン 概説/事例紹介/応用力学とのつながり 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 橋梁模型製作に向けた設計計算 設計法/設計計算プロセス/演習 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 橋梁模型製作(1) 製作図面/CAD/数量計算 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 橋梁模型製作(2) 模型製作 【事前学習】教科書,参考資料を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 載荷実験コンテスト,デザインと力学挙動の確認 【事前学習】教科書,参考資料を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | 都市のイメージの把握、都市の計画プロセス 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 都市課題の抽出と演習 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 基本構想の作成と演習 【事前学習】教科書,参考資料を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 都市空間の把握と演習/ヒューマンスケール 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | 都市施設の把握と演習 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 総括~設計,計画,構造のつながり 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】本講義で得られた知見をまとめ講義全体を復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
篠原修編 『景観用語事典 増補改訂第二版』 彰国社 2021年
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
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参考書 |
日本建築学会編 『コンパクト建築設計資料集成[都市再生]』 丸善出版 2014年
事例については下記を参考とすること。その他、適宜授業中に紹介する。
1)土木学会 景観・デザイン委員会 ホームページ「土木学会デザイン賞」
http://design-prize.sakura.ne.jp/
2)国土交通省 国土技術政策総合研究所 ホームページ「景観デザイン規範事例集」
http://www.nilim.go.jp/lab/ddg/naiyo/keikan.html
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート20%程度、成果物80%程度 |
質問への対応 | 基本的には授業後に教室で対応する。あるいは下記メールアドレスによる質問も受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
関:タワー・スコラ11階S1108室 e-mail seki.fumio@nihon-u.ac.jp 大沢:タワー・スコラ10階S1004室 e-mail oosawa.masaharu@nihon-u.ac.jp 長谷部:タワー・スコラ10階S1026室 e-mail hasebe.hiroshi@nihon-u.ac.jp 三友:タワー・スコラ10階S1035室 e-mail mitomo.nana@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:関(研究室)
水曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 担当:長谷部(研究室)
土曜 駿河台 12:50 ~ 13:20 担当:三友(研究室)
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学生への メッセージ |
景観・デザインの分野は、普段から学ぶべきものは身近に多く存在する。モノの寸法、空間の居心地、四季を感じる樹木、土木構造物は大きなものが多いが、人が使うという点では、共通している。モノをつくるからには、常に周りに眼を向け採寸すること、空間を感じること、美に関して敏感になることが重要である。 |