2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 応用力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 山田 雄太 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A25N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「応用力学Ⅱ」 では,「応用力学Ⅰ」で学んだ基礎理論をもとに,高さをもった立体的な構造物における力の伝達を解析する方法を学ぶ。また,エネルギー原理に基づいて構造物の変位を解析する方法を習得する。これらにより,立体的な構造物を設計・計画するために必要な素養を身につけることができる。本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で進める。講義は対面授業で行う。 |
履修条件 | 「応用力学Ⅱ演習」を同時に履修すること.あるいは事前に履修をしていること. |
授業計画
第1回 | 静定トラス:節点法,断面法,不静定次数 【事前学習】教科書第6章(6.1~6.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
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第2回 | 静定ラーメン:支点反力,断面力 【事前学習】教科書第6章(6.6~6.8)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第3回 | 静定アーチ:支点反力,断面力 【事前学習】「構造力学演習」第7章(7.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第4回 | 長柱の座屈(1):座屈の事例紹介,オイラーの座屈荷重 【事前学習】「構造力学演習」第11章(11.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第5回 | 長柱の座屈(2):支持条件,有効座屈長,強軸と弱軸 【事前学習】「構造力学演習」第11章(11.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第6回 | 短柱と断面の核 【事前学習】「構造力学演習」第11章(11.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第7回 | 中間試験(授業の前半を対象とする.授業の進行状況によって実施時期が多少ずれることがある) 【事前学習】これまでの講義内容を復習すること。(180分) 【事後学習】理解が不十分であった問題を,教科書および資料などを用いて復習すること。(60分) |
第8回 | 構造物の弾性変形:仕事とひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第9回 | カスティリアノの定理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.2~7.3.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第10回 | カスティリアノの定理(2):曲げを受ける部材のひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.3.3~7.3.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第11回 | 仮想仕事の原理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.1~7.4.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第12回 | 仮想仕事の原理(2):静定ラーメンの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.4)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第13回 | 仮想仕事の原理の応用(1):温度差,製作誤差による変形の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第14回 | 仮想仕事の原理の応用(2):ミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)に基づく影響線の算出法 【事前学習】教科書第2章(2.8)および事前に配布する資料を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】資料内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第15回 | 平常試験 【事前学習】これまでの講義内容を復習すること。(180分) 【事後学習】理解が不十分であった問題を,教科書および資料などを用いて復習すること。(60分) |
その他
教科書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
野村卓史、長谷部寛 『構造力学演習』 コロナ社 2020年
野村「構造力学」は講義の説明を補うのに最適です. 野村・長谷部「構造力学演習」は「応用力学 II」の教科書で、この講義の内容に準拠した演習書です。予習,復習に活用してください。また、この授業で扱う一部のテーマは「構造力学演習」の説明を参照してください。
【すでに「応用力学II 演習」の単位を修得して6限の演習を履修する必要がない学生には本書で自習することを特に勧めます】
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参考書 |
竹間弘,樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
この参考書は講義の内容,レベルと同等のテキストです。
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験(約40%),平常試験(約60%)の結果を中心に総合的に評価する.特別な理由なく中間試験を欠席した場合,および授業の出席状況が不良の場合は不合格とする。 |
質問への対応 | メールによる質問をお願いします。 |
研究室又は 連絡先 |
山田:タワー・スコラ11階 S1127号室,yamada.yuuta@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:00 山田
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学生への メッセージ |
応用力学は,理論を理解するだけでなく,実際の問題を確実に解けるようになることが重要です。そのために授業と演習を協調させています。多数の問題に取り組むことが,逆に理論の理解,構造物の力学的特徴の理解にもつながります。演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に解く訓練をして下さい。また,応用力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です。ここでの学修が必ず将来に役立ちます。 |