2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 応用力学Ⅰ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 長谷部・小田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A33N A34M |
クラス | 1組 , 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 橋やダムなどの構造物はさまざまな力を受けながら自立している。本授業では,関連する授業科目「応用力学」で学ぶ「はり」の力学理論に対応した演習問題に取り組む。その結果,構造物がどのように力を伝達し,同時にどのように変形するかを解析できるようになり,構造物を設計するための基礎的素養を実につけることができる。 本授業科目はDP1・3・4・5及びCP1・3・4・5に該当する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
並行して設置している「応用力学Ⅰ」で行った直前の授業内容に関する演習を行う。 毎回演習問題を出題し,それに解答する形式で進める。また,授業後に解答例を公開するとともに,次回の授業で解説を行う。 |
履修条件 | 「応用力学Ⅰ」を同時に履修すること.あるいは事前に履修をしていること。 |
授業計画
第1回 | 静定はりの断面力(1):はりのタイプ,支点と反力,断面力の求め方 【事前学習】教科書「1.1.7 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
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第2回 | 静定はりの断面力(2):断面力の意味,分布荷重,集中モーメント荷重 【事前学習】教科書「1.2.4 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第3回 | 静定はりの断面力(3):ゲルバーばり,間接荷重 【事前学習】教科書「1.3.3 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第4回 | 応力とひずみ(1):応力,ひずみ,応力とひずみの関係 【事前学習】教科書「2.1.5 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第5回 | 応力とひずみ(2):せん断応力・せん断ひずみ,組み合わせ応力,2次元の応力・ひずみ関係,組み合わせ部材 【事前学習】教科書「2.2.6 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第6回 | 断面の諸量(図心,断面1次モーメント,断面2次モーメント) 【事前学習】教科書「3.1.5 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第7回 | 中間演習課題 【事前学習】教科書第1~3章およびこれまでの演習問題を復習すること。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第8回 | はりの応力(1):曲げによる変形と応力 【事前学習】教科書「4.1.4 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第9回 | はりの応力(2):曲げによるせん断応力 【事前学習】教科書「4.2.3 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第10回 | はりの応力(3):曲げによる応力の要点 【事前学習】第8回および第9回の内容を復習し,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第11回 | はりのたわみ(1):曲げモーメントとたわみの関係,微分方程式と境界条件 【事前学習】教科書「5.2.2 演習問題 問5-1~5-3」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第12回 | はりのたわみ(2):荷重・断面力・たわみの関係 【事前学習】教科書「5.2.2 演習問題 問5-4~5-6」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第13回 | 影響線 【事前学習】教科書「6.2.3 演習問題 問6-1」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第14回 | はりの最大曲げモーメント 【事前学習】教科書「6.2.3 演習問題 問6-2以降」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第15回 | はりの理論に関するまとめ 【事前学習】これまでの内容を復習し,理解できない箇所を事前に質問して解決すること。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
その他
教科書 |
野村卓史・長谷部寛 『構造力学演習』 コロナ社 2020年
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参考書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
米田昌弘 『構造力学を学ぶ(基礎編)』 森北出版 2003年
竹間弘・樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
『構造力学』(野村卓史 著)は「応用力学Ⅰ」の授業の教科書です。例題等を解くことで,本授業の予習・復習になります。ほかの2つの参考書はこの授業の内容・レベルにあった良書です。講義の説明を補ったり,演習問題を解いて実力をつけることに有益です。
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の課題の評価(約30%)と定期試験の評価(約70%)に基づいて総合的に評価する。 授業の出席状況が不良の場合は成績評価の対象外とする。また,「応用力学Ⅰ」の授業の出席状況が不良の場合も成績評価の対象外とする。 |
質問への対応 | 演習は課題を理解し実力をつけるために実施するので,演習時間中に大いに質問して下さい. |
研究室又は 連絡先 |
長谷部:タワー・スコラ S1026室,hasebe.hiroshi@nihon-u.ac.jp 小田:タワー・スコラ,S1123室,oda.kenichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 長谷部
水曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 小田
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学生への メッセージ |
応用力学は,理論を理解するだけでなく,実際の問題を確実に解けるようになることが重要です。そのために授業と演習を協調させています。多数の問題に取り組むことが,逆に理論の理解,構造物の力学的特徴の理解にもつながります。演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に解く訓練をして下さい。また,応用力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です。ここでの学修が必ず将来に役立ちます。 |