2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 砂防防災工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 山本 賢一郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A35T |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 土石流、地すべり、がけ崩れ等の土砂移動現象とその対策について基本的知識を修得する。 土砂災害対策に関する工学的知見を含め、実際のハード・ソフト対策、関係法令、各種施策等に、どのように活用されているのかについての理解とともに社会課題等への見識を深める。 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は「対面授業」で行う。 パワーポイントを用いた講義を基本として、討論と発表会を行う。 |
履修条件 | 土砂災害とその対策について関心を持ち、最新のニュースについて授業で取り上げることがあるため日常から自然災害の発生状況や防災に関する社会的課題などに注意を払っておくこと。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:土砂災害の特徴/土砂災害対策の概要 【事前学習】近年発生した土砂災害について、その概要と対策内容を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
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第2回 | 日本の国土条件と土砂災害 【事前学習】HP等から日本の地形・地質等の特徴を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 砂防:砂防堰堤の機能・構造/土石流対策(調査・計画・設計)/水系砂防計画と流域治水/山腹工 【事前学習】資料等を読んで砂防について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 地すべり・がけ崩れ対策:地すべり対策(調査・計画・対策工)/急傾斜地崩壊対策 【事前学習】資料等を読んで地すべり、がけ崩れについて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 砂防事業に関するグループワーク 【事前学習】資料等を読んで砂防の実務について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 砂防事業理解促進・土砂災害防災啓発の取り組み事例 【事前学習】資料等を読んで防災に関する啓発手法について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 警戒避難情報/ハザードマップ/砂防関係法令 【事前学習】資料等を読んで警戒避難情報と対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 地域防災力の調査(フィールドリサーチ手法) 【事前学習】前回までの現地調査手法について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 地域防災計画と地区防災計画 【事前学習】資料等を読んで地域防災計画と地区防災計画を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | 地域防災力とコミュニケーション 【事前学習】資料等を読んでコミュニケーションについて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 防災教育の必要性 予習:資料を読んで防災教育について予習しておくこと。(120分) 復習:配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 防災に関する政治と自治 【事前学習】資料等を読んで政治と自治について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 防災と様々な社会課題 【事前学習】資料等を読んで社会課題について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | これからの土木技術者にとって必要な素養とは 【事前学習】前回までの講義内容を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 発表会/まとめの討論 予習:前回までの講義内容の整理、発表資料を作成すること。(120分) 復習:発表の復習。(120分) |
その他
教科書 |
授業時に資料配布を行う。
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参考書 |
丸谷知巳 『砂防学』 朝倉出版 2019年
南哲行・小山内信智 『現代砂防学概論』 古今書店 2014年
国土交通省指針・ガイドライン等
https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/index.html#sabo
国土交通省 無流水渓流対策に係る技術的留意事項(試行案)
https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/sabo/muryuusuikeiryuu_ryuuizikou_r0403.pdf
国土交通省 土砂災害ハザードマップ作成ガイドライン
https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/sabo/r0210map_sakusei.pdf
内閣府 地区防災計画ガイドライン
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/pdf/guidline.pdf
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成績評価の方法 及び基準 |
討論参加(講義・演習への貢献度)、発表やレポートによって総合評価を行う。 |
質問への対応 | 授業時間内もしくは授業終了後に質問を受け付ける。また、NUメールで対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
水曜 駿河台 00:00 ~ 00:00 メールにて調整します。
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学生への メッセージ |
近年、地球温暖化の影響に見られる気候変動による異常気象が顕著に現われており、日本各地において甚大な土砂災害が発生しています。 砂防防災工学では、土砂災害発生の実態とその対策、社会的課題、防災の観点について講義を行います。 堅苦しくならずに自由で柔軟な発想で討論しながら学んでいきましょう。 |