2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学Ⅱ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 重村・鎌尾 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜3 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A43O A44P |
クラス | 1組 、 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木技術者に不可欠な基礎概念としての応力とひずみ,地盤や土の破壊現象と強さ,構造物に加わる土の圧力,斜面の破壊と設計方法等など実際の地盤工事に必要なより専門的内容を中心に理解を深めることを目標とします。 本授業科目はDP1・3・4・5及びCP1・3・4・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
この科目は「対面授業」で実施します. 事前の予習の指示,事後の課題の指示,また課題の解説等はCST-VOICE(Classroomを含む)で指示します。 |
履修条件 | 1)地盤力学IIを同時に履修もしくは事前に履修していること. 2)地盤力学Iを履修していることが望ましい. 3)地盤力学Iの知識を要する. |
授業計画
第1回 | 応力の種類と定義:応力の種類と定義について、具体例に基づいて、非常にやさしい初歩概念を演習を通じて学ぶ。 【事前学習】特になし 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
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第2回 | 2次元応力:応力が2次元的に分布している一般的状況で、任意の面に作用する応力がどうやって求まるか、どういう式で表されるか等について演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第3回 | 主応力の導出:前回求めた応力の式を基に、主応力と言う特別な応力の存在と力学的意味、さ らに応力の把握に不可欠、かつ、便利なモール円について演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第4回 | モールの応力円:モールの応力円を用いた物体内の特殊な面の応力を把握することについて演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第5回 | 土の破壊規準:土のせん断強さが示す一般的規則性とその求め方について演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第6回 | 土のせん断特性:三軸圧縮試験を例に土の強度・変形特性の理解を深める。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第7回 | 土のせん断特性(ダイレイタンシー):土特有のせん断特性であるダイレイタンシーについて理解を深める。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第8回 | 中間試験および解説:第7回までの範囲の理解度を確認する中間試験および解説を行う。 【事前学習】第7回までの範囲の復習をすること。(60分) 【事後学習】中間試験までの範囲で理解の不足している点を復習すること。(30分) |
第9回 | 粘土のせん断特性(非排水強さcu,c'Φ'):もう一つの代表的な土である粘土の一般的変形・せん断強度特性、砂との対応関係などの基本事項を演習を通じて理解する。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第10回 | 正規圧密粘土と過圧密粘土のせん断特性:正規圧密粘土と過圧密粘土のせん断特性を演習を通じて理解する。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第11回 | ランキン土圧:地盤の破壊問題の例として、ランキン土圧の概念の具体的な計算により理解を深める。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第12回 | 多層地盤の側圧分布の把握方法について理解を深める。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第13回 | 粘土地盤の支持力・無限斜面の安定計算:地盤の破壊問題の例として、粘土地盤の支持力と無限斜面の安定計算演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第14回 | 斜面安定計算法(分割法):斜面安定解析の代表的な分割法について演習を通じて学ぶ。 【事前学習】前回の演習内容を復習すること。(30分) 【事後学習】演習問題を通じて講義の復習をすること。(30分) |
第15回 | 平常試験および解説:地盤力学Ⅱ演習全体の理解度を確認する平常試験および解説を行う。 【事前学習】地盤力学Ⅱ演習全般を復習をすること。(60分) 【事後学習】特になし |
その他
教科書 |
必要に応じて資料を配布する.
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参考書 |
特に指定していないが,各自必要に応じて土質力学,地盤力学に関する専門書を購入することを進める.
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成績評価の方法 及び基準 |
毎演習時の課題,中間試験および平常試験(理解度確認期間)より総合的に評価する。 |
質問への対応 | 疑問が発生したら、先ず、自ら可能な限り考える習慣が、本人の能力向上の面から大切である 。質問は演習の授業時間、オフィスアワーのほかE-mailでも受け付けます. |
研究室又は 連絡先 |
重村(タワースコラS1109室) shigemura.satoshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:10 重村:shigemura.satoshi@nihon-u.ac.jp
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学生への メッセージ |
授業への積極的参加が必要である.時間内における演習課題への取り組みとレポートの提出、さらに次の週に実施される課題の解説の理解は必要である.自宅における復習がより一層学習効果を高める.理解重視の勉強を実践して欲しい。 |