2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 |
河川環境工学
河川地形、河道形態、河川構造物、河川計画、河川堤防、水文学、流出解析、不定流の基礎
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 安田 陽一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A44Q |
クラス | 土木工学 3年生4年生 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 治水、利水、環境などの多面的な観点から川の姿を把握し、河川の整備・管理の考え方について述べる。具体的には、国内の河川の特徴を学習し、河川を管理する上で必要な河川法、治水・利水からみた河川構造物の位置づけ、河川計画、現在の河川環境からみた今後の河川整備の方向性などを考える。 本科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は対面授業で行う。授業内容が理解しやすいように、実務経験に基づいた画像、資料配布などを利用して現象を説明する。レポート課題を通じて、授業内容を復習し、出題2日後に解説資料をダウンロードできるようにし、自己添削を行い、修正が必要な場合は清書し、一連のレポートを翌週の火曜日に提出する。なお、レポートは授業内容の要点をA4版レポート1枚にまとめ、かつ授業内容に関連した課題を出題する。 |
履修条件 | 単位修得有無には制限はないが、水理学Ⅰ・Ⅱを履修した学生を対象とする。 |
授業計画
第1回 | 第1回は,河川環境工学で学ぶポイントおよび河川地形について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
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第2回 | 第2回は,土砂の生産と移動,河床形態,河床変動の特徴およびその現状課題について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第3回 | 第3回は,第1回から第2回までの講義内容を総括し,全体構成を学ぶ.Classroomから総括資料をダウンロードし,復習する(120分).また,総括レポートを作成し提出する(120分). |
第4回 | 第4回は,河川構造物の機能とその特徴について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第5回 | 第5回は,河川堤防の機能および課題について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第6回 | 第6回は,河川法,河川計画について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第7回 | 第7回は,第4回から第6回までの講義内容を総括し,全体構成を学ぶ.Classroomから総括資料をダウンロードし,復習する(120分).また,総括レポートを作成し提出する(120分). |
第8回 | 第8回は,水文調査・解析について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第9回 | 第9回は,水文流出解析について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第10回 | 第10回は,第8回から第9回までの講義内容を総括し,全体構成を学ぶ.Classroomから総括資料をダウンロードし,復習する(120分).また,総括レポートを作成し提出する(120分). |
第11回 | 第11回は,非定常流の取扱い,河道の水理について学ぶ. 洪水流の伝播速度およびKleitz Seddonの法則を学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第12回 | 第12回は,洪水時における流量・流速・水深・水面勾配のピーク順序を学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第13回 | 第13回は,洪水時の貯水池における減勢効果について学ぶ.理想段波について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第14回 | 第14回は,津波の特性,グリーンの法則について学ぶ. Classroomから事前資料をダウンロードし,予習する(120分).また,レポート課題を出題し,解説参考資料に基づき添削し,修正する.一連のレポートを提出する(120分). |
第15回 | 第1回から第14回までの授業項目から1項目を選択し、プレゼンをしてもらう。プレゼンは抽選で決める。 |
その他
教科書 |
椎葉充晴、立川康人、市川 温 『例題に学ぶ水文学』 森北出版株式会社 2010年 第1版
大津岩夫・安田陽一編著 『水理学』 理工図書 2013年 第4版
関根正人 『移動床流れの水理学』 共立出版 2005年 第1版
教科書として列記しているが、ご自身の状況に応じて学びやすいものを見つけ、自主的に調べる。
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参考書 |
講義に必要な資料を適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
• 課題出題後4日以内に自らレポート作成し,その後にダウンロードして得られる解説資料に基づきレポートを自ら添削し,何が間違っているのか,何をもって正解と判断したのかをコメントを追記し,修正したもの(または清書したもの)を加えて一連のレポートが提出されていない限り減点することにしている. • 授業内容区分ごとに総括する時間帯1コマを設け,総合的な復習を行うことによって,出題した課題を全て,問題文,解説文を整理してレポートで整理し提出する仕組みにしている.提出内容が要件に合わないようであれば減点対象になる. • 時間割で設定された授業時間帯のみ,板書する授業内容を記載した教員のメモを授業配布資料として,Classroomからダウンロードできるようにし,出席確認をしている.確認が取れない場合,減点対象となる. |
質問への対応 | メールもしくは、メールによってアポをとる。表題には必ず<河川環境工学の件>と記載すること。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワースコラ棟環境水理研究室S1011号室 yasuda.youichi@nihon-u.ac.jp 03-3259-0409 |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 16:40 ~ 18:10 S1011号室
金曜 駿河台 15:00 ~ 18:00 S1011号室
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学生への メッセージ |
土木工学科で河川工学を学ばずに卒業することは社会的には土木技術の主力を捨てたことになる。河川とその環境に対する正しい認識と知識を身につけてもらい。また、さまざまな実践的な課題に取り組める技術者になることを望む。 |