2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造力学及び演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 小林・小田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 金曜2・3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A52P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目は土木工学科の専門科目として設置されているものである。線材の力学の最後の授業として、不静定構造の各種解法や、これまで触れられなかった重要な話題について学習し、総合的な知識を習得し、土木構造物の設計等にあたって必要な常識を有する技術者を育てることを目的としている。 なお、本科目を理解することにより、高度なマトリックス構造解析などに進むことが出来る。 本授業科目はDP1・3・4・5及びCP1・3・4・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業 主として、教科書、配布資料等に基づいて、基礎的な原理、理論、応用等について説明する。また、課題を出す。 |
履修条件 | 応用力学I・応用力学II・材料力学を履修していることが望まれる。 |
授業計画
第1回 | 授業目標、授業の進め方等の説明と低次の不静定構造物の解法についての復習を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】静定構造物の解法について, 材料力学で学んだ内容に基づいて予習しておくこと。(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること(150分) |
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第2回 | モールの定理:梁のモーメントとたわみ曲線、モールの定理について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】応用力学I・IIの教科書等により、微分方程式に基づく梁のモーメント及びたわみの算出方法について予習しておくこと。(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第3回 | 三連モーメントの定理(その1):三連モーメントの定理について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第3章(3.1〜3.2.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第4回 | 三連モーメントの定理(その2):三連モーメントの定理における様々な境界条件の取り扱いについて講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第3章(3.2.3〜3.2.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第5回 | 三連モーメントの定理(その3):三連モーメントの定理による不静定梁の影響線について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第3章(3.3.1〜3.3.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第6回 | カイネマチック法:カイネマチック法による不静定梁の影響線について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第3章(3.3.4〜3.3.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第7回 | 第1回から第6回の講義内容のまとめ及び理解度を測るため中間試験 【事前学習】第1回〜第6回の範囲の内容をあらかじめ復習しておくこと(220分) 【事後学習】出題された問題以外の内容を復習しておくこと。(80分) |
第8回 | 不静定トラスの解法(その1):不静定トラスの解法について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第2章(2.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第9回 | 不静定トラスの解法(その2):不静定トラスの影響線について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第2章(2.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第10回 | 不静定トラスの解法(その3):不静定トラスの影響線について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】第9回の講義を踏まえ、再度教科書第2章(2.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第11回 | 不静定ラーメンの解法(その1):応力法による不静定ラーメンの解法について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第4章(4.1〜4.4)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第12回 | 不静定ラーメンの解法(その2):変形法の概要と剛性係数について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第4章(4.5.1〜4.5.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第13回 | 不静定ラーメンの解法(その3):変形法における拘束反力と弾性方程式について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第4章(4.5.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第14回 | 不静定アーチの解法:不静定アーチの解法について講義を行い、その内容について演習を行う。 【事前学習】教科書第5章(5.1〜5.3.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと(150分) 【事後学習】講義内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。(150分) |
第15回 | 第1回から第14回の講義内容のまとめ及び理解度を測るため平常試験 【事前学習】構造力学及び演習で学んだ内容全般について復習を行うこと。(220分) 【事後学習】出題された問題以外の内容を復習しておくこと。(80分) |
その他
教科書 |
秋山成興、野村卓史、宮森建樹、星埜正明、塩尻弘雄、花田和史、鈴村順一 『不静定構造の力学』 理工図書 2002年 第2版
高度な内容が平易に書かれている。ページ数の制限から、静定の部分はごく簡単に書かれているので、その部分は授業時補足する。
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参考書 |
特に指定しない。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中に課されたレポート、中間試験及び平常試験の内容に基づき、総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義中、もしくは、オフィスアワーに研究室で受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
小林:kobayashi.yoshikazu@nihon-u.ac.jp 小田:oda.kenichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 小林:タワー・スコラ S1104号室
水曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 小田:タワー・スコラ S1123号室
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学生への メッセージ |
暗記は最小限にして、基本的な考え方を理解する様にし、課題をしっかりやれば力がつきます。 |