2023年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 土木工学キャリアデザイン | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 梅村・大沢 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A65M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木技術者としての各自のキャリアについて考える機会とし,主体的行動力・判断力などの人間力の涵養を目標とする. 構造工学研究室では,輪講や演習を通じて複合構造物に関する基礎知識(以下)の修得を目指す. ・コンクリート複合構造物の基礎的挙動と材料特性 ・弾塑性解析と有限要素法の基礎 ・非線形有限要素プログラムの活用法 実験見学などを通じ,実現象に対する理解を深める. この科目はDP1・2・3・4・5・6・7・8及びCP1・2・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
輪講,講義,演習による. |
履修条件 | 力学系科目全般,材料力学,構造実験,コンクリート工学,コンクリート構造設計を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ガイダンス,複合構造材料の力学的特性,モデル化,コンクリート構造部材の力学的挙動 【事前学習】身の回りの複合構造物について調べる(30分) 【事後学習】材料の力学的特性と部材の力学的挙動について整理する(30分) |
---|---|
第2回 | コンクリート部材の曲げ耐力に関する講義と演習1 【事前学習】断面力の算定方法,縁応力の算出方法を復習(30分) 【事後学習】部材の曲げ耐力を算定する(30分) |
第3回 | コンクリート部材の曲げ耐力に関する講義と演習2 【事前学習】終局耐力の算出方法を復習(30分) 【事後学習】部材の曲げ耐力を算定する(30分) |
第4回 | コンクリート部材のせん断耐力に関する講義と演習1 【事前学習】材料力学を復習(30分) 【事後学習】トラス理論について整理する(30分) |
第5回 | コンクリート部材のせん断耐力に関する講義と演習2 【事前学習】せん断抵抗機構について復習(30分) 【事後学習】部材のせん断耐力を算定する(30分) |
第6回 | 任意の部材における耐力算定演習 【事前学習】曲げ耐力算定手法およびせん断耐力算定手法の復習(30分) 【事後学習】与条件下における任意の部材を設計する(30分) |
第7回 | 有限要素法に関する講義と演習1 【事前学習】連続体力学の基礎を復習(30分) 【事後学習】Bマトリクス,Dマトリクスを算出する(30分) |
第8回 | 有限要素法に関する講義と演習2 【事前学習】前回の内容を復習(30分) 【事後学習】剛性方程式を構築する(30分) |
第9回 | 線形有限要素解析を用いた講義と演習 【事前学習】有限要素法を復習(30分) 【事後学習】解析プログラムを用いた応力分布とひずみ分布の算出(30分) |
第10回 | 非線形有限要素解析を用いた講義と演習 【事前学習】材料非線形と幾何非線形について復習(30分) 【事後学習】解析プログラムを用いた応力分布とひずみ分布の算出(30分) |
第11回 | 最新の研究内容に関する輪講1 【事前学習】複合構造に関する最新の研究内容を調べる(30分) 【事後学習】輪講の内容を復習(30分) |
第12回 | 最新の研究内容に関する輪講2 【事前学習】複合構造に関する最新の研究内容を調べる(30分) 【事後学習】輪講の内容を復習(30分) |
第13回 | 最新の研究内容に関する輪講3 【事前学習】複合構造に関する最新の研究内容を調べる(30分) 【事後学習】輪講の内容を復習(30分) |
第14回 | 最新の研究内容に関する輪講4 【事前学習】複合構造に関する最新の研究内容を調べる(30分) 【事後学習】輪講の内容を復習(30分) |
第15回 | 実験の見学(前後する可能性あり) 【事前学習】これまでの内容を復習(30分) 【事後学習】理論との差異を考察(30分) |
その他
教科書 |
適宜紹介する
|
---|---|
参考書 |
適宜紹介する
|
成績評価の方法 及び基準 |
日常の取り組み状況と成果物の内容を合わせて総合的に評価する. |
質問への対応 | 講義中もしくはメールにて受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
email:yamada.yuuta@nihon-u.ac.jp 研究室:駿河台校舎,タワースコラ,S1127 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10
|
学生への メッセージ |
鉄筋コンクリート構造をはじめとする複合構造は社会基盤構造物として幅広く用いられており,その挙動と耐力の予測法を理解することは極めて重要です.真の現象を理解するためには,自ら構築したプロセスを通じて理論と実験の両側面から分析と考察を行う必要があります.得られた知見を知識として蓄積するためには発表を通じて人々に理解してもらう必要があります.これらのプロセスは,研究に限らず,一般的な問題解決能力を養う上で有用です.積極的な行動により一連の流れを体得する意思のある方の履修を望みます. |