2023年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 |
ゼミナール
道路計画を行う能力の養成
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 伊東・小早川 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B23G |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、道路交通問題とその解決策を実践的に習得することです。さらに、それらを通じてデータの分析・とりまとめ・プレゼンテーションなどに関する基礎的能力を学びます。 本科目は、学科の教育・学習目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、E「生涯自己学習能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またD「専門応用学力」、F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」、H「計画的遂行能力」、I「デザイン・総合力」の達成に補足的に関連する科目です。 本授業科目は、DP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
グループワークを通じて、道路交通関係データの集計・分析を行うとともに,それに基づく計画案の作成・討議を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通。 道路交通問題に関心があり、熱意をもって取り組む意思があること。 |
授業計画
第1回 | 自己紹介・ゼミナールガイダンス・研究紹介 |
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第2回 | 1.日本の国土に関する討議 ・書籍の内容についてグループ討議(1) 【事後学習】授業中の討議内容の整理(60分) |
第3回 | 1.日本の国土に関する討議 ・書籍の内容についてグループ討議(2) 【事後学習】授業中の討議内容の整理(60分) |
第4回 | 1.日本の国土に関する討議 ・グループごとの資料とりまとめ(内容の擦り合せと修正) 【事後学習】授業中の討議内容の整理(120分) |
第5回 | 1.日本の国土に関する討議 ・グループ発表と質疑応答 【事後学習】指摘事項の修正(60分) |
第6回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・ガイダンス/建設コンサルタントの紹介 |
第7回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・事故台帳を用いた事故分析(1)各自作業 Google Map(street view)による区間の確認 【事後学習】授業中未確認内容のチェック(60分) |
第8回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・事故台帳を用いた事故分析(2)各自作業 交通事故とその特徴の整理 【事後学習】授業中未整理内容の集計・とりまとめ(120分) |
第9回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・事故台帳を用いた事故分析(3)グループ討議 事故の特徴について確認とカルテの作成 【事後学習】授業中未整理内容のとりまとめ(120分) |
第10回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・事故台帳を用いた事故分析(4)グループ発表 事故の特徴についてグループ発表 事故原因と対策に関するガイダンス 【事後学習】原因考察のとりまとめ(60分) |
第11回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・事故原因と対策案 グループ討議 【事後学習】グループ討議結果の整理(60分) |
第12回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・プレゼン資料の作成 グループ討議 【事後学習】授業中未整理内容のとりまとめ(120分) |
第13回 | 2.交通事故対策に関するフィールドスタディ ・グループ発表と質疑応答 【事後学習】指摘事項の修正(60分) |
第14回 | 3.交通インフラに関する最新動向 ・道路行政施策に関する最新動向(1) |
第15回 | 3.交通インフラに関する最新動向 ・道路行政施策に関する最新動向(2) |
第16回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・フィールド調査の実施 |
第17回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディを行う. ・車頭時間の読取り方法の解説と読取り 【事後学習】ビデオデータの読取り(120分) |
第18回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・車頭時間の読取り 【事後学習】車頭時間の読取り終了(120分) |
第19回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・車頭時間のグラフ作成と飽和交通流率の集計 【事後学習】飽和交通流率に関する考察(60分) |
第20回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・方向別交通量の読取り 【事後学習】方向別交通量の読取り完了(120分) |
第21回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・交差点需要率の計算方法の説明と方向交通量の整理 【事後学習】授業中未整理内容のとりまとめ(60分) |
第22回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・交差点需要率の計算 【事後学習】授業中未整理内容のとりまとめとプレゼン資料の作成(120分) |
第23回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・現状の交差点処理状況に関するグループ発表と質疑 【事後学習】質疑内容を踏まえた資料の再整理(60分) |
第24回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・最適サイクル長とスプリットの計算方法の説明 【事後学習】最適サイクル長とスプリットの計算方法の復習(60分) |
第25回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・最適サイクル長とスプリットの計算 【事後学習】未整理内容のとりまとめ(60分) |
第26回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・フィールドスタディの全体とりまとめ 【事後学習】未整理内容のとりまとめ(60分) |
第27回 | 4.交通計画に関するフィールドスタディ ・グループ発表と質疑 【事後学習】指摘事項の修正(60分) |
第28回 | 5.道路の建設・管理技術に関する最新動向 |
第29回 | 6.ガクチカの演習 |
第30回 | 5.全体総括 ・全体総括 |
その他
教科書 |
用いない。適宜、参考資料を紹介する。
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参考書 |
『国土と日本人』 大石久和 中公新書 2012年
「道路交通技術必携」(交通工学研究会)
「平面交差点の計画と設計」(交通工学研究会)
「道路の交通容量」(日本道路協会)
その他、必要に応じて適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
各自が設定したテーマに基づく自主的な活動(文献整理、調査の準備、調査結果の取り纏め、報告書の作成)の状況によってE「生涯自己学習能力」(40%)の基礎が習得できたかを、指定した課題において本講義で習得した方法をどのように応用したかによってD「専門応用学力」(15%)を習得できたかを、調査・データの分析を通してその課題の特性を検討できたかによってH「計画的遂行能力」(15%)を習得できたかを、発表会における発表態度、内容によってF「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」(15%)、I「デザイン・総合力」(15%)が習得できているかを評価する。なお、80%以上の出席がない場合は、不合格とする。 |
質問への対応 | ゼミの時間内に受け付ける。 オフィスアワー時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
道路マネジメント研究室(7号館745A室) shimokawa.sumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 下川
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学生への メッセージ |
日頃より道路交通問題や時事問題に関心を持ち、意欲をもって取り組める学生を歓迎します。 |