2023年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | プロジェクトマネジメント | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐田・岩坂 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、土木、建築、交通等のインフラ施設整備における建設事業の進め方について基礎的な知識を習得し説明することができることを目標としています。建設事業を遂行する際の仕事の進め方について、計画・調査段階、設計段階、入札・契約段階、施工段階および維持管理段階など、一連のプロセスを勉強し、実務概要を理解することを目指します。 本科目は学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」とG「チームワーク力・実践能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またB「技術者倫理」の達成に補足的に関与する科目です。 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて対面授業を行います。なお、1回目~4回目、12回目~14回目の講義は建設会社で実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、エンジニアリングコースは選択、マネジメントコースは必修。 |
授業計画
第1回 | プロジェクトマネジメントとは ガイダンス/プロジェクトマネジメントの重要性 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
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第2回 | プロジェクトマネジメントの基礎 マネジメントの基礎知識/マネジメント実務における職業倫理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | プロジェクトのマネジメントの概要 建設プロジェクトのサイクルと参画者/建設生産の発注システム 第1回レポート課題出題(第4回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第4回 | 計画・調査段階でのプロジェクトマネジメント 社会ニーズと建設プロジェクトの企画/事業化分析と事業評価/公共事業のマメジメント 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第5回 | 設計段階でのプロジェクトマネジメント コンサルタント業の概要/企画・調査・設計業務/社会変化と業務拡大 【事後学習】コンサル各社HP等で今後必要となる知識や技能を整理すること。(240分) |
第6回 | 入札・契約段階でのプロジェクトマネジメント 建設業の概要/業者の選定(入札方式(コンサル・建設))/合意と約束(契約)/契約図書 第2回レポート課題出題(第7回授業で解説) 【事後学習】入札や契約が多様な理由と各々の長短所を整理すること。(240分) |
第7回 | 土木構造物・建築物等の施工段階でのプロジェクトマネジメント 管理項目(QCDSME)と相反律/Q:品質(統計と規格)/修正と改善(PDCA) 【事後学習】QCDSMEを重要な順に並べその理由を整理すること。(240分) |
第8回 | 土木構造物・建築物等の施工管理の方法 C:原価(見積と予算)/D:工程(具体手法)/SME:要点/ICTとの融合 【事後学習】ICTを活用した進化事例を整理すること。(240分) |
第9回 | 土木構造物・建築物等の施工管理の応用-異業種に学ぶ①- 自動車業界の生産方式の概要と、建設施工管理との比較や応用 第3回レポート課題出題(第11回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | PFI事業におけるコンセッション方式の実例 日本のコンセッション事業の紹介/DX時代におけるプロマネの進化 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | 施工管理の応用-異業種に学ぶ②- 自動車業界の生産方式に関するレポートの紹介・講評・議論と補足 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | 維持管理段階でのプロジェクトマネジメント メンテナンスにおけるマネジメント/アセットマネジメント 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | メンテナンスマネジメントに必要な工学的知識 点検と健全度診断技術/インフラの寿命/劣化予測技術/補修・補強技術 第4回レポート課題出題(第14回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | メンテナンスマネジメントに必要な経済学的知識 予防保全と事後保全/ライフサイクルコスト 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | 平常試験と解説 平常試験と解説を実施する。本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
『プリント使用』
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参考書 |
小林康昭 『建設マネジメント』 山海堂 2005年
中川良隆 『建設マネジメント実務』 山海堂 2002年
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成績評価の方法 及び基準 |
数回の講義ごとに4回のレポート課題により理解度を評価します。また、全体的な知識の理解度を平常試験で評価します。総合評価は平常試験(60%)、4回のレポート課題(40%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。ただし、出席が70%に満たない場合は、原則として平常試験の採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 佐田:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、オフィスアワーに研究室で受け付ける。または、メールで受け付ける。sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp オフィスアワー:火曜日・12時30分~13時00分・水曜日・12時30分~13時00分・船橋校舎7号館7212室 岩坂:授業終了後に教室で質問を受け付ける。 または、メールで受け付ける。iwasakat@jcity.maeda.co.jp |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
建設事業の内容や進め方について、自分で資料を調べて考えて欲しい。 |