2023年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
| 科目名 | 交通事業論 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 轟・篠原・阿部(等) | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3･4 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | B33D |
| クラス | |||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
| その他 | 実務経験のある教員による授業科目 | ||
概要
| 学修到達目標 | 本科目では，交通事業の経営・運営などに関する理論とその実際について学び，交通事業のあり方や実務について専門的見地から議論できるようになることを学習目標とする． 鉄道会社，交通コンサルタント，航空会社での勤務経験をもとに，交通事業の実際や課題などについて授業を行う． 本科目は，学科の学習・教育到達目標A～I（「学生生活のしおり」p.1参照）のうち，D「専門応用力」およびH「計画的遂行能力」の達成に重要な科目です．またG「チームワーク力・実践能力」の達成にも関与する科目です． 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています． |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
原則として対面授業とする．． なお，授業は３～４限連続で行う．具体的な授業日は科目ガイダンスにて提示する． |
| 履修条件 | 専門教育科目 マネジメントコース 必修 エンジニアリングコース 選択 交通計画系群科目「交通システム計画」「交通経済学」「社会基盤計画」「プランナーのための会計学」を受講することが望ましい． |
授業計画
| 第1回 | ＜授業の順序，授業日は変更になる場合がある＞ ガイダンス（轟） 学習目標，授業計画，授業スケジュールなど 交通事業とは 交通事業の特性，交通事業の種類，交通事業の経営，交通事業関連法規など 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
|---|---|
| 第2回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） １．満員電車解消策、ＪＲ北海道問題 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料を熟読し演習課題をまとめ、また教科書を読み進める(第3回と併せて240分) |
| 第3回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） ２．貨物新幹線、鉄道最前線、ベンチャー座 Front Interview 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料を熟読し演習課題をまとめ、また教科書を読み進める(第2回と併せて240分) |
| 第4回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） ３．前回演習課題の解説、鉄道テロ対策、中速新幹線 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料を熟読し演習課題をまとめ、また教科書を読み進める(第5回と併せて240分) |
| 第5回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） ４．沖縄の交通イノベーション、ロボットスーツを活用したスマートモビリティ、沿線革命 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料を熟読し演習課題をまとめ、また教科書を読み進める(第4回と併せて240分) |
| 第6回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） ５．前回演習課題の解説、鉄道イノベーション 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料及び教科書を熟読し演習課題をまとめる(第7回と併せて240分) |
| 第7回 | 交通事業の実際「鉄道」（阿部） ６．東京臨海部の交通、テヘランの交通問題、鉄道再生への道 【事前学習】不要 【事後学習】配布資料及び教科書を熟読し演習課題をまとめる(第6回と併せて240分) |
| 第8回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） １．航空産業の概論 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第9回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） ２．航空産業の最新動向（１） 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第10回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） ３．航空産業の最新動向（２） 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第11回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） ４．航空産業の最新動向（３） 営業戦略の歴史的推移と今後の展開を、航空アライアンスや座席コントロール等の変遷も交えて考察します。 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第12回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） ５．地方創生と航空（１） 国家的課題となっている地方創生に、航空が如何にすれば貢献できるのかについて考察します。航空事業と政治の関わり認可事業としての航空は、政治と密接な関係にある。JAL倒産後のV字回復の中での政治の役割を簡単に解説する。 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第13回 | 交通事業の実際「航空」（篠原） ６．地方創生と航空（２） 国家的課題となっている地方創生に、航空が如何にすれば貢献できるのかについて考察します。航空事業と政治の関わり認可事業としての航空は、政治と密接な関係にある。JAL倒産後のV字回復の中での政治の役割を簡単に解説する。 【事前学習】上記に関する情報をWeb検索してキーワード等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第14回 | 理解度確認試験（篠原・阿部・轟） ・授業内容の理解度を確認するためにの試験を行う（該当箇所は，篠原・轟のみ） 【事前学習】これまでの講義内容等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
| 第15回 | 総括（篠原・阿部・轟） ・これまでのまとめ、レポート課題、理解度確認試験について解説します。 【事前学習】これまでの講義内容等を整理し，理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと(120分) 【事後学習】授業内容のノートを整理し，学生間でお互いに補完しながらノートを充実しておくこと (120分) |
その他
| 教科書 |
阿部 等 『満員電車がなくなる日 改訂版』 戎光祥出版
定価1,296円を1,100円にて販売
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| 参考書 |
土井正幸 ， 坂下 昇 『交通経済学（応用地域経済学シリーズ）』 東洋経済新報社
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| 成績評価の方法 及び基準 |
総合評価は，レポート課題（阿部45％），理解度確認試験（篠原45％，轟10％）の配点とする． GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行う． |
| 質問への対応 | 授業後などに対応 |
| 研究室又は 連絡先 |
CST-VOICE |
| オフィスアワー |
水曜 船橋 16:30 ～ 17:00
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| 学生への メッセージ |
エンジニアコース学生（３，４年生）の選択受講を推奨する 阿部講師より：小池都知事の公約「満員電車ゼロ」は、2009年出版『満員電車がなくなる日』が元ネタで、授業ではその改訂版を教科書とします。６コマの中で、「満員電車ゼロ」を交通事業の視点で見る他、鉄道に関する交通事業のアイデアを多数示します。鉄道をビジネスとして見ると膨大な伸びしろがあることに気付いてもらえるはずです。試験日の解説では、交通技術者として巣立つ皆さんが社会で大きく活躍するチャンスを生み出し得る交通政策基本法と基本計画について解説します。 |