2023年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 空間情報工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐田・江守 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B52B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通計画及び施設建設における測定技術について応用的な知識を習得し説明することができることを目標とします。空間情報を記述、活用するためのデータの収集・計測・処理方法を理解し、先端的な空間計測技術(デジタル写真測量、GNSS、リモートセンシング)及びGIS、数値地形モデルなどの空間データの表現方法について概要の習得を目指します。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、C「専門基礎学力」の達成に補足的に関与する科目です。 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義はパワーポイントを用いて対面授業を行います。なお、1回目、5回目から10回目、12回目から15回目の講義は、測量士として企業で実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置いて講義します。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、必修。 |
授業計画
第1回 | 空間情報工学の基本事項/空間データの計測方法及び数値処理 空間情報工学の概要と役割/三次元空間データの取得方法/各種の座標変換 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
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第2回 | GISの基礎知識(1) 地理空間データ/ベクトルデータ、ラスターデータの特徴 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | GISの基礎知識(2) ベクトルデータの位相構造/GISによる空間分析/数値地図 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第4回 | GISのデータ処理 QGISによる演習/データの検索と抽出 第1回レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第5回 | 写真測量の基礎知識(1) 写真測量の原理/共線条件/単写真測量 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第6回 | 写真測量の基礎知識(2) ステレオ写真測量/カメラ座標系/カメラの傾きの表現 第1回小テスト 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第7回 | 写真測量の基礎知識(3) 相互標定/絶対標定/ステレオマッチング 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第8回 | リモートセンシングの基礎知識 リモートセンシングの原理/リモートセンシングのデータ処理の概要 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第9回 | リモートセンシングのデータ処理(1) 画像処理/幾何補正/データの分類 第2回小テスト 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | リモートセンシングのデータ処理(2) 画像処理の実際 第2回レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | GNSSの基礎知識 GNSSの測位原理/測位手法/世界測地系/D-GNSS 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | GNSSの応用 時系/搬送波位相測位の原理/RTK-GNSS/応用例 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | 数値地形モデル(1) 数値標高モデル/内挿方法/地形情報の抽出 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | 数値地形モデル(2) 数値地形モデルの応用例 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | 平常試験と解説 平常試験/解説 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
近津博文、鹿田正昭、佐田達典、熊谷樹一郎、國井洋一、大伴真吾 『改訂版 空間情報工学概論 -実習ソフト・データ付き-』 日本測量協会 2020年 第1版
空間情報工学が対象とする技術、理論、手法について簡潔に記述してある。GIS、リモートセンシングの演習で使用するデータ/ソフトウエア等のCDが付いている。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験と2回の小テスト、2回のレポート課題により理解度を評価します。総合評価は平常試験(70%)、小テスト2回(15%)、レポート課題2回(15%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。ただし、出席率が70%に満たない場合は、原則として採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 授業中及び授業後(当日)または研究室で対応します。 またはメールで対応します。 佐田:sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp 江守:emori.hisashi@nihon-u.ac.jp オフィスアワー:火曜日・12時30分~13時00分・水曜日・12時30分~13時00分・船橋校舎7号館7212室 |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 佐田
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 佐田
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10 江守
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学生への メッセージ |
空間情報工学は従来測量学で扱ってきた技術の中で、近年の大きな技術革新により生まれたデジタル技術を対象としている。本科目では、その中心となるリモートセンシング(RS)、地理情報システム(GIS)、全地球測位システム(GNSS)、デジタル写真解析について授業する。技術の概要・基本原理を説明できる力を付けて欲しい。 |