2023年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築設備Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 井口 雅登 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C31M C51P |
クラス | 1組、2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 建築設備のなかでも空気調和設備を中心の講義を行う。基本的な仕組みを理解した上で、実例を通して空気調和設備の理解を深め、簡単な計算・設計ができることが目標。設備計画・設計や施工監理の実務経験を生かして、実例を示しながら、空調設備を理解する上で重要なポイントを解説する。 ●本授業科目はDP1・3・5・6及びCP1・3・5・6に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態:対面授業 講義形式(パワーポイントを使用しながら講義を行う) 建築設備の中でも、居住空間の快適性や省エネルギーと密接に関わる空調設備について、建築の中での役割やシステム構成、計画・設計手法について講義を行う。設備計画・設計や施工監理の実務経験を活かして、実例を示しながら、空調設備を理解する上で重要なポイントを解説する。 |
履修条件 | 建築環境工学に関する基礎知識 |
授業計画
第1回 | <授業の進め方・空調設備とは> 教員の自己紹介、教科書・参考書の紹介、空調設備とは 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
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第2回 | <空調設備の役割としくみ> 建築における空調設備の役割とは、空調設備のしくみ、ヒートポンプ 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第3回 | <温熱・空気環境> 温熱環境(快適性、湿り空気線図)、空気環境 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第4回 | <湿り空気線図と熱負荷> 湿り空気線図と熱負荷に関する演習 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第5回 | <熱源方式> 熱源の種類と方式(冷凍機、ボイラー、パッケージエアコン) 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第6回 | <空調方式> 空調の種類と方式(CAV、VAV、ペリメータ、インテリア) 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第7回 | <空気と水の搬送> 送風ファン、ポンプ 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第8回 | <ダクト、吹出口> 圧力損失や送風ファンに関する演習 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第9回 | <換気・排煙方式> 換気方式(機械換気、自然換気)と排煙方式(機械排煙) 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第10回 | <住宅の空調> エアコン、暖房機器、全館空調システム 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第11回 | <省エネルギー> 断熱強化、日射遮蔽、自然エネルギー利用、エネルギーの有効利用 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第12回 | <1次エネルギー> 省エネルギー、1次エネルギー計算に関する演習 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第13回 | <建築計画との関わり> 建築計画との協調、LCC・LCCO2、配置・スペース 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第14回 | <総まとめ> 空調計画と実例、空調設備の全体像 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】講義内容で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
第15回 | <理解度確認試験> 理解度確認テスト及びその解説 【事前学習】講義範囲のテキストや各種資料を読んでおく。(120分) 【事後学習】理解度確認試験で理解が不十分の箇所を復習しておく。(120分) |
その他
教科書 |
建築設備学教科書研究会 『建築設備教科書(新訂第2版)』 彰国社 2009年 第2版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業の一環として実施する課題・レポート、および理解度確認期間に実施する試験により評価する。 |
質問への対応 | 教室、授業内で対応する他、研究室で受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ S922 iguchi.masato@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 教室・研究室(タワースコラS922)
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学生への メッセージ |
建築設備は、建物や室内の表面からその全貌をみることが難しいため、普段は気に留めることが少ないと思いますが、空気調和、給排水衛生、電源、防災など重要な役割を担っています。一方で、建築設備を建築に組み込むためには、様々な工夫がされており、建築設備と建築との関わりは、大変奥深いです。特に空調設備は、建築設備のなかでも快適性や省エネルギーに関わる重要な分野であるため、是非、理解を深めてもらいたいと思います。 |