2023年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築環境工学 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 羽入 敏樹 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D21B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 建築を計画し、設計する際に、最も重要なことは、建築室内外の環境の物理的現象を正確に捉えることである。本講義では,建築伝熱(熱伝導,熱貫流)、湿気・結露,換気,建築音響について勉学する.これによって,学生は建築伝熱、湿気・結露,換気,建築音響の概略を説明することが出来る。 本授業科目はDP1・2・3及びCP1・2・3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」教科書と授業動画によって講義を進める。知識を確実にするため演習を実施する。 |
履修条件 | 必修科目 受講する上で必要な予備知識 ・指数対数 ・物理、化学におけるSI基本単位 |
授業計画
第1回 | ガイダンス(建築環境工学とは,建築環境工学の範囲,建築環境工学と建築計画,建築と自然環境について概説する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)学習内容のノートの整理(45分) |
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第2回 | 建築と自然環境(建築と自然環境について学ぶ) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)学習内容のノートの整理(45分) |
第3回 | 建築伝熱(熱伝導と熱伝達(熱伝導による熱移動,対流による熱移動,輻射による熱移動)に関して勉学する. (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)演習の計算を再度行う(45分) |
第4回 | 建築伝熱(熱貫流について,熱貫流率と熱貫流抵抗についても勉学する,さらに,多様な部材を取り扱うために,多層の熱の移動の取り扱い方を勉学する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)演習の計算を再度行う(45分) |
第5回 | 建築伝熱(熱伝導と熱伝達の基本,熱貫流について復習する.さらに,中空層の状態について理解する意とともに,熱の移動の取り扱い方を勉学する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)演習の計算を再度行う(45分) |
第6回 | 建築伝熱の総復習(熱の移動における,熱伝導,熱伝達,熱貫流をよく理解する) (予習)第5回までの内容を理解して演習問題を解いておく(3時間) (復習)建築伝熱の内容(特にできなかった箇所)を確認(1時間) |
第7回 | 換気と通風(換気の目的,必要換気量について勉学する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)換気について再度理解する(45分) |
第8回 | 換気と通風(換気の方式から,風力換気について,その計算についても勉学する.重力換気も理解する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)換気の方式,計算方法について再度理解する(45分) |
第9回 | 湿気・結露(湿り空気について概説する.結露に関連する露点温度を空気線図を用いて求める) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)空気線図の書き方を理解する(45分) |
第10回 | 湿気・結露(結露とその防止について勉学する.露点温度は湿り空気線図から求め,室内外温度を計算で求めることによって,結露するかどうか判定する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)結露について再度理解する(45分) |
第11回 | 中間課題(建築における換気・通風・湿気・結露をよく理解する.その為,中間テストを実施して理解度を確認する) (予習)第7回から第10回までの内容を理解して演習問題を解いておく(3時間) (復習)換気と通風の内容(特にできなかった箇所)を確認(1時間) |
第12回 | 建築音響(音の基本について学ぶ.音波の性質、デシベル尺度、距離減衰について理解する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)音波の性質、デシベル尺度、距離減衰を理解する(45分) |
第13回 | 建築音響(室内音響について学ぶ.平均吸音率、音圧レベル、残響時間について理解する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)平均吸音率、音圧レベル、残響時間の計算法を理解する(45分) |
第14回 | 建築音響(遮音について学ぶ.音響透過損失、騒音の評価、床衝撃音について理解する) (予習)教科書の学習する範囲の内容を読んでおく(45分) (復習)音響透過損失、騒音の評価、床衝撃音を理解する(45分) |
第15回 | 理解度確認テストとその解説(この授業を通じて学んできたことの理解度を確認する) (予習)これまでの授業内容を総復習するしておく(2時間) (復習)これまでの授業内容で理解の浅いと思われる事項を確認する(1時間) |
その他
教科書 |
田中俊六ほか 『最新 建築環境工学』 井上書院 2014年 第改訂4版
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参考書 |
『一、二級建築士試験問題集』
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成績評価の方法 及び基準 |
平常点(演習課題:30%)+中間課題および理解度確認テスト(70%) |
質問への対応 | メールにて受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
羽入研究室 9号館2階923D室 hanyu.toshiki@nihon-u.ac.jp 047-469-5263 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
授業は電卓を使用します。予習・復習を忘れずに。 |